深田久弥の日本百名山
生まれ故郷に荒島岳があったので、小さな頃から日本百名山という言葉に慣れてはいた。
本格的に知るようになったのは山を始めてからだけど、ある人が決めた百名山なので全踏破したいとか、百名山だから・・・といういう深い拘りはない。
ただ、深田久弥という人物を知り、百名山を選定する基準を知った時、良いなと思った記憶がある。
深田久弥の百名山選定基準は、誰が見ても立派だという山の品格、昔から人間と深い関わりを持った歴史ある山、その山だけが具えている強烈な個性の3つ。
特に歴史はもちろん、漠然とした品格っていうのが良い。
なのでその歴史や品格を知りたいがため、いつか深田久弥著の『日本百名山』は買おうと思っていた。
深田久弥の日本百名山はAmazonなんかで普通に買える。
1000円もしない本。
それでも良いんだけど、何だか今まで買えずにズルズル。
なんか軽い気がして。
調べるとこの本、何度も姿を変えて発行されてるみたいで、今に至る。
だから見た目がイマドキで、歴史ある本なのに少し軽い気がしたんかな。
やっぱり出来るだけ昔の日本百名山が欲しいな。
という事で、随分探してヤフオクで昔の本を譲ってもらった。
大切に保管されてたみたいで、状態もすごく良い。
自分も大切にしたいと思う。
この本、初版なんだけど気に入ったのが表紙。
めちゃめちゃ可愛い。
ちょうどステンシル塗装の題材を探してた時期だったので、この表紙を塗装しても面白いなーと思ったり。
とりあえず荒島岳と穂高岳を覗いてみる。
穂高岳の項にはいろいろ歴史が書かれているが、上高地が神河内とある。
へー!
だな。
とりあえず酒飲みながらでも、少しづつ眺めていきたいね。
昭和39年発行の昭和52年2月刷。
たまたまだけど自分と同級生だわ。
そしてたまたま今日の新聞で深田久弥の記事が。
没後50年なんだって。
来年1月まで開催してるみたいなので、ぜひ足を運びたい。
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