2015年05月30日
残雪の北穂高岳へ
今回の山行予定は直前まで行き先が決まらず、と言うより、直前で行くことを決めたので、行き先の決定が遅れ、直近までは八ヶ岳の赤岳を目指していた。
しかし出発数時間前に既に赤岳に雪はなく、夏山コースっぽくなってるらしい、という情報をゲットし急遽行き先を修正。
雪がたっぷりあること間違い無しの北アルプスは奥穂高岳を目指すことに決定した。
なんて計画性のない。。。
山仲間のTUBOさんと。
■5月22日(金)
02時前に我が家を出発。
スカスカの高速道路をぶっ飛ばし、05時過ぎにあかんだな駐車場着。
びっくりするくらい車が少ない。20台くらい?
金曜日と言うことはあるが、GWが過ぎ、夏山までのちょうど谷間で人気がないのかな。
06:20に始発の上高地行きバスに乗車。(片道1050円)
並ぶ必要もないくらい人はまばら。

06:50に上高地バスターミナルに到着。
07時過ぎに上高地を出発。
ただひたすらに涸沢目指して歩く。

行きも帰りもダレて来る、横尾山荘までの3時間の歩き。。。
10時前に横尾山荘に到着。
ここで進路を涸沢に向け、横尾大橋を渡る。
ようやく登山ぽい道になる。
歩みを少し進めれば、本谷橋。
夏山では本谷橋を渡って山際が登山道だが、ちょうどその辺から雪渓が見えてきた。
橋のたもとでは涸沢ヒュッテと涸沢小屋の方々かな?が、ちょうど橋の設置作業の真っ最中であった。
お疲れ様です。ありがとうございます。
我々はそれを横目に、涸沢筋に沿って延びる雪渓を行く。
ここからは夏山コースから外れる。
雪渓は涸沢ヒュッテまでそのまま続いている様子。
それなら足も滑るし、という事で、ここからは12本爪アイゼンを装着。
足が重ーい。
雪渓の下からは水が流れる音が盛大に聞こえ、処により穴も開いてる。ビビリながらルートを決めて登ってると、その横をスタスタと軽装の女性がソロで登って行ったが、何も考えていないのか歩きやすそうな場所をスタスタ歩いて行くので後ろから見ていて怖かった。
今に姿見えなくなるんちゃうか?と。
一度「そこヤバイですよ」と声を掛けたら、ハッとビックリした顔でようやくルート修正。
・・・よく来たもんだ。
涸沢の沢筋を上り詰めていく。

足が重ーい、足が重ーい、と歩くこと2時間半。
さすがに睡眠不足が効いて来たのか、はたまた今年一発目の山登りで体が慣れていないのか、ようやく涸沢ヒュッテに到着。
本日の予定はここで穂高山荘まで登ってしまうか、ここに留まるかを再考する予定だったが、足も重いし、ビールも飲んで、ここに留まることを即決。。。弱~。

でもまだ12時半過ぎ。
少しでも上に行こう、と涸沢小屋を寝床とするべく移動する。・・・一瞬やん。

涸沢小屋で宿泊の手続き。
素泊まり6500円なり。高いぜー。
でも最近はどこもテント泊でも1000円になってるみたいだね。倍増。。。
小屋は涸沢とは思えないくらい空いており、4人部屋を4人で使用することに。別に狭い部屋に閉じ込めんでも、広い大部屋に寝かせて欲しいな、と思うが贅沢か。
そしてそこから作戦会議。
時間はいくらでもあるぜー
今日、涸沢に留まってしまった事から、明日の予定が厳しくなった。
最終のバスが17:00であるため、それまでには上高地に戻らねばならない。
そこから逆算して考えると・・・奥穂高岳はギリギリか?
涸沢小屋からあずき沢を見上げる。テカテカに光り輝いていて、明日凍りそうだな。。。

ただし冬のルートであるため、ザイテンではなくあずき沢を直登する。時間はどれほど掛かるのか?
もう一つの選択肢がある。
目標を変更して北穂高岳にすること。
稜線に出てから更に1時間弱歩くことになる奥穂に比べて、ここなら稜線が即頂上となる。
ちょうどタイミングよくデッキに、お客が少なくて時間が空いた、女性小屋従業員が出てきたのでしばし雑談。
天気が良くて、溶けた雪が放射冷却で明日の朝には凍結すると思うんだけど、どうか?
→少し陽が出てくれば、それほどではないと思います。
あずき沢を登るのと、北穂沢を登るのは難易度的、時間的にはどうか?
→どっちもどっちじゃないですかね。
どれくらいかかりそう?
→私は2時間半で北穂に着きました。
そんなやり取りをして、北穂に目標変更が決定。
難易度は一緒。時間制限があるので、稜線から更に時間がかかる奥穂よりは北穂へという判断。
すんなり行ければ16時のバスには乗れるだろうと。
ルートが決定すれば、ワインや焼酎飲んでダラダラと。

今日も日が沈む。ぜいたくな時間だ。

人が少ない小屋は快適で、好きなだけ喋り、山の本を時間が許すかぎり読んで就寝。
ゆったりと一人一つの布団で寝れるのは快適。
■5月23日(土)
天気はまずまず。晴れの予報にしては多少雲があるけど、贅沢な話。
涸沢小屋からは残念ながらモルゲンは少しだけ。
小屋に隠れちゃう。
04:40頃がモルゲンの時間だった。

昨日同様、自炊場もゆったりと使え、パン食って珈琲飲んで、小屋に不要な荷物は置かせてもらって06時過ぎに出発!
ここからはアイゼンはもちろん、ストックからピッケルに相棒を変更。
夏山ルートの南稜を少し過ぎ、北穂沢の雪渓を直登。
ひたすら直登。
ややスタートをゆっくり目にした事から、凍るまで行かず、アイゼンの爪が程よく食い込む。
眼下には涸沢ヒュッテ。

やや緩やかになったところでふと上を見ると、あれ?
オレンジ色の落ちてる・・・
近くまで登ってみると、ヘルメット。
さっきまで無かったぞ?
誰のだろ?と思いながら、わかりやすい所に置いておいてあげようと歩き出すと、はるか上から「私のです~!」と女性の叫び声。
あんな上から転がってきたんや。
まったく音がせんな・・・
拾って持ってあがってあげると「あー涸沢まで落ちてくの~?と思いました」と。
ヘルメットでよかったね。。。
北穂沢は、最後の20分ほどが急登になり、なかなかしんどい。
このガリガリの雪質じゃ、落ちたら止まらない急な登り。
滑落停止姿勢とっても痛いだけで止まりそうに無いな~
とは思うものの、風も緩やかで、安定した歩行。
落ちるとすれば落石か滑落してきた人に巻き込まれるか、かな。

小屋の女性が2時間半と言ってたところを2時間で到達。

頂上には若いかわいい女性が1人。
喋ってると山の知識は少なく、よくこんな場所に一人で来るもんだと感心する。
強い女性だ。
槍方面

黒部五郎方面

奥穂高岳方面

富士山も見えた

右に笠ヶ岳と滝谷

笠ヶ岳はやっぱりカッコええなー
しばし堪能し、さくっと下山。
下山の方が気を使うが、急な斜面を抜けてしまえばあとは早い。
50分ほどで涸沢小屋、ついで涸沢ヒュッテまで到達。
危険な個所はこれにて終了。
ビールを飲んで、今行ってきた北穂高岳を見上げてビール。

「めっちゃ急斜面やんけ!」
と、自分たちが登ってきたところなのに、
「あんなところを登るやつの気が知れん・・・」
とTUBOさん。
「山やってるやつはみんな変!」
という事で、下山。
ゆっくりしてたら17時のバスに間に合いませんよー
帰りには昨日かかっていなかった本谷橋がかかってた。
小屋の方々、お疲れ様です。ありがとうございます。
そしてまたダラダラと続く水平道を歩くこと3時間弱。

頑張って歩いたので、15時のバスにちょうど乗ることができて、今回の山行は終了。
最近GPSの感度が良くない。
感度が悪いところでは、電源入れたところしか受信せん様子。こまる。

今年一発目の山が北アルプスという事で、なかなか翌日以降の筋肉痛が凄かったです。
今年はあと何回行けるだろうか?
今年はサッカーが忙しいし、厳しいだろうな。
しかし出発数時間前に既に赤岳に雪はなく、夏山コースっぽくなってるらしい、という情報をゲットし急遽行き先を修正。
雪がたっぷりあること間違い無しの北アルプスは奥穂高岳を目指すことに決定した。
なんて計画性のない。。。
山仲間のTUBOさんと。
■5月22日(金)
02時前に我が家を出発。
スカスカの高速道路をぶっ飛ばし、05時過ぎにあかんだな駐車場着。
びっくりするくらい車が少ない。20台くらい?
金曜日と言うことはあるが、GWが過ぎ、夏山までのちょうど谷間で人気がないのかな。
06:20に始発の上高地行きバスに乗車。(片道1050円)
並ぶ必要もないくらい人はまばら。
06:50に上高地バスターミナルに到着。
07時過ぎに上高地を出発。
ただひたすらに涸沢目指して歩く。
行きも帰りもダレて来る、横尾山荘までの3時間の歩き。。。
10時前に横尾山荘に到着。
ここで進路を涸沢に向け、横尾大橋を渡る。
ようやく登山ぽい道になる。
歩みを少し進めれば、本谷橋。
夏山では本谷橋を渡って山際が登山道だが、ちょうどその辺から雪渓が見えてきた。
橋のたもとでは涸沢ヒュッテと涸沢小屋の方々かな?が、ちょうど橋の設置作業の真っ最中であった。
お疲れ様です。ありがとうございます。
我々はそれを横目に、涸沢筋に沿って延びる雪渓を行く。
ここからは夏山コースから外れる。
雪渓は涸沢ヒュッテまでそのまま続いている様子。
それなら足も滑るし、という事で、ここからは12本爪アイゼンを装着。
足が重ーい。
雪渓の下からは水が流れる音が盛大に聞こえ、処により穴も開いてる。ビビリながらルートを決めて登ってると、その横をスタスタと軽装の女性がソロで登って行ったが、何も考えていないのか歩きやすそうな場所をスタスタ歩いて行くので後ろから見ていて怖かった。
今に姿見えなくなるんちゃうか?と。
一度「そこヤバイですよ」と声を掛けたら、ハッとビックリした顔でようやくルート修正。
・・・よく来たもんだ。
涸沢の沢筋を上り詰めていく。
足が重ーい、足が重ーい、と歩くこと2時間半。
さすがに睡眠不足が効いて来たのか、はたまた今年一発目の山登りで体が慣れていないのか、ようやく涸沢ヒュッテに到着。
本日の予定はここで穂高山荘まで登ってしまうか、ここに留まるかを再考する予定だったが、足も重いし、ビールも飲んで、ここに留まることを即決。。。弱~。
でもまだ12時半過ぎ。
少しでも上に行こう、と涸沢小屋を寝床とするべく移動する。・・・一瞬やん。
涸沢小屋で宿泊の手続き。
素泊まり6500円なり。高いぜー。
でも最近はどこもテント泊でも1000円になってるみたいだね。倍増。。。
小屋は涸沢とは思えないくらい空いており、4人部屋を4人で使用することに。別に狭い部屋に閉じ込めんでも、広い大部屋に寝かせて欲しいな、と思うが贅沢か。
そしてそこから作戦会議。
時間はいくらでもあるぜー
今日、涸沢に留まってしまった事から、明日の予定が厳しくなった。
最終のバスが17:00であるため、それまでには上高地に戻らねばならない。
そこから逆算して考えると・・・奥穂高岳はギリギリか?
涸沢小屋からあずき沢を見上げる。テカテカに光り輝いていて、明日凍りそうだな。。。
ただし冬のルートであるため、ザイテンではなくあずき沢を直登する。時間はどれほど掛かるのか?
もう一つの選択肢がある。
目標を変更して北穂高岳にすること。
稜線に出てから更に1時間弱歩くことになる奥穂に比べて、ここなら稜線が即頂上となる。
ちょうどタイミングよくデッキに、お客が少なくて時間が空いた、女性小屋従業員が出てきたのでしばし雑談。
天気が良くて、溶けた雪が放射冷却で明日の朝には凍結すると思うんだけど、どうか?
→少し陽が出てくれば、それほどではないと思います。
あずき沢を登るのと、北穂沢を登るのは難易度的、時間的にはどうか?
→どっちもどっちじゃないですかね。
どれくらいかかりそう?
→私は2時間半で北穂に着きました。
そんなやり取りをして、北穂に目標変更が決定。
難易度は一緒。時間制限があるので、稜線から更に時間がかかる奥穂よりは北穂へという判断。
すんなり行ければ16時のバスには乗れるだろうと。
ルートが決定すれば、ワインや焼酎飲んでダラダラと。
今日も日が沈む。ぜいたくな時間だ。
人が少ない小屋は快適で、好きなだけ喋り、山の本を時間が許すかぎり読んで就寝。
ゆったりと一人一つの布団で寝れるのは快適。
■5月23日(土)
天気はまずまず。晴れの予報にしては多少雲があるけど、贅沢な話。
涸沢小屋からは残念ながらモルゲンは少しだけ。
小屋に隠れちゃう。
04:40頃がモルゲンの時間だった。
昨日同様、自炊場もゆったりと使え、パン食って珈琲飲んで、小屋に不要な荷物は置かせてもらって06時過ぎに出発!
ここからはアイゼンはもちろん、ストックからピッケルに相棒を変更。
夏山ルートの南稜を少し過ぎ、北穂沢の雪渓を直登。
ひたすら直登。
ややスタートをゆっくり目にした事から、凍るまで行かず、アイゼンの爪が程よく食い込む。
眼下には涸沢ヒュッテ。
やや緩やかになったところでふと上を見ると、あれ?
オレンジ色の落ちてる・・・
近くまで登ってみると、ヘルメット。
さっきまで無かったぞ?
誰のだろ?と思いながら、わかりやすい所に置いておいてあげようと歩き出すと、はるか上から「私のです~!」と女性の叫び声。
あんな上から転がってきたんや。
まったく音がせんな・・・
拾って持ってあがってあげると「あー涸沢まで落ちてくの~?と思いました」と。
ヘルメットでよかったね。。。
北穂沢は、最後の20分ほどが急登になり、なかなかしんどい。
このガリガリの雪質じゃ、落ちたら止まらない急な登り。
滑落停止姿勢とっても痛いだけで止まりそうに無いな~
とは思うものの、風も緩やかで、安定した歩行。
落ちるとすれば落石か滑落してきた人に巻き込まれるか、かな。
小屋の女性が2時間半と言ってたところを2時間で到達。
頂上には若いかわいい女性が1人。
喋ってると山の知識は少なく、よくこんな場所に一人で来るもんだと感心する。
強い女性だ。
槍方面
黒部五郎方面
奥穂高岳方面
富士山も見えた
右に笠ヶ岳と滝谷
笠ヶ岳はやっぱりカッコええなー
しばし堪能し、さくっと下山。
下山の方が気を使うが、急な斜面を抜けてしまえばあとは早い。
50分ほどで涸沢小屋、ついで涸沢ヒュッテまで到達。
危険な個所はこれにて終了。
ビールを飲んで、今行ってきた北穂高岳を見上げてビール。
「めっちゃ急斜面やんけ!」
と、自分たちが登ってきたところなのに、
「あんなところを登るやつの気が知れん・・・」
とTUBOさん。
「山やってるやつはみんな変!」
という事で、下山。
ゆっくりしてたら17時のバスに間に合いませんよー
帰りには昨日かかっていなかった本谷橋がかかってた。
小屋の方々、お疲れ様です。ありがとうございます。
そしてまたダラダラと続く水平道を歩くこと3時間弱。
頑張って歩いたので、15時のバスにちょうど乗ることができて、今回の山行は終了。
最近GPSの感度が良くない。
感度が悪いところでは、電源入れたところしか受信せん様子。こまる。

今年一発目の山が北アルプスという事で、なかなか翌日以降の筋肉痛が凄かったです。
今年はあと何回行けるだろうか?
今年はサッカーが忙しいし、厳しいだろうな。
2015年05月24日
2010年07月23日
登山 ジャンダルム その6
2日目のルートマップ

■7月18日(2日目 ビールの代償)
09:10 北穂高小屋出発。北穂高岳のピーク(3109m)は小屋から1分。
1時間も休憩したし、景気が良い場所でビール
も飲んで気分は上々
大キレットを越えた今、今日の後行程はおまけだ~と、穂高岳山荘を目指す。
休憩している間にどんどん人が増え、かなり込み合ってる北穂高岳頂上を即撤退。
人込みを掻き分けるようにして下山を開始。
気分上々の私。ペースは速い。
どんどん下山
登ってくる対向者も多く、(早くここ抜けよ~)と更に飛ばす。
この山行で分かった自分の特徴。
まず岩場が大好き。
そして岩場の下りは最も好き。
対向者や自分と同様下る人達をどんどんパス。
今日はめっちゃ調子イイー!
15分くらいは下ったのか?
目の前に雪渓が出てきた。
(おお、雪渓だー!)
さらにその先を見ると山小屋。
(おお、小屋だー!しかもめっちゃテントあるやん。カラフルやん
)
・・・って、なんで!?
なんでこんな場所に小屋あるん!?
イヤ~な予感を感じつつMAPを確認・・・。
Nooooooooooo!!
道、間違えた・・・
普段無口でクールな自分
が、知らず知らずに発した「あ痛たー・・・道間違えたー・・・」の言葉に今すれ違ったばかりの対向者が振り向く。
目が合って気まずい・・・と言うか恥ずかしい。
「あのー、あれ涸沢っすか?」
「そう、涸沢」
Nooooooooooo!!
・・・自分の目に映ったカラフルなテント達は涸沢ヒュッテのテン場のテントだ。。。
北穂高岳から稜線沿いに向かわなあかんのに、人の波に紛れて涸沢の方に下りてもた・・・。
すべてを察した対向者は言う。
「登り返す・・・の?」
「・・・はい」
もー気分はダダ下がりー


自分が下りて来た道を見上げると・・・遥か彼方に北穂高。
そりゃーもうその時はイスカンダルくらい遠くに感じたわ
どだけ下りて来てんねん、自分!
あほやあほやあほやあほ過ぎる・・・と自分にキレながら仕方なく来た道を登り返す。
調子こいて
なんか飲むからや。頭ぱーぷりんになってんねん。ボケ!
ホンマ、自分のアホさ加減にあきれるわ
・・・ぬおぉぉぉ
頭にきて、この失敗を無かった事にしようと登る登る!
そりゃーすごい勢いで
・・・で、すぐバテる。
登りは・・・嫌い
でもすれ違う人達は今まで自分がパスして来た人達。
「あら?なんで?」って顔で見られる。
これ、非常に恥ずかしい
恥ずかしさを紛らわすため、そして早くその場から離れたいため、全然バテてないですよ顔で無理して登る。ホントは泣きそうなくらいツライ
半分くらい登り返した時だろうか、本来行くべきだった稜線が見えて来た。
ただ一度完全に北穂高岳付近の分岐地点まで戻らないといけないので、先はまだ長い。
(ここからショートカットしたろかな?)と、自分がいる地点から稜線までの岩肌を眺める。
急がば回れ
昨日の雪渓直登で黄フリース氏に注意された事を思い出しショートカットはやめた。
またしばらく登る。
15分掛けて下りてきた道だ。当然登りの方が時間が掛かるしキツイ。
さすがに疲れてきた。稜線はまだかな・・・と見上げた瞬間・・・
!!
左膝に激痛・・・。
岩の踏み箇所が悪く、左膝が逆くの字方向へ全体重とザックの重みが加わった。
(あっ、やってもた
)と昔の記憶が蘇る。
昔同じ様な状況から、数ヶ月間右膝が痛くて運動が出来ない時期があった。
さすがに恥ずかしいなんて言ってられない痛み。
すぐにその場で座り込んだ。
ヤバイ・・・。
すぐに(明日ジャンダルムなのに・・・)って考えた。
当然パスして来た人達に追いつかれ(あら、あんなに元気に抜いて行ったのに休憩?)って思われてるだろう。だから顔だけは(普通に休憩中ですよー)ってやせ我慢してた。
でも心は・・・泣いてた
まぁ、歩けないことは無い。1分ほどで痛みは引いてきた。
ただ最初の一歩が怖い。どの程度の痛みが跳ね返ってくるのか・・・。
ここで止まっていても仕方がない。勇気を持ってエイッと歩き出す。
(ラッキー!ツイてる!)本気でそう思った。
痛みはあるけど、歩き続けられる痛みだ。これならイケル。
結局、それ以降、翌日もこの左膝を庇いながら歩いた。
そしてようやく北穂高の分岐地点まで登り返した。
ここで腕時計を確認し(30分以上ロスしたな)と思った記憶がある。
これでようやく振り出しに戻った。
さぁ、仕切り直しだ。
今度は間違いなく稜線を歩く。
奥穂高岳へと向かうこの道は先ほどと違って人が少ない。
北穂高小屋が大勢の人で賑わってたのは涸沢から登って来た人なんだな、きっと。
もうそっからは自分のロスを取り返すために必死に歩いたのであまり覚えてない。
この先の1時間くらいは写真すら撮ってないので、余程真剣に歩いていたと思われる。
ただ、どこかでCanon一眼を携えたまーやんに追いついたのは覚えてる。
ま~やんが自分の顔を見て(あら?なんで?)って顔。
北穂高小屋を先に出た人が何でここに?って思うのは当然だ・・・。
「お疲れさんですー。道間違えて涸沢の方に下りちゃいましたー
」と言うと「登り返して来たんですか!?」とま~やん。
何度も見てるけど、実はま~やんとまともに話すのはここが初めてだ。
聞けば向かう先は穂高岳山荘で、今日はそこで一泊との事。
自分と一緒やね、という話になり「じゃあ、またあっちで」と言って別れた。
この時点で自分の目標はある人物になった。
北穂高小屋をほぼ一緒に出た青メガネ氏だ。
もうずいぶん先に行ってるだろう。あの人のペース速いから。
道を間違えて相当体力的にはロスしたものの、今日は体調が良い。
頑張れば何とかなる、そう思った。
大キレットを抜けたし、もう難しいところは無いやろうから、と。
そこから何人もの人をパスしたが、なかなか青メガネ氏には追いつかない。
そして意外と厳しいこのコース。
大キレットと感覚的には大差無い。
この辺りは必死に歩いてたな、青メガネ氏を目指して。
あるピークに立った時、ようやく目標の人物を見つけた。
(いた!青メガネ氏だ。)
直線距離では200mほどだが、その間には2つの小さなピーク。
その道のりは相当険しい。追い付くにはまだまだ時間は掛かりそうだ。
これがこの山行で青メガネ氏を見た最後だった。
必死に追いかけるが、意外にも骨のあるこのコースに体力もそろそろ厳しい。
注意しなければいけない場所も多く、集中力も必要なコースだ。
大キレットだけを注視してたが、この北穂~涸沢岳間こそ難関だった。
あるポイントに来た時、目の前に大きな絶壁が立ち塞がった。
見上げながら(・・・これを登るのは今の自分には無理だな)
自分の今の精神力・体力的に、その絶壁を見た瞬間そう直感した。
心が折れた。
それくらいの強さを持った絶壁だった。
その7へ続く
おまけ。今回、歩くので夢中で写真が無かったので。。。
穂高岳山荘から撮った涸沢ヒュッテとそのテン場。
北穂高岳から、このカラフルなテント達の近くまで間違えて下りたのさ

■7月18日(2日目 ビールの代償)
09:10 北穂高小屋出発。北穂高岳のピーク(3109m)は小屋から1分。
1時間も休憩したし、景気が良い場所でビール


大キレットを越えた今、今日の後行程はおまけだ~と、穂高岳山荘を目指す。
休憩している間にどんどん人が増え、かなり込み合ってる北穂高岳頂上を即撤退。
人込みを掻き分けるようにして下山を開始。
気分上々の私。ペースは速い。
どんどん下山

登ってくる対向者も多く、(早くここ抜けよ~)と更に飛ばす。
この山行で分かった自分の特徴。
まず岩場が大好き。
そして岩場の下りは最も好き。
対向者や自分と同様下る人達をどんどんパス。
今日はめっちゃ調子イイー!

15分くらいは下ったのか?
目の前に雪渓が出てきた。
(おお、雪渓だー!)
さらにその先を見ると山小屋。
(おお、小屋だー!しかもめっちゃテントあるやん。カラフルやん

・・・って、なんで!?
なんでこんな場所に小屋あるん!?
イヤ~な予感を感じつつMAPを確認・・・。
Nooooooooooo!!
道、間違えた・・・

普段無口でクールな自分

目が合って気まずい・・・と言うか恥ずかしい。
「あのー、あれ涸沢っすか?」
「そう、涸沢」
Nooooooooooo!!
・・・自分の目に映ったカラフルなテント達は涸沢ヒュッテのテン場のテントだ。。。
北穂高岳から稜線沿いに向かわなあかんのに、人の波に紛れて涸沢の方に下りてもた・・・。
すべてを察した対向者は言う。
「登り返す・・・の?」
「・・・はい」
もー気分はダダ下がりー



自分が下りて来た道を見上げると・・・遥か彼方に北穂高。
そりゃーもうその時はイスカンダルくらい遠くに感じたわ

どだけ下りて来てんねん、自分!

あほやあほやあほやあほ過ぎる・・・と自分にキレながら仕方なく来た道を登り返す。
調子こいて

ホンマ、自分のアホさ加減にあきれるわ

・・・ぬおぉぉぉ

頭にきて、この失敗を無かった事にしようと登る登る!
そりゃーすごい勢いで

・・・で、すぐバテる。
登りは・・・嫌い

でもすれ違う人達は今まで自分がパスして来た人達。
「あら?なんで?」って顔で見られる。
これ、非常に恥ずかしい

恥ずかしさを紛らわすため、そして早くその場から離れたいため、全然バテてないですよ顔で無理して登る。ホントは泣きそうなくらいツライ

半分くらい登り返した時だろうか、本来行くべきだった稜線が見えて来た。
ただ一度完全に北穂高岳付近の分岐地点まで戻らないといけないので、先はまだ長い。
(ここからショートカットしたろかな?)と、自分がいる地点から稜線までの岩肌を眺める。
急がば回れ
昨日の雪渓直登で黄フリース氏に注意された事を思い出しショートカットはやめた。
またしばらく登る。
15分掛けて下りてきた道だ。当然登りの方が時間が掛かるしキツイ。
さすがに疲れてきた。稜線はまだかな・・・と見上げた瞬間・・・
!!
左膝に激痛・・・。
岩の踏み箇所が悪く、左膝が逆くの字方向へ全体重とザックの重みが加わった。
(あっ、やってもた

昔同じ様な状況から、数ヶ月間右膝が痛くて運動が出来ない時期があった。
さすがに恥ずかしいなんて言ってられない痛み。
すぐにその場で座り込んだ。
ヤバイ・・・。
すぐに(明日ジャンダルムなのに・・・)って考えた。
当然パスして来た人達に追いつかれ(あら、あんなに元気に抜いて行ったのに休憩?)って思われてるだろう。だから顔だけは(普通に休憩中ですよー)ってやせ我慢してた。
でも心は・・・泣いてた

まぁ、歩けないことは無い。1分ほどで痛みは引いてきた。
ただ最初の一歩が怖い。どの程度の痛みが跳ね返ってくるのか・・・。
ここで止まっていても仕方がない。勇気を持ってエイッと歩き出す。
(ラッキー!ツイてる!)本気でそう思った。
痛みはあるけど、歩き続けられる痛みだ。これならイケル。
結局、それ以降、翌日もこの左膝を庇いながら歩いた。
そしてようやく北穂高の分岐地点まで登り返した。
ここで腕時計を確認し(30分以上ロスしたな)と思った記憶がある。
これでようやく振り出しに戻った。
さぁ、仕切り直しだ。
今度は間違いなく稜線を歩く。
奥穂高岳へと向かうこの道は先ほどと違って人が少ない。
北穂高小屋が大勢の人で賑わってたのは涸沢から登って来た人なんだな、きっと。
もうそっからは自分のロスを取り返すために必死に歩いたのであまり覚えてない。
この先の1時間くらいは写真すら撮ってないので、余程真剣に歩いていたと思われる。
ただ、どこかでCanon一眼を携えたまーやんに追いついたのは覚えてる。
ま~やんが自分の顔を見て(あら?なんで?)って顔。
北穂高小屋を先に出た人が何でここに?って思うのは当然だ・・・。
「お疲れさんですー。道間違えて涸沢の方に下りちゃいましたー

何度も見てるけど、実はま~やんとまともに話すのはここが初めてだ。
聞けば向かう先は穂高岳山荘で、今日はそこで一泊との事。
自分と一緒やね、という話になり「じゃあ、またあっちで」と言って別れた。
この時点で自分の目標はある人物になった。
北穂高小屋をほぼ一緒に出た青メガネ氏だ。
もうずいぶん先に行ってるだろう。あの人のペース速いから。
道を間違えて相当体力的にはロスしたものの、今日は体調が良い。
頑張れば何とかなる、そう思った。
大キレットを抜けたし、もう難しいところは無いやろうから、と。
そこから何人もの人をパスしたが、なかなか青メガネ氏には追いつかない。
そして意外と厳しいこのコース。
大キレットと感覚的には大差無い。
この辺りは必死に歩いてたな、青メガネ氏を目指して。
あるピークに立った時、ようやく目標の人物を見つけた。
(いた!青メガネ氏だ。)
直線距離では200mほどだが、その間には2つの小さなピーク。
その道のりは相当険しい。追い付くにはまだまだ時間は掛かりそうだ。
これがこの山行で青メガネ氏を見た最後だった。
必死に追いかけるが、意外にも骨のあるこのコースに体力もそろそろ厳しい。
注意しなければいけない場所も多く、集中力も必要なコースだ。
大キレットだけを注視してたが、この北穂~涸沢岳間こそ難関だった。
あるポイントに来た時、目の前に大きな絶壁が立ち塞がった。
見上げながら(・・・これを登るのは今の自分には無理だな)
自分の今の精神力・体力的に、その絶壁を見た瞬間そう直感した。
心が折れた。
それくらいの強さを持った絶壁だった。
その7へ続く
おまけ。今回、歩くので夢中で写真が無かったので。。。
穂高岳山荘から撮った涸沢ヒュッテとそのテン場。
北穂高岳から、このカラフルなテント達の近くまで間違えて下りたのさ

2010年07月22日
登山 ジャンダルム その5
2日目のルートマップ

■7月18日(2日目 大キレットへ)
02時過ぎに目が覚めるものの、辺りは真っ暗。
しばらくウトウトしていたら外が騒がしい。
どうも隣のテントのアベックがどうも撤収作業を始めたらしい。
まだ早いやろ・・・と思いつつ外の物音を聞いてると更にそのとなりも撤収作業開始。
また出遅れたか
慌てて外に出たらすでに幾つかのテントは無い。
山の朝は早いなー。まだ暗闇やで・・・。
飯の準備をしながらテント撤収作業に入る。
自分も今日は大キレット越え。
大キレットがどんな場所か知らないが、早く出るに越した事はない。
そうこうしてる間にも準備を整えた登山者が自分の横をすり抜けて出発していく。
ぬおー!なんでそんなに準備早いんじゃー・・・
皆さん慣れてるのか知らんけど、撤収作業が早い!
自分より後に準備し始めた人達もどんどん旅立つ。
青メガネ氏もその一人で、準備しだしたなぁーと思ったら、すぐ旅立った。
ううう・・・明日はもっと効率良く撤収作業しないとな・・・と思ったわ。
撤収準備も終わりに近付いた頃、東の空が明るくなってきた。
場所を移動するとすでに小屋泊まりの人達が御来光を見るためにたくさん外に。
槍ヶ岳の奥に上がる御来光。今日は天気が良さそうじゃー

05:00 槍ヶ岳山荘出発。
今日はそのまま昨日のルートで下りると言っていた黄フリース氏とはここでお別れ。
準備中の黄フリース氏に挨拶とお礼だけして出発した。
またどこかでバッタリ会えるのを楽しみにしています。
出発時に撮った笠ヶ岳。頂上付近に朝日が当たってきれい。

今日はこのまま南下して最終的には穂高岳山荘を目指す。
コースタイム的には9時間半といったところ。
とりあえずの目標は南岳山荘。そしてその先にあるのが大キレットだ。
05:13 視界から消えそうになる槍ヶ岳を
槍ヶ岳山荘のテン場にはまだカラフルなテントが見える。

稜線に沿って南に少し歩いたら昨日まで見えなかった風景が。
ここからは見るものすべてが新鮮。色が違って面白い山だなーと
知識が無いので何山なのかさっぱり分からん
(実は自分が登った事もある山も含まれていたのにね
)

西側を見ると笠ヶ岳の奥にも山脈が。さすがにこれは分かる。白山だ。
地元から最も近い高山だが、こんなにハッキリ見えたのは初めて。嬉しい

そしてそして東側にはとんがり山。この日はずっとこの山を見て歩いたな。
なんて山なんだろうなーって思いながらの一日。形の良い、とんがり山だ

05:37 中岳頂上付近で振り返って撮った槍ヶ岳。
飛騨側(西)はさほど無いが、信州側(東)にはまだ雪渓がたっぷり。

そしてこの後、ルートを見失う。
いくら探してもマーキングが無い。
実際にはきっちりマーキングが付いていたんだが、見えてない。
まったく視界に入ってない。
自分の中では今日は南下していかないといけないという潜在意識で行動してるので、南側ばかり捜索する。何度も行ったり来たりして時間を浪費。一旦パスした人にも追いつかれ「マーキングが無いんですよぉ」と言うと、「そうなんですか?でもまぁ、稜線に沿って歩けば良いんですよね?」と東側の稜線を指差して言う。
(・・・あっ!?)
情けないというか何というか・・・。
なんでもそうだけど、思い込みって怖い。
視界には入ってるはずなのに見えなくなる。こうやって遭難するのかな?
まぁ、おかしいなと思った時に引き返してきたのは良い判断だった。
そういう事にしておこう
06:17 その後は順調にマイペースを通し、南岳山頂到着。
まぁここは通過点なのでそのまま下りに入ると人影が見えた。
今日は体調も良く何人もの人をパスしてきたので別に珍しくないが、この人は知ってる。
青メガネ氏だ。ようやく追いついた。この人も早いなー。
06:21 最初の目的地、南岳小屋に到着。青メガネ氏とほぼ同時。
青メガネ氏のこの日の目的地は昨日聞いたので知ってる。穂高岳山荘、自分と一緒だ。
青メガネ氏はここで着替え休憩を取る様子。
自分はここで水の補給をする予定だったのだが、南岳小屋、なんだかひっそりとしていて営業してるのか?って状況。(いや、実際ここに泊まった人に逢ってるから間違いなく営業してたのだけど・・・)そのまま素通りする事にした。
南岳小屋付近から撮った大キレット。いよいよ本日の核心部、大キレットを越える。
うへー、こんなに下りるん?こんだけ下りたらまた登らんとアカンのやで

後ろを振り返ると着替えを終えた青メガネ氏もザックを背負い出してる。
さ、自分も出発しよう!
最初の崖を下っていく。
獅子鼻岩という場所らしいが、ほとんど垂直に近い場所を鎖・ハシゴを使い下る。
そしてまた知ってる人物と遭遇。
Canon一眼を携えた好青年、ま~やんだ。(もちろんまだ名前は知らない)
追いついたらあっさり道を譲ってくれたのでそのまま下降。
ま~やん、槍ヶ岳のテン場を03時半に出発し、御来光の撮影に興じていたらしい。
ハシゴ付近では下から登ってくる登山者に会う。
崖の途中でヤンキー座りで登りを待ちながら、その人に「ここの登りはキツイですねー」と言ったら「いやいやここを下る方がキツイでしょー」と言われた。
(ふ~ん、そうなの?)と思いつつその場をやり過ごしたが、その後逢う人逢う人、下りの方がキツイ、怖い、と言っていた。
この山行で分ったのは、どうも自分は崖を下るのが好きみたい。
逆に苦手なのが足だけで登る坂
崖を下りて振り返って見る獅子鼻岩。
・・・どこをどう見たら獅子鼻なんだろうか・・・

そして長谷川ピークと呼ばれる付近の岩場。飛騨側に落ちたらサヨウナラー
ただ写真で見るほど現場を歩くとそうでもない。

長谷川ピークを抜け、そのまま順調にマイペースで行くと3人組のパーティに追い付いた。
先頭が30代後半の女性、続いて50代半ばの男性、最後に男性と同年代のリーダー的な女性。
こっちのペースと3人パーティーのペースはまったく違うのだが、追い付いた場所が悪かった。
リーダー的な女性が「(すれ違う)場所があれば行って頂きますから、ここはゆっくり行かせてあげてください」と言ってきた。もちろんすれ違う場所もないし、なにより先頭の女性の動きを見て(急かせたらマズイな)と直感的にも感じた。とにかく体の動きが不安定で見てるほうが怖かった。

今、これを書きながら調べると、追い付いた場所はどうも飛騨泣きと呼ばれる大キレット中の難所らしい。リーダー的な女性はそこが飛騨泣きである事を知っていたんだろう。それが「ここはゆっくり」という言葉に表れてる。
飛騨泣きをゆっくり越えた後すれ違わせてもらい、自分はまたマイペースで北穂高山荘を目指す。
大キレットも残りわずか。
北穂高山荘までの最後の崖を登る。
この辺りからは山荘から下りてくる登山者がグッと増え、落石に注意して歩いた。
落石については、このジャンダルム挑戦登山にあたりヘルメットの購入を本気で考えた。
ただいかんせん値段が高い。今後の使用頻度もそう高くないと思うし、テン泊でただでさえ荷物が多いのに更に増やすのか?う~ん、視界も遮られるかもしれんしな・・・と言い訳を考えながら結局買わずにこの登山を迎えてしまった。
現場で実感した個人的な感想を書くと、基本的な事を守れればヘルメットは不要かもしれない。
もちろんあるに越した事はないが、落石って基本的に人間が起こす。
基本というのは、そういう場所に最初から自分の身を置かないこと。
崖では人の下に入らない事。
ハシゴも一緒。
こんな基本的な事だけど、今回の登山ではそれが出来てない人が非常に多く驚いた。
ハシゴでは(あのー、上の人が落ちてきたらあなたも一緒に死にますよ・・・)って思った事が何度かあった。
想像力を働かせる。自分の身は自分で守る。
私も登山用に習ったわけじゃないが、想像すれば当たり前に分ることだと思う。
ただ人が増えてくれば知らない間に上に人がいる事もある。
それを避けるためにも早立ち早着きし、危険箇所で渋滞するリスクを避ける。
こういう人気のあるアルプス登山では基本の重要性を身を持って感じた次第。
08:15 北穂高山荘到着。着いた着いたー!大キレット抜けたー
槍ヶ岳山荘を5時に出て3時間ちょいで着いた。
予定より全然早く着いたし、今後の余裕も出て来た。
こりゃーここで大休憩だな
と調子に乗る。
向かった先は売店だ。もちろん
。生ビールだー
昨日飲めなかった生ビールを800円でいただく。
休憩していた外人さんに「ココデノム ナマビールハ サイコーネ!」と話しかけられ、どう応えて良いか分からんけどとにかく親指上げて満面の笑みで返した
この行動、この時点で完全に調子に乗っていたものと思われる。

いやー、ここの眺めは最高だぁ
大キレット抜けて今日の仕事は終~了~くらいの勢いで自分が歩いて来た稜線越しに見る槍ヶ岳を眺めながらビールをあおる。いやー最高だぁ
ちょっと移動すれば笠ヶ岳もばっちり。

今回の山行で立ち寄った山小屋の中では個人的にここが一番。良い小屋だぁ。
気に入ったついでに山小屋バッチと手ぬぐいまで購入した。
うん、完全に調子に乗っていた。。。
私は靴下まで脱いで完全リラックス状態。
後ろの若いカップルの話が聞こえてくる。
「今日は1人1枚の布団で寝れると良いね」と可愛く話す彼女に「無理だね」と冷たく突き放す彼氏。
(よほど嫌なことあったのかな?ちょっとキレてます?
)
山の経験が余りなさそうな彼女の沈んだ声がとても印象的だった。
やはり昨日は沢山の人でごった返したみたいだ。
今後もテントを担いで登ろう、と心に決めた瞬間だった
30分ほど休んでいると、先ほど飛騨泣きですれ違った3人パーティーが上がって来た。
目が合ったので挨拶すると30代後半の女性が「おつかれー
」とめっちゃテンション高い。大キレット超えの嬉しさが伝わる。良いねぇ。
この時点での休憩者は数人で、3人のテンション上がりまくった声はどこに居ても聞こえる。
リーダー的な女性が「○○ちゃん良かったねー!やっぱり去年は何かが足りなかったって事なのよー!」と話してた。たぶん去年大キレットに挑戦して途中棄権したんだろうな。
あまりに充実感に溢れていたので、大キレットをバックに写真撮りましょうか?と話しかけると、リーダー的な女性が「昨日どこかでお会いしましたよね?」と言う。
・・・知らんなぁ
「そのハンティングの帽子、どっかで見覚えがあるんだけどなぁ・・・」と言われ思い出した。
昨日、飛騨乗越を疲労困憊で登って来た時、「大キレットを抜けられて来たんですか?」と話しかけられた3人組のパーティーだ。
話すとその後は南岳山荘に小屋泊まりして、大キレットに備えたそうな。
大キレットを越える!というのがこの山行の大目標だったんだなぁ。おめ
そしてそのテンションのまま「さぁ下りよう!」って出発していった。
ここからだと・・・北穂の分岐で涸沢の方に下りるのかな?
その3人組を撮ってあげたお礼に撮ってくれた写真。
あの尖がってる槍ヶ岳からこの稜線を歩いて来たんだなぁ

今回、お金が無くて買えなかった物に帽子がある。
これはどっかで1000円程で買った普通の帽子だけど、山では目立つ。
みんな山用のシャカシャカした素材の帽子を格好良く被ってる。
最初はちょっと恥ずかしかったけど、今回この帽子のおかげで何人かの人に覚えていてもらった。
これはこのまま突き通しても面白いかもしれない
そしてまたしばらくすると青メガネ氏とま~やんがほぼ同時に上がって来た。
お疲れ様の意味を込めた会釈をすると、青メガネ氏が自分の斜め前に座った。
「歩くの早いですね」と言われ、「今日は体調が良いですわ。昨日はあなたのペースに付いて行ってバテましたけど
」とそんな会話から始まり10分ほど話した。
そしてこれからの予定を確認。
今日は穂高岳山荘に泊まって、明日前穂高から上高地に下りてバスで新穂高温泉の駐車場に帰るという事だった。
気が付けば09時を過ぎてる・・・約1時間の大休憩だ。
知らない間に北穂高山荘のデッキにも人が溢れていた。人込みは苦手。
青メガネ氏に先に出発する事を告げ、ザックを担いだ。
その青メガネ氏もすぐに出発する体勢だった。
目指すは涸沢岳を越え、その先にある穂高岳山荘。本日の最終目的地だ。
大キレット抜けた今、今日はもう他に何も不安はないと思っていた。
ビール飲んで調子こいた代償がこの直後に訪れる・・・。
その6へ続く
(って長げーなコレ
)
■7月18日(2日目 大キレットへ)
02時過ぎに目が覚めるものの、辺りは真っ暗。
しばらくウトウトしていたら外が騒がしい。
どうも隣のテントのアベックがどうも撤収作業を始めたらしい。
まだ早いやろ・・・と思いつつ外の物音を聞いてると更にそのとなりも撤収作業開始。
また出遅れたか

慌てて外に出たらすでに幾つかのテントは無い。
山の朝は早いなー。まだ暗闇やで・・・。
飯の準備をしながらテント撤収作業に入る。
自分も今日は大キレット越え。
大キレットがどんな場所か知らないが、早く出るに越した事はない。
そうこうしてる間にも準備を整えた登山者が自分の横をすり抜けて出発していく。
ぬおー!なんでそんなに準備早いんじゃー・・・

皆さん慣れてるのか知らんけど、撤収作業が早い!
自分より後に準備し始めた人達もどんどん旅立つ。
青メガネ氏もその一人で、準備しだしたなぁーと思ったら、すぐ旅立った。
ううう・・・明日はもっと効率良く撤収作業しないとな・・・と思ったわ。
撤収準備も終わりに近付いた頃、東の空が明るくなってきた。
場所を移動するとすでに小屋泊まりの人達が御来光を見るためにたくさん外に。
槍ヶ岳の奥に上がる御来光。今日は天気が良さそうじゃー

05:00 槍ヶ岳山荘出発。
今日はそのまま昨日のルートで下りると言っていた黄フリース氏とはここでお別れ。
準備中の黄フリース氏に挨拶とお礼だけして出発した。
またどこかでバッタリ会えるのを楽しみにしています。
出発時に撮った笠ヶ岳。頂上付近に朝日が当たってきれい。
今日はこのまま南下して最終的には穂高岳山荘を目指す。
コースタイム的には9時間半といったところ。
とりあえずの目標は南岳山荘。そしてその先にあるのが大キレットだ。
05:13 視界から消えそうになる槍ヶ岳を

槍ヶ岳山荘のテン場にはまだカラフルなテントが見える。
稜線に沿って南に少し歩いたら昨日まで見えなかった風景が。
ここからは見るものすべてが新鮮。色が違って面白い山だなーと

知識が無いので何山なのかさっぱり分からん

(実は自分が登った事もある山も含まれていたのにね

西側を見ると笠ヶ岳の奥にも山脈が。さすがにこれは分かる。白山だ。
地元から最も近い高山だが、こんなにハッキリ見えたのは初めて。嬉しい

そしてそして東側にはとんがり山。この日はずっとこの山を見て歩いたな。
なんて山なんだろうなーって思いながらの一日。形の良い、とんがり山だ

05:37 中岳頂上付近で振り返って撮った槍ヶ岳。
飛騨側(西)はさほど無いが、信州側(東)にはまだ雪渓がたっぷり。
そしてこの後、ルートを見失う。
いくら探してもマーキングが無い。
実際にはきっちりマーキングが付いていたんだが、見えてない。
まったく視界に入ってない。
自分の中では今日は南下していかないといけないという潜在意識で行動してるので、南側ばかり捜索する。何度も行ったり来たりして時間を浪費。一旦パスした人にも追いつかれ「マーキングが無いんですよぉ」と言うと、「そうなんですか?でもまぁ、稜線に沿って歩けば良いんですよね?」と東側の稜線を指差して言う。
(・・・あっ!?)
情けないというか何というか・・・。
なんでもそうだけど、思い込みって怖い。
視界には入ってるはずなのに見えなくなる。こうやって遭難するのかな?
まぁ、おかしいなと思った時に引き返してきたのは良い判断だった。
そういう事にしておこう

06:17 その後は順調にマイペースを通し、南岳山頂到着。
まぁここは通過点なのでそのまま下りに入ると人影が見えた。
今日は体調も良く何人もの人をパスしてきたので別に珍しくないが、この人は知ってる。
青メガネ氏だ。ようやく追いついた。この人も早いなー。
06:21 最初の目的地、南岳小屋に到着。青メガネ氏とほぼ同時。
青メガネ氏のこの日の目的地は昨日聞いたので知ってる。穂高岳山荘、自分と一緒だ。
青メガネ氏はここで着替え休憩を取る様子。
自分はここで水の補給をする予定だったのだが、南岳小屋、なんだかひっそりとしていて営業してるのか?って状況。(いや、実際ここに泊まった人に逢ってるから間違いなく営業してたのだけど・・・)そのまま素通りする事にした。
南岳小屋付近から撮った大キレット。いよいよ本日の核心部、大キレットを越える。
うへー、こんなに下りるん?こんだけ下りたらまた登らんとアカンのやで

後ろを振り返ると着替えを終えた青メガネ氏もザックを背負い出してる。
さ、自分も出発しよう!
最初の崖を下っていく。
獅子鼻岩という場所らしいが、ほとんど垂直に近い場所を鎖・ハシゴを使い下る。
そしてまた知ってる人物と遭遇。
Canon一眼を携えた好青年、ま~やんだ。(もちろんまだ名前は知らない)
追いついたらあっさり道を譲ってくれたのでそのまま下降。
ま~やん、槍ヶ岳のテン場を03時半に出発し、御来光の撮影に興じていたらしい。
ハシゴ付近では下から登ってくる登山者に会う。
崖の途中でヤンキー座りで登りを待ちながら、その人に「ここの登りはキツイですねー」と言ったら「いやいやここを下る方がキツイでしょー」と言われた。
(ふ~ん、そうなの?)と思いつつその場をやり過ごしたが、その後逢う人逢う人、下りの方がキツイ、怖い、と言っていた。
この山行で分ったのは、どうも自分は崖を下るのが好きみたい。
逆に苦手なのが足だけで登る坂

崖を下りて振り返って見る獅子鼻岩。
・・・どこをどう見たら獅子鼻なんだろうか・・・

そして長谷川ピークと呼ばれる付近の岩場。飛騨側に落ちたらサヨウナラー

ただ写真で見るほど現場を歩くとそうでもない。
長谷川ピークを抜け、そのまま順調にマイペースで行くと3人組のパーティに追い付いた。
先頭が30代後半の女性、続いて50代半ばの男性、最後に男性と同年代のリーダー的な女性。
こっちのペースと3人パーティーのペースはまったく違うのだが、追い付いた場所が悪かった。
リーダー的な女性が「(すれ違う)場所があれば行って頂きますから、ここはゆっくり行かせてあげてください」と言ってきた。もちろんすれ違う場所もないし、なにより先頭の女性の動きを見て(急かせたらマズイな)と直感的にも感じた。とにかく体の動きが不安定で見てるほうが怖かった。
今、これを書きながら調べると、追い付いた場所はどうも飛騨泣きと呼ばれる大キレット中の難所らしい。リーダー的な女性はそこが飛騨泣きである事を知っていたんだろう。それが「ここはゆっくり」という言葉に表れてる。
飛騨泣きをゆっくり越えた後すれ違わせてもらい、自分はまたマイペースで北穂高山荘を目指す。
大キレットも残りわずか。
北穂高山荘までの最後の崖を登る。
この辺りからは山荘から下りてくる登山者がグッと増え、落石に注意して歩いた。
落石については、このジャンダルム挑戦登山にあたりヘルメットの購入を本気で考えた。
ただいかんせん値段が高い。今後の使用頻度もそう高くないと思うし、テン泊でただでさえ荷物が多いのに更に増やすのか?う~ん、視界も遮られるかもしれんしな・・・と言い訳を考えながら結局買わずにこの登山を迎えてしまった。
現場で実感した個人的な感想を書くと、基本的な事を守れればヘルメットは不要かもしれない。
もちろんあるに越した事はないが、落石って基本的に人間が起こす。
基本というのは、そういう場所に最初から自分の身を置かないこと。
崖では人の下に入らない事。
ハシゴも一緒。
こんな基本的な事だけど、今回の登山ではそれが出来てない人が非常に多く驚いた。
ハシゴでは(あのー、上の人が落ちてきたらあなたも一緒に死にますよ・・・)って思った事が何度かあった。
想像力を働かせる。自分の身は自分で守る。
私も登山用に習ったわけじゃないが、想像すれば当たり前に分ることだと思う。
ただ人が増えてくれば知らない間に上に人がいる事もある。
それを避けるためにも早立ち早着きし、危険箇所で渋滞するリスクを避ける。
こういう人気のあるアルプス登山では基本の重要性を身を持って感じた次第。
08:15 北穂高山荘到着。着いた着いたー!大キレット抜けたー

槍ヶ岳山荘を5時に出て3時間ちょいで着いた。
予定より全然早く着いたし、今後の余裕も出て来た。
こりゃーここで大休憩だな

向かった先は売店だ。もちろん


昨日飲めなかった生ビールを800円でいただく。
休憩していた外人さんに「ココデノム ナマビールハ サイコーネ!」と話しかけられ、どう応えて良いか分からんけどとにかく親指上げて満面の笑みで返した

この行動、この時点で完全に調子に乗っていたものと思われる。
いやー、ここの眺めは最高だぁ

大キレット抜けて今日の仕事は終~了~くらいの勢いで自分が歩いて来た稜線越しに見る槍ヶ岳を眺めながらビールをあおる。いやー最高だぁ

ちょっと移動すれば笠ヶ岳もばっちり。
今回の山行で立ち寄った山小屋の中では個人的にここが一番。良い小屋だぁ。
気に入ったついでに山小屋バッチと手ぬぐいまで購入した。
うん、完全に調子に乗っていた。。。
私は靴下まで脱いで完全リラックス状態。
後ろの若いカップルの話が聞こえてくる。
「今日は1人1枚の布団で寝れると良いね」と可愛く話す彼女に「無理だね」と冷たく突き放す彼氏。
(よほど嫌なことあったのかな?ちょっとキレてます?

山の経験が余りなさそうな彼女の沈んだ声がとても印象的だった。
やはり昨日は沢山の人でごった返したみたいだ。
今後もテントを担いで登ろう、と心に決めた瞬間だった

30分ほど休んでいると、先ほど飛騨泣きですれ違った3人パーティーが上がって来た。
目が合ったので挨拶すると30代後半の女性が「おつかれー

この時点での休憩者は数人で、3人のテンション上がりまくった声はどこに居ても聞こえる。
リーダー的な女性が「○○ちゃん良かったねー!やっぱり去年は何かが足りなかったって事なのよー!」と話してた。たぶん去年大キレットに挑戦して途中棄権したんだろうな。
あまりに充実感に溢れていたので、大キレットをバックに写真撮りましょうか?と話しかけると、リーダー的な女性が「昨日どこかでお会いしましたよね?」と言う。
・・・知らんなぁ

「そのハンティングの帽子、どっかで見覚えがあるんだけどなぁ・・・」と言われ思い出した。
昨日、飛騨乗越を疲労困憊で登って来た時、「大キレットを抜けられて来たんですか?」と話しかけられた3人組のパーティーだ。
話すとその後は南岳山荘に小屋泊まりして、大キレットに備えたそうな。
大キレットを越える!というのがこの山行の大目標だったんだなぁ。おめ

そしてそのテンションのまま「さぁ下りよう!」って出発していった。
ここからだと・・・北穂の分岐で涸沢の方に下りるのかな?
その3人組を撮ってあげたお礼に撮ってくれた写真。
あの尖がってる槍ヶ岳からこの稜線を歩いて来たんだなぁ

今回、お金が無くて買えなかった物に帽子がある。
これはどっかで1000円程で買った普通の帽子だけど、山では目立つ。
みんな山用のシャカシャカした素材の帽子を格好良く被ってる。
最初はちょっと恥ずかしかったけど、今回この帽子のおかげで何人かの人に覚えていてもらった。
これはこのまま突き通しても面白いかもしれない

そしてまたしばらくすると青メガネ氏とま~やんがほぼ同時に上がって来た。
お疲れ様の意味を込めた会釈をすると、青メガネ氏が自分の斜め前に座った。
「歩くの早いですね」と言われ、「今日は体調が良いですわ。昨日はあなたのペースに付いて行ってバテましたけど

そしてこれからの予定を確認。
今日は穂高岳山荘に泊まって、明日前穂高から上高地に下りてバスで新穂高温泉の駐車場に帰るという事だった。
気が付けば09時を過ぎてる・・・約1時間の大休憩だ。
知らない間に北穂高山荘のデッキにも人が溢れていた。人込みは苦手。
青メガネ氏に先に出発する事を告げ、ザックを担いだ。
その青メガネ氏もすぐに出発する体勢だった。
目指すは涸沢岳を越え、その先にある穂高岳山荘。本日の最終目的地だ。
大キレット抜けた今、今日はもう他に何も不安はないと思っていた。
ビール飲んで調子こいた代償がこの直後に訪れる・・・。
その6へ続く
(って長げーなコレ

2010年07月19日
2010年07月17日
2010年07月16日
登山 アルプスを攻める
初めてのアルプスに行きます。
去年から考えていた事で、登山初めて1年以内のこのタイミングで決行。
今じゃないと意味が無いんだ。

今日の夜、あと1時間後には出発し、明日の朝からアタック。
単独です。
へこたれたり、危険を感じたらすぐ撤退予定
とにかく安全に・・・。
去年から考えていた事で、登山初めて1年以内のこのタイミングで決行。
今じゃないと意味が無いんだ。
今日の夜、あと1時間後には出発し、明日の朝からアタック。
単独です。
へこたれたり、危険を感じたらすぐ撤退予定

とにかく安全に・・・。