兄妹

きずみんが雲梯から落ちて全身麻酔での手術。
全身麻酔のリスクを知った長男坊はきずみんを病院に残して帰る車中で、ひっそりシクシク泣き出し、次男坊は病院で顔をしかめて痛がるきずみんに、自分用に残しておいたおやつのメントスグレープをポケットから取り出して、優しくまた自然に口に入れてあげる。

きずみんは退院した翌日にTVを見てくつろいでいた父が何気なく言った「アーモンド食べよっかな」の言葉を聞き、高い菓子棚からアーモンドを出そうと1人で椅子を2つ繋げて取ろうとして椅子から落下。
椅子に骨折した腕をぶつけ泣く。

何でそんなところから落ちたのか分かっていない父は、余りのどんくささにため息が出るが、理由を聞いてたまらなく愛おしく。

今日は長男坊が前にきずみんのランドセル、後ろに自分のランドセルを背負って登校して行きました。
きずみんは嬉しそうにそのお兄ちゃんについて出かけて行きました。

知らぬ間に彼らはちゃんと育ってます。
兄妹っていいなぁと感じたきずみんの骨折です。

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