次男坊(小学2年生)との親子2人旅。
北アルプスへ1泊2日のテント泊。
7/23
サッカーの試合が終わってから、仮眠をとって自宅を23時に出発。
今回の次男坊、去年の兄貴みたく不安で泣いたりしない。
ひたすら車の中で爆睡
次男坊に繊細さは微塵もない。
7/24
03:30頃に三股の駐車場に到着。
今回のコースは迷った挙句、三股駐車場→蝶ヶ岳→常念岳→三股駐車場に決定。
去年の
長男坊との笠ヶ岳とあまり標高が違わなさそうなところをチョイス。
子供だから妙に標高にこだわるから。
俺の方が高いしー!とかね
槍ヶ岳~穂高岳の稜線を兄貴は西側(笠ヶ岳)から見たので、今回は東から見るコース。
天気もまずまず問題なさそう。
05時過ぎに駐車場出発。
次男坊のザックにはしっかりと荷物が詰め込まれてる。
去年の兄貴は帰ってくる時には空っぽのペッチャンコザックになってた。
さてさて、今年はどうなるのかな?と不安にスタート
薄明るくなった樹林帯をスタート。写真ブレる。
特に問題もなくひたすら歩く。
06:50 まめうち平に到着。
08:00 散々歩いた樹林帯の隙間からチラッと見えた常念岳。
この時点では「
明日あの山登るんだぞー」と次男坊に伝えてた。
右側の稜線から常念岳(2857m)のピークに立ち、左側のピークから前常念岳(2662m)側に降りる。
蝶ヶ岳(2677m)に近くなってきたものの、次男坊は泣き言ひとつ言わない。
だから面白いことも書けない。ただひたすら上を目指して黙々歩いてた。
そして逆にこの辺りでなんだか父親の左足に違和感が…
きた…恐れていたモノがきた…
先週の白馬岳では右膝だったのに、なんで今日は左膝???
サポーター、右膝に付けてたのにー
蝶ヶ岳直前の分岐点。左に行けば大滝山だ。
09:00 蝶ヶ岳ヒュッテに到着。
稜線に出たとたんに広がる槍~穂高の稜線ばーん!
とても入りきらなかったので、3枚の写真を合成。
前穂~奥穂~涸沢岳~北穂~大キレット~南岳~槍。
去年歩いた稜線だ。
そして今から歩く稜線の先には常念岳。
駐車場から5時間半のコースタイムのところ、小学2年生がそこそこ重さがあるザックを担いで4時間なんで頑張った方やな。
ただ一番偉かったのは何の泣き言も言わんかった事だな。立派。
前回の兄貴の
逆武勇伝を聞いてるだけに、泣き言は言わん!と決めていたんだろな。
蝶ヶ岳ヒュッテに着いたときに「
あー足痛かった。もう着いたから言ってもいいでしょ」と言っていたのが印象的。我慢してたんだ。
稜線に出たとたんものすごい風。
今日はここにテント張ろうかとも考えてたけど、これはちょっと厳しいかも。
時間まだタップリあるし、次男坊が頑張れそうならこのまま稜線を歩いて常念小屋に行こうかと考え始める。コースタイムは5時間以上。休憩を取って歩き出したら大人でも到着は15時過ぎだ。
小学2年生に歩けるだろうか?
キツイのを表に出さず頑張ってここまで来た次男坊に、果たしてあと5時間以上歩く体力があるのだろうか…途中でグズられたりでもしても小屋はなく、最悪ビバークになる可能性もある。
色々なことを考える。
次男坊に聞くととりあえず
腹減ったというので、簡単にお湯を沸かしてカップラーメンを食す。
腹が満たされたところで聞いてみる。
まだ動けるか?常念岳まで行ってしまおうか?
うん。行こう。
キツイのは間違いないはずだけど、頑張れるという次男坊。
しっかり休憩もとったので、そうと決まったら出発だ。
10時過ぎ。蝶ヶ岳から常念岳までの稜線を歩き始める。
大キレットの前で。この辺はまだまだ元気。
これからは稜線歩きだから、とちょっと舐めてた父。
歩きだしてしばらくして
これはキツイぞ…と思い始める。
こんなに下るんですか!?と心の中で思う父。
次男坊がいる手前、決して口に出しては言えない
この頃にはすでに膝痛が再発しており、下りは激痛が走りだしてた。
写真の見た目以上に登り返しが激しい。
下りは嫌ー
せっかく森林限界以上の稜線まで出たのに、あっという間にこんな場所まで下りてしまう。
2時間半以上歩いてようやく常念岳が見上げられる場所まで来る。
目標が見えてるのはありがたい。
ただここからが長かった。
ここからはひたすら登りの岩稜になる。
小学2年生にとっては一つひとつの岩が大きく、結構苦労してたみたい。
後から聞くとやはり
岩のところは嫌やったと言っていたのでキツかったんだろうな。
ここまで泣き言は一度くらいチョロっと言った程度。
岩が大きくて
こんなん無理やー!と叫んでたくらいかな。
いや、大人でもこのコースは泣き言言うよ。
それを小さな体でここまで来たんだから大したもんだよ。
それにもう途中から次男坊の心配より自分の膝の心配ばかりしてた。
あかん、明日歩けんかもしれん…と
14:30 岩をひたすら登ってとうとう常念岳に到着。
この時間ではすでにガスが発生し始めており眺望は無し。
でもいいさ、明日の朝もう一度登るからね。
今日のテン泊地の常念小屋はここから400m程下ったところにある。
もう後は下りるだけだ。
と、いつもなら思うところだけど、今日は
ここからの400mが地獄になるぞ…と予感はしてた。膝ね、膝。もうこの時点ではエライ事になっておりまして…
もうね、すぐそこに常念小屋が見えるんだ。
でもそれは遥か下界にあって、一歩一歩下るごとに激痛が走る状態。
見えてるのに全然着かない。全然近付いてる気がしない。
常念頂上から小屋までのコースタイムは40分。
これまでコースタイムを上回るペースで来てたんだけど、ここでは1時間30分ほどかけて下りてきた。その1時間半は、そりゃ本当に永遠に感じられるくらい長く感じたな。
この時すでに次男坊も限界が来ていて、後ろから見ていても明らかに足首が痛そう。力が入らない。何度も転び、さすがに泣きが入ってた。
でも山では何にもできないんだよ。痛みを和らげてあげる事も出来ないし、今初めていうけど相当前からお父さんも膝痛いんだ。でもね、山で頼れるのは自分だけ。痛い痛いって言って治るなら何度でも言うけど、治るわけないよな。でもな、そんな足でも一歩一歩歩けば必ず着くんだわ。さ、行くぞ。
次男坊も半分泣きながら下ってた。相当痛かったんだろな。
でもそんな話をした後は足が痛いなんて一度も言わなかった。
後ろから見てたら分かるよ、明らかに足の運びがおかしいもの。
頑張れ、と口には出さず思ってた。
15:50 そしてとうとう常念小屋に到着。本当によく頑張りました。
心の底から凄いぞ、よく我慢した、頑張った、と。
テントを張って、ようやくゆっくり出来ます。
頑張ったご褒美にジュース2本の大奮発。
この不細工な表情で疲労度合いがわかります
その2に続く