雪の北丈競山

たかぼー

2021年02月15日 12:49

YAMAP友達のよっしーさんとロングラン約束の前日。

予定通り走りますか?それとも雪山行きますか?

雪山で!

個人的には取立山に行きたかったんだけど、よっしーさんが翌日に行く予定だというので却下。

丈競山でも良いかな、と思ったものの距離が長い。
よっしーさん、まだ雪山始めたばかりのようなのでそこはやめて、日野山か鉢伏山にしますか?と提案するが、丈競山が良いというので、少しルート短縮して北丈競山を目指す事に。

時間掛かるだろうけど、途中撤退も視野に入れていきましょう。
と言っても自分も冬の丈競山は初めて。

ちょっと調べるとみんな夏道で行ってるみたい。。。

あそこ直登するの?

夏に行ったことあるから、九十九折なら登れるだけで、あそこ直登はちょっと考えられん。

ちょっと斜度概算で出すと


大体120mで100mアップ。
約40度。
絶対行かん方がいいやろ。。。
(伊吹山頂上直下で35度。銀杏峰前山直下で25〜30度)

という事で、北西にある尾根の始まりから進む事を考える。
YAMAPでは記録がなかったので、ヤマレコのヒートマップを調べると・・・記録なし。
マジか!

まー、現場で考えよーっと。
(タイミング良く、数日前に登ったようようさんのレポで登り口らしきものがある事も知る)

8時半集合。
龍ヶ鼻ダムの管理事務所で通行止めなので、そこから歩き出し、登山口を目指す。
北西の尾根の取り付きを探しながら。

よっしーさんがいるので、出来るだけ無理のないルートで進みたい。
夏山ルートはちょっと怖いので、誰も通ってないみたいだけど、絶対にこの尾根の方が難易度が低いと信じて取り付きを探す。

しばらく進むとあったあった。
登山口ってめっちゃ書いたるやん。

ここから登るよー

誰も登った跡ないけど・・・ボソッ



結論から言うと、ここから登り、帰りは夏道で下りた。
若干のヤブだったのと、夏道ルートも行ってみたい欲が勝ってしまった。。。
よっしーさん居たのに、これはあかんかったと反省する羽目に。


最初はツボ足で、尾根上に出たらスノーシューに履き替え。

杉林でいい感じ〜


これならいいんちゃう?と思ったものの、標高350m超えた辺りからヤブちっくに。


個人的にはこれくらいの藪は藪に入らないけど、よっしーさん一応女子なんで気を使う。


相当苦戦してるけど、後から怒られるな、これ・・・( ̄▽ ̄;)

多少のヤブと格闘後、左手にはなかなかの山容。
火燈山と小倉谷山だね。(見えないけど、その奥に富士写ヶ岳がある)


振り返れば坂井市の方です。


多少のヤブを越えたら、痩せ尾根もありまして、この辺りで帰りは夏道にしようかなーと考え始めてました。


こんな場所に雪山初心者だというよっしーさん連れてきて良かったんだろうかと・・・(・・;)

前日に雪降ってるので、上15cmは新雪。
下はシャーベットのザレザレの2層構造で、歩き難いったりゃありゃしない。
とにかく上滑りする雪質。

それでもよっしーさん、ガッツあるのでようやく良い場所まで到達。




もうすぐ夏道と合流ですよ。

標高は500mほど。
火燈山と小倉谷山が見事。


行ってみたい山にエントリーされました!

そしてようやく夏ルート(一般ルート)に合流。


ここで少し休憩。

時間が少し厳しそうです。

でもここからが楽しい場所です。


雪質もサラサラに変わってきました。


ヤブから抜けて、ようやく笑顔も。
良かった、単純で(≧∇≦)

でも本当にいい感じ。








でもでも、思った以上に時間も掛かっていて、想定タイムもヤバくなってきました。

冬山で無理はしたくないので、標高700m程の場所で帰ることも提案します。
見晴らしも十分良いですし、ここらで引き返しましょうか?


・・・まだ行くようです。

では13時まで進んで、その時間をリミットにしましょう。
13時になったら引き返します。

あと1時間だけ進みましょう。

もう北丈競山には間に合わないと思ってました。


手前が北丈競山で奥が南丈競山です。

1時間であそこまでは・・・行けないだろうなぁ。

難度高いところは抜けたので、よっしーさんを少し引っ張ります。




おお、さすが。
着実に高度を稼いで登ってきます。

あれ?

これ行けちゃうかも。

行けちゃうね。

残り15分。

ビクトリーロード。
お先にどうぞ。




見事、13時の数分前に到着。

やるぜ、よっしーさん。

それ、走れ!


南丈競山はまた今度。


今日はここまでこれただけで十分。

よっしーさんにカメラ渡して、撮って〜!



・・・


・・・



・・・




撮ったらOKって言ってよ!
寒いわ!(//∇//)



ギャハハハ〜

天気も崩れて来たので帰りましょ〜
越前甲方面かなー


のっぺりとした北丈競山から富士写ヶ岳方面。


この日はまったく誰も歩いてなかったので、帰りも自分たちの足跡だけ〜






そして夏山ルートとの分岐。

夏山ルートに行ったのが間違い。
思ってた通りスッゲー斜度。

下が見えまへんでー


みんな、こんな場所よー降りるわー

でもここまで来たら下りないと仕方なし。
等高線見ても逃げ道なし。

えー!
ここ下りるのー
違う場所ないのー


(ここまで来たら)どこ下りても同じですって。

自分だけなら問題ないんだけど、こっちに来たのを後悔。
ピストンにすれば良かった。。。

よっしーさんが歩きやすい場所を探しながら、少しでも良い場所を探してルート選択。

しばらくして大丈夫かなー?と上を見上げると・・・

(よっしーさん)全然進んでないやん!!

完全に、自分を先に行かせて安全確認してから来る気やん・・・さすがだ・・・

こんな場所、女子(一応)連れて下りたらあかんで・・・と思いながら慎重に下る。

ヤバそうな場所は避けてトラバース。


先行者の足跡はないので難易度高し。

こんな場所下りて大失敗〜


こりゃ、よっしーさんキレるぞ〜

と思ったら、ギャハハ〜って・・・


笑てはるわ・・・

よかった、頭イっちゃてる人で(*≧∀≦*)

どうなるかと思ったけど、めっちゃ楽しかったわー!

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