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管理人:たかぼー
生年月日:1976.10.9
家族構成:妻(いくみん)
       長男坊(いぶ)
       次男坊(ゆう)
       長女(きずみん)
       三男坊(いーちゃん)
趣味:登山、DIY、アウトドア
2008年
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2009年
本格的にアウトドアを始める
2010年
登山歴9ヶ月目でジャンダルム
2011年
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2012年
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2018年07月21日

針ノ木岳〜五竜岳縦走 2日目

初日はこちら

7月18日(水)
ストックシェルター内でまだかまだかと出発時刻になるのを待つ。
30分程のうつらうつら寝を繰り返すばかりで、全然寝れない。
寒い訳でもなく、この時期エスケープビィビィだけでも大丈夫。
結露対策で入口を半分以上開けっ放して寝てたくらい。

02時半過ぎに、もう良いだろ、と行動開始に向け朝食や撤収準備を静かに行い、03時半に出発。

他のテント泊の方々はまだ行動しないようで、自分が最初の出発だっただろうか。

ヘッデン点けて鹿島槍ヶ岳に向けて歩く。
04時前にして既にうっすら明るい。


最初は布引山で日の出を迎えれば良いかと思っていたけど、予定より30分ほど早く出発したので鹿島槍の頂上を目指す。
日の出は4時40分ほど。
冷池山荘のテン場から鹿島槍まで1時間で行けるのか!?  続きを読む


Posted by たかぼー at 16:23Comments(0)北アルプス唐松岳鹿島槍ヶ岳五竜岳

2018年07月17日

いざ北アルプスへ

八方尾根バスターミナルから扇沢行きのバスの中。
(1800円とまーまー高い。。。)

予定は北アルプスでもまだ行けてなかった針ノ木や鹿島槍ヶ岳へ。
ようやくだ。何年越し??

今日は移動距離もあるので予定通りのテント場へ到達出来るか不安。
まーあかんかったら一個手前のテント場泊にするつもりで。

久しぶりに、ゆったり北アルプスを楽しみたいねー  


Posted by たかぼー at 08:43Comments(0)北アルプス

2017年08月22日

久々に北アルプス

久々に北アルプスへ。

下山直後にワイパー間に合わないほど豪雨。

と言って、登ってた時は良かった訳もなく。。。
そんな天気に北アルプス行く奴って。。。^^;  


Posted by たかぼー at 21:32Comments(0)北アルプス大日三山

2015年09月25日

北アルプス最奥 赤牛岳日帰りピストン

北アルプスは赤牛岳日帰りに挑戦。

チャレンジ2015と題した、自分自身への挑戦の記録。


  続きを読む


Posted by たかぼー at 22:01Comments(4)北アルプス赤牛岳鷲羽岳水晶岳

2015年09月23日

チャレンジ2015完了

チャレンジ2015と勝手に命名した自分自身への挑戦から帰宅。

今回のチャレンジは赤牛岳日帰りピストン。
北アルプスの最奧の山に日帰り。

新穂高温泉から赤牛岳に行って帰って来る。
ただそれだけ。

ツアーで行けば3泊4日
普通の登山者が考える日程で2泊3日
速い人で1泊2日

その行程を日帰り

トレランじゃなく、荷物も担いで、歩いて帰ってくる。

ネットで検索してもトレラン以外ではやってる人の情報がない。
まぁ普通の登山者は考える事すらない無謀な行程。
というか、何のためにするの?と理解もされない計画。
「日本で初めてかもよ」と長男坊に言ったのはそんな事から。

出発前、子供たちに伝える
「今回は体力どうのこうのじゃない。メンタルやな。」

そう、自分のメンタルが折れるか折れないか。
長時間歩き続ける気力が持つか持たないか。
成功の鍵はそこだけ。

何のために?と言われると、自分のためでもあり、子供達にそれを伝えるため。

詳細は後日。


  


Posted by たかぼー at 02:29Comments(0)北アルプス赤牛岳鷲羽岳水晶岳

2015年09月09日

剱岳 北方稜線を行く

今回の目的は剱岳の北側に位置する稜線である北方稜線というバリエーションルート。
1日目:立山室堂→剱御前小舎→剣沢野営場
2日目:→別山尾根→剱岳→北方稜線→池の平小屋→仙人池ヒュッテ
3日目:→仙人新道→真砂沢ロッジ→剣沢→剣沢野営場→剱御前小舎→立山室堂

山の名前、特に位置(谷やピーク)を特定する名前は昔ながらの難しい名前ばかりだけど、調べてみたり、行って見たりすると、なるほどと思うことが多い。昔の人はさすがだ、と最近良く思う。
剱岳は特にそんな名前が多い気がする。
今回の北方稜線は、そんな名前ばかりで、剱岳本峰~小窓のコルまでの間を歩く事に。
北方稜線では「窓」と名前が付く場所が良く出てくるが、富山県では深く凹んでいる形状を窓と呼んだそうで、長野県ではそれを切戸(キレット)と呼んだんだそうな。ほー。

週末の天気予報とにらめっこ。
予定では土曜日~月曜日の2泊3日の行程。
どうも土曜日の天気は良さそうだが、その前後はいまいち。今回の目的である北方稜線での天気崩れは避けたいので、休暇申請を直前で変更し、金曜日~日曜日の行程とした。
最悪、土曜日だけ晴れればOKという判断。
TUBOさんYOSIさんイッシーの4人で。

■9月4日(金)
05:45自宅出発。
09:10立山駅到着。
道中は激しい雨。
「こんな日に山登りに行くやつアホちゃうかー」と今更後には引けない4人。
全員金曜日を急遽休みにした連中。。。

立山駅で室堂までのケーブルカー&バスの券を買い、09:30のケーブルで美女平を経由し10:40に室堂へ。

真っ白・・・

ガッスガス・・・

11:00
仕方ないのでカッパを来て歩き出す。
テント泊装備なので急登の雷鳥坂を避け、尾根上までなだらかに登るルートを選択し、剣御前小舎を目指す。
長い距離を歩くが、コースタイムは雷鳥坂経由と同じ。



降ったり止んだりの変な天気で、途中キツイ雨に降られながらも13:55に剣御前小舎へ到着。


トイレ休憩と多少の行動食を補給し、今日の最終目的地である剣沢野営地へ向かう。

ここからは自分自身、初コース。
剱岳へは早月尾根経由では登った事があるが、別山尾根経由では初めて。
よってかなりメジャーである剣沢野営地も初めて。
ちょっと嬉しい。
ナイスタイミングで雨は上がった。



14:35到着。
早速テント設営に取り掛かる。
3人テントと1人テント×2

テント設営後に雨。
飯もまだ食べてないのに雨。
仕方ないのでテント内で時間を潰すが、暇。
耐え切れず3人テントの自分とTUBOさん、ビールを飲み出す。1人テントの2人、聞こえてたようで、3人テントに4人が集合し、そのまま飲み会突入。
狭いテント内で、みんな窮屈に胡坐かいてたものだから足が攣って大変・・・。
雨だったけど、面白い時間。

明日もしこんな天気だったら撤退だなーと言いながら就寝。

22:00
目を覚まし、テントの空気穴から外を見るとガス。
時折雨がテントを叩く音も聞こえた。
あかんかなー

■9月5日(土)
01:00
目を覚まし、また外を覗くと、おお!星!
これは行けるぜー、とまた寝る。

03:00
起床。


04:00には出発したい。
今日は天気が良さそうなので、登山者も多い。通過点の剱岳での渋滞は避けたい。早く出発して、渋滞が始まる前にカニのタテバイを抜けたいのだ。
テントはそのままデポ。
翌日の帰り道に回収に来る予定だ。

しかし、のんきに茹で卵作ってたら04:30出発に。
既に剱岳へ向かう別山尾根にはヘッデンの列。
マジか。。。



よし、行くぜー!と思ったらみんなトイレタイム。
マジか・・・
ちょっとくれー我慢せーよぉ・・・

04:40ようやく出発!


五竜と鹿島槍がうっすら見えてきちゃったよ。。。

05:10剣山荘
YOSIさん「腹の調子が悪い。トイレ!」
マジっすか!!



05:20剣山荘出発。


こんなところでモルゲンが。。。
でもめちゃいい感じ~

20人くらいの団体さんが随分前にいる・・・


カニのタテバイまでにあの20人、パス出来るか?
いつもはそれほど飛ばさない&絶対に先頭には立たないTUBOさんが先頭になり良いペース。
明らかに20人をパスするつもりの様子。
それを感じないKYなYOSIさん。
「マジかー、これタテバイで渋滞するんちゃうかー!?」とデカイ声だがペースはのんびり。

あんたや、あんたのせいやでー
あんたのう○こタイムでこうなってんねん。

その途中、御来光。
デリカシーの欠片も無いYOSIさんと見ても、やっぱり山で見る日の出は素晴らしいわー





何度見てもこの景色は素晴らしいな。

結局、前剱を過ぎた直後、カニタテにたどり着く前の鎖場(何というところか知らん。今回は剱 別山尾根については何も調べてこなかったので・・・)渋滞につかまる。
20人のうち、3人しかパス出来なかった・・・。


個人的な結論から書くと、初めて別山尾根から剱岳に登ったが、何でこのルートが一般登山道になってるのか?というのが素直な疑問。
明らかに難しい。
鎖やステップが打ってなかったら、相当厳しいのは間違いなく、打ってあってもトレーニングしてない普通の登山者では厳しいコースだと思う。
渋滞するのは当たり前。そら事故も起きるわ。
雷鳥平や室堂がありアクセスが容易という事で、思考が登山道スタートじゃなく、資材運搬スタートだからかなぁ?と思うが、一般登山道は早月尾根だけにすべきだったんじゃなかろうか。

イライラしても仕方ないので景色でも眺めて待つ。

後ろでは追い着いて来たYOSIさんがそれを見て「うおっ!マジけー!」とデカイ声。
いや、あんたのせいやでー(苦笑)

鎖場を抜けてもそこからカニタテまではなかなかパス出来るようなルートじゃなく、結局カニタテで渋滞にはまる。
まぁそれでも15人ほどの渋滞で済んだが、恐ろしい事に5人ほど前のおじさん、ザイルを取り出した。。。
マジか!?



そのペアを待ってる間に凄い行列に。
後ろの登山者もイライラで「そんなん後ろたまらんでー、先に行かせてやー」と前に不満ぶつける。
リードのおじさんがまた遅い。確保されるおばさんの方が「すいませんすいません」と言いながら、おじさんより登るの速かったんじゃないのか?と思うくらい。
カニタテの上ではリードのおじさんがおばさんに「だからちゃんと訓練して来ないと駄目だよって言ったでしょ!意味が分かったでしょ!」と説教してましたが・・・。
このコースではやはりそれなりにトレーニングして来た方がいいですね。それか渋滞が少なさそうな時間や時期を狙うのかな。自分が登るより見てる方が怖い。

08:00剱岳到着
20~30分程の停滞でカニタテを抜けて、剱岳本峰へ。
山頂は30人ほどの登山者で賑わい、座る場所も無かったので、北方稜線の方に少し降り休憩。


写真を撮って、少し腹を満たし、さぁここからが今回のメインの北方稜線。


八ツ峰のギザギザ。3大岩稜のフォルム。

山頂ではたまたま「点の記」について少し喋った優しそうなおばさんが、自分が『この先キケン』の注意看板の先に行くのを見て「どこ行くの?」と聞くので「あっち」と北方を指差すと、意味不明な行動に見えたらしく、寂しそうに去って行きました。



剱岳からまず最初は長次郎のコルを目指してクライムダウン。
ここは長次郎谷側も馬場島側もどちらも気を付ければ降りられます。

長次郎のコルまで降りると、その先には長次郎の頭。
頭はズコと読むみたい。
自分にとってはここが唯一の核心だったかも。
長次郎の頭は4つのルートが取られてるらしい。
先頭の自分が決めたトラバースラインがどうもミスったのか、スーパー危険なトラバースラインに。
自分は行けると判断して行ったが、その後に続く3人には悪い事をしました。。。
自分がとったこのルート、女の子には厳しいなぁ。

TUBOさん「緊張して汗がドッとでたわ。。。」
YOSIさん「おめーの足の長さにあわせるな!」



結果論、長次郎の頭は岩登り出来る方なら素直に直登した方が良いかな。
トラバースラインはよほど嫌かも。

そのトラバースを抜ければすぐに有名なポイントに。
岩壁のバンドを慎重にクリア。



その後は2枚岩のサイトと呼ばれる、テントを張れそうな休憩ポイントを通過し、池ノ谷の尾根の頭へ。
そこでは目の前にチンネ、八ツ峰の頭が現れる。



そこからは急な40m程のクライムダウンとなる。
クライムダウン中に、池ノ谷側から長次郎谷側に進路を変更するなど、事前に得た進路の情報があったが、気を付ければどこを通っても行けそうな感じ。
自分はそのまま池ノ谷側を降りた。



クライムダウンし、池ノ谷乗越に到着すれば、そこからが有名な池ノ谷ガリー。
ここから150mほどこのガレ場を降りますが、足を踏み込むとガリガリガリーと足場が崩れていきます。
悪名高き、池ノ谷ガリーです。


トレースは見えるので、どちらかの壁沿いに歩けばそれなりに降りて来れます。

個人的には鋸岳からの角兵衛沢のガレ場を降る方が余程嫌だったかな。あそこの方がまだスケールが大きく、ガレ場の岩も大きい感覚。

ただし注意して欲しいのは、そのまま何も考えずに降りるトレース通り歩いてしまうと、次のポイントの発射台の取り付きまで降りてしまう可能性があります。(ちゃんと別に三ノ窓へのトレースもあります)
要するに三の窓をバイパスしてしまいます。三ノ窓に寄りたい方は注意です。まぁ基部まで降りても30mほど登り返せば良いのですが、自分達は面倒くさくてそのまま三の窓に寄らずにスルーしてしまいました。
出来れば行きたかったなぁ。
そこにはテントを張れる良い休憩スペースがあるはずです。


池ノ谷ガリーを振り返る。

そして次のポイントの小窓ノ王の肩までの発射台です。


池ノ谷ガリーから見た発射台は壮大で迫力ありましたが、基部に立ち見上げると大した距離もなさそう。
これ登るんすかー?と疲労が出てきた感満載のイッシーに「これ登るのに何分掛かると思う?」と聞くと「30分」と言う。「いや、こんなん10分やわ。」「絶対無理ですって」「いや、そんなもんやて。人間て凄いもんでな、歩くとすぐなんやわ」と歩き出す、結局、自分もイッシーも7分で小窓ノ王の肩に到着した。
速かれ遅かれ、人間て歩いてたら目的地に着く。
大したもんやね。歩く方向は間違えないように。(笑)

小窓ノ王(小窓というコルの上にある大きな岩稜の事を指し、「王」と呼んでいるらしい)の肩に辿り着いたら、もう大体本日の登るポイントは終了となる。
イッシー一安心。


小窓ノ王の肩からは少しだけ稜線伝いに歩き、そこから小窓雪渓側に150mほど、黒岩のふもとまで降り、ゆるりと斜上する。
次のポイントは小窓ノ頭をトラバースする、そのルート上にある2つの雪渓渡り。
ここにちょっとした雪渓があるがゆえ、荷物になるのにアイゼンピッケルを持ってきた。
そして着いてビックリ、たったこれだけ!?
事前の調べで知ってはいたが、更に小さくなってるね。。。
5m程の雪渓通過。アイゼンもピッケルも無くて行けそうで、落ちたとしてもその下15m程で雪渓が途切れてるので相当痛いけど、死ぬ事はなさそう。
しかし、せっかく担いできたので念には念を入れてアイゼンを履いて通過。たった20秒の使用時間・・・。



しかし!雪渓ポイントはもう一箇所ある!
そっちでちゃんと使えるだろうと、外したアイゼンを手に持って5分ほど移動。
そして出てきた2つ目の雪渓。
溶けててアイゼンいらん。
寂しくアイゼンをザックにしまう。

なかなかこの雪渓の情報が無く、この2つの雪渓があるのか無いのか、アイゼンピッケルまで欲しいのかどうなのかがなかなか判断できない状況が山行前まで続いた。
前日に剣沢野営地の山岳警備隊に確認しても「最近行ってないのであれですが、アイゼンピッケルはとりあえず持って行ってください」としか言われなかった。
7月8月ならデンジャーゾーンとなるポイントだと思う。
かなりの斜度なので、滑ったらどこまで落ちるのか、不明。
時期によっては雪渓渡りは3箇所という情報もあり、まぁ近々の確かな情報でも無い限り、念には念を入れてアイゼンピッケルは持って行くべきですね。

雪渓渡りを終えると、後は小窓まで降るが、小窓の手前は一旦馬場島方面に進路(急斜面で注意)を取り、最後はまた稜線上に戻り、ガレ場を越えて11:00頃に小窓に到着。



ここで小休止。
喉を潤し、小腹を満たしながら小窓雪渓を見下ろす。
小窓雪渓は三ノ窓雪渓と一緒で2012年に日本で初めて氷河と認定された場所。
その小窓雪渓にはウロウロしてる3名の姿を確認できた。



ちょっと前に通過した、2箇所の雪渓ポイントを通過するくらいから小窓雪渓でウロウロしてるのを確認しているので、もうかれこれ1時間ほど雪渓にいるんじゃなかろうか、あの3人。
ここは最後の難関(?)ポイントで、迷うポイント。
どうも小窓雪渓から池の平小屋に行く坑道が見つからないらしい。

ちっ。あの3人の後を付いてけばすぐに道は見つかるなーと思っていたのに誤算だー。

休憩後、自分達も小窓雪渓に降り、坑道を目指す。
よく聞く情報では『2本目の滝が見えたらその対岸に取り付きがある』というが、のっけから小さい滝が現れて、この滝は1本目か?とか既に疑心暗鬼。

すぐに3人のうち、1人が近付いてきて「坑道への道知ってますか?」と聞いてきた。凄く不安そう。3人の内訳は2人パーティーと単独1人らしい。3人とも道が分からなく、1時間ほど探しているとの事。
こちらも知ってる限りの情報を伝えるが、最後に自分が伝えた「ま、自分達もここ、初めてなんでね」という言葉に急に浮かない表情。(笑)

「大体滝2本目とか、そんな曖昧な情報はあかんのやってー。もうすでに3本目やっちゅーねん!滝あり過ぎやねん!」「標高では2120m地点にあるらしいから、あなた等がウロウロしてる地点よりもっと下だと思いますよ」とか言い合いながら、ガーミンを持っていたその単独者は休に明るい顔になって「2120m地点ですか!」とガーミンを眺める。
「もっと下ですね」
「でしょ?」

それで単独者も含め、4人でずっと降っていくが、ウロウロしてた2人は自分達と話もせずまた上に登って行った。どうもプライドがあるらしい。
実は剱岳付近ですれ違っていて、こちらから挨拶したけど非常に愛想が悪かった2人で、自分達もまー放っておけば良いんじゃね?と。

しばらく降って2200mを過ぎた時点で、進行方向左側の岩を見ながら歩くが、よく分からん。
「まーこのまま注意しながら2100m地点まで歩かなしゃーないな」「そやなー」と言いながら歩いているとイッシーが突如、
「そう言えば僕坑道への取り付きの写真コピーして持ってますよ」
「なんでもっと早よ出さんねん」
「いや、忘れてました」
「使えん男やなー!」
と散々言われたが、そのコピー写真を見て
「形からあの岩ちゃうか?」
とその指差す方向をよく眺めると
「あっ!登山道ありますやん!」
とイッシーのナイスプレーで我々3人は一発で坑道への取り付きを見つけた。
そしてその瞬間、ガスに紛れた。



「もう少しイッシーが写真出すの遅かったらやばかったな」
「ほんま、危ないところやわー」
「何でもっと早よ出さんねん」
と、また散々いじめられるファインプレー男イッシーであった。

近くまで降ってみると確かに標高は2120m程。
3枚の写真を並べて置く。
どれもほぼ中央あたりがその取り付きである。






中央付近をよく見ると、白と赤のカラフルマーキングが見えるはず。

そしてその取り付きの対岸には確かにデカイ滝が落ちていた。
何本目の滝かは季節や天候によって違うようだが、この大きな滝はまず間違いなく目印にはなるだろう。
ガスっていてもこの大きな滝の音は目標になるはず。
それくらいの大きな滝です。



単独の男は取り付きを見つけると足早にお礼を告げて去って行った。
「本来は真砂沢ロッジに泊まる予定でしたが、ここで余計な時間を食いました。本当に助かりました」


今から真砂沢ロッジとは、元気な事です。
確かにここでの時間ロスは痛かっただろうなぁ。。。
坑道に乗って、だいたいこの位置でした。標高もだいたいこんな感じ。



坑道に取り付いた我らパーティ。
その頃にはガスも晴れ、遥か上方に2人パーティが見えた。今度はまた降ってきている。
単独の男も含めて我ら5人が坑道に入ったのはあちらからも間違いなく見えているので、その後を追って来れるだろう。
プチ遭難お疲れ様。

まぁもっともここで道迷いすると小窓でビバークとかになるので、天気が悪かったりガスっていたりしたら自分達から声は掛けただろうけど、晴れてたしね。

山での教訓『挨拶は大事だ』

ここまで来れば一安心。
後は目的地までの仙人池ヒュッテまで池の平小屋を経由してほぼ一般道となる。
北方稜線もお終い。

平の池(池の平小屋の下の池)が見えて来たところで先頭の自分に向かってYOSIさんが
「いつ昼飯食うんよー」
と言ったことで、すっかり昼飯の時間を過ぎてる事に気が付いた。13時過ぎ。


まぁこの日はちょいちょい休憩しながら行動食も食べてきていたので、昼飯というよりは「休憩させろ」という事で、大休止。
個人的には池の平小屋まで行ってしまいたかったが、まぁ時間は想定通り来てるし、OK牧場。
休憩する姿を見ていると、3人共にけっこう疲労は来ている感じ。
あと1時間ほど、頑張ろー。

20分ほどの休憩後、池の平小屋に向かって出発!
この間にプチ遭難していた2人パーティーが追い抜いていった。相変わらず挨拶なし。まったく。。。

すぐに小屋は見えてきた。


14時くらいに池の平小屋到着。
抜いていった2人パーティーはここでテントを張る様子。
ここで再度大きく挨拶しておいた。
相変わらず愛想なしのパーティーだ。
池の平小屋の主人が暇そうにベンチに腰掛けていたのでしばし雑談。ただの休憩なのにお茶まで出してくれた。仙人池ヒュッテもそうだったけど、いい山小屋だ。


駄目もとで山バッジなんてここにはないですよね?と聞くと「あるよ」と驚きの返答。
あるんだ・・・

見てみると池の平とも何も書いてない。。。
しかも驚きの価格1000円。今までで一番高いちゃうかな。
ま、こんな奥深い小屋にはなかなか来れないし、買っておいた。
意外とレアかも(苦笑)

剱岳測量100年を記念して作られたバッジらしい。

そして最後の仙人池ヒュッテに向けて歩き出す。



仙人峠を越えて見えてきた、本日の最終目的地。



15:20仙人池ヒュッテ到着


今日は小屋泊まり。
どれくらいの宿泊者がいるかが気になったが、自分達4人を含めてトータル8人!やたー。
布団一つで寝れるぜー
部屋も10人部屋もらえたぜー
ゆったり布団で寝れる幸せ。最高。

贅沢にも1泊夕食付き&朝食弁当付きにしてもらい、9300円。
この小屋にはなんと風呂がある!
素晴らしい!
風呂上りに、夕食までの時間でビールを飲んで、至福のひと時。
夕食もおいしかった。


夕食後はこの小屋に宿泊する大きな理由の一つ、仙人池からの裏剱の眺め。ガスってて諦めてたが、夕食後の一瞬、急にガスが晴れてきて裏剱が見れた。




風もなく、池に裏剱が綺麗に逆さに写っていました。

宿泊者8人全員で見ました。ラッキーでした。



残念ながら翌日の朝日は見れなかったですが、見れただけでもラッキーと思わねば。
日が落ち、就寝までの間は、この小屋の歴史であるアルバムなどを見せてもらい、いい空気感で寝ることが出来ました。
みんな疲れてたので20時前には就寝でした。



■9月6日(日)
04:00起床。
・・・が、雨音。
再度、ふて寝。
・・・が、さすがに起こされる。。。

楽しみにしていた仙人池からの裏剱は無し。
準備をして05:15に合羽を着て出発する。
小屋の方が見送って下さいました。
朝の早くからありがとうございます。
素晴らしい小屋でした。

今日は仙人新道を通って剣沢を通ってデポしたテントを回収して帰るだけです。


氷河指定された三ノ窓雪渓。

06:35
二股の吊り橋に到着。


なかなかの急な下りでした。
剣沢を歩いた後に、ここを登るのは辛いだろうな。
標高は2200m位から1600m程まで1時間ほどで降りました。

雨は振ったり止んだりです。

二股の吊り橋からは剣沢の岸を遡上していきます。
この剣沢の下流は去年歩いた黒部峡谷、下の廊下の十字峡です。そう思うと感慨深いものです。

07:40真砂沢ロッジ着


先にロッジに入った自分が小屋のおじさんと話すと
「お前、下にキャンプ張ってたやつか?」
「違います、仙人池ヒュッテからです」
「珍しいところから来るな」
「そうですか、めちゃ良いところでしたよ」
「紅葉の時だけな」
って感じで、なかなかツレナイおじさんです。
YOSIさんが「トイレ行ってくるわー」と言った後、小屋のおじさんに捕まってます。
「トイレの使用料、先払いや、100円払わんとここ通さんと言われた」ですって。(笑)
たぶん悪い人じゃないんですよ、きっと。
後から来た3人パーティの女性2人(男性1人)にはめちゃ優しかったですから(苦笑)

真砂沢ロッジのすぐ上の剣沢からは雪渓になってました。
ここから剣山荘付近までは雪渓でしょうから、迷わずアイゼンを装着。
ただし1箇所は夏道ルートで滝をトラバースするように山際を歩くので、一度アイゼンを外さねばなりません。
面倒なら最初はアンゼン無しで歩いてもいいかも。



アイゼンを脱いでる間に先ほどの3人パーティーに抜かれました。
この後、このパーティーとは剣山荘までずっと一緒でした。聞くところによると、愛知からのメンバーで、土曜日に室堂から剣沢を降り、池の平小屋で一泊。
当日は北方稜線を通って帰る予定だったらしいのですが、夜中3時頃に小窓雪渓まで行った時に雨が降って来て撤退してきたのだとか。
女性2人も「ハーネスもアイゼンもザイルも持って来たんですよー。一度も出さずに持ってるだけですよー。面白くなーい。」とブツブツ言いながら雪渓を歩いておりました。
自分達は初日も3日目も雨に降られましたが、2日目の北方稜線は予定通りの良い天気でしたので、贅沢言っちゃあきませんね。

途中、また機会があればチャレンジしてみたい源次郎尾根の取り付きを探しながら歩く。
源次郎尾根の末端は二股に分かれてますが、平蔵谷側の尾根に取り付きを発見。
よく記憶しておく事にする。



雪渓をクリアし、剣山荘に到着。
天候がここに来て更に怪しくなってきたので、山バッジだけ購入してすぐに剣沢野営場に向かいます。
何とか大雨になる前にテントを撤収したい!

10:40剣沢野営場
雨はまずまず降り出した。
「おいおい、もう少し待ってくれやー」と言いながら急いで撤収。
2日ぶりにテントを入れたザックはズッシリ重く、ちんたら歩きが更に遅くなる。。。
そして雨は本振りに。
「良かった、こんな中でテント撤収にならなくて」と、11時過ぎから別山乗越までとぼとぼ歩く。さすがにキツイ。

11:40剣御前小舎到着
テントを担ぎ、スーパー遅くなったYOSIさんを剣御前小舎で待ってる間、玄関先を貸して頂き雨の中、立ちながら昼ごはん。
仙人池ヒュッテで作ってもらった朝食弁当のおにぎり半分とマスの塩漬けを頂く。スーパーおいしい。
YOSIさんが到着した瞬間、「さ、出発しますよ!」と言ったら、一緒に雨宿りしてたお兄さんに「鬼や・・・」と言われた(笑)
YOSIさんも「そうや、鬼や!お前は鬼やー!」と昼飯タイム再び。

12時過ぎ、剣御前小舎を出発。
2日前と違い、今回は早く降りたいという事で、雷鳥坂を選択。
最後の力を振り絞って、良いペースで雷鳥平まで降りてくる。



そして雷鳥平から室堂までの登り階段が地獄。
最後の最後で人工的な石の階段が堪える・・・。

13:20
みんな雨に打たれながらフラフラになって室堂到着。
雨でも観光客は多く、観光客に紛れながら階段で着替えを済ませ、14:00ちょうどの臨時便のバスに乗る。

14:45立山駅到着

麓の温泉に入り、飯を食い、20時頃帰宅。

無事に帰れて感謝。


■山行を終えて
バリエーションルートの北方稜線。
長次郎の頭のトラバースラインが一番難所か。
事前に下調べをしっかりしておき、天候に恵まれればトレーニングしてる人なら特に問題なく通過可能と思う。
それより一般登山道だと安易に考え、普通の山の延長で別山尾根ルートに来る方が気を付けた方が良いかも。
小窓雪渓を降りる際には大滝の対岸、2100m付近の取り付きを良く調べておくことをお奨め。視界が利かない時には最悪降りていく時に左側の岩壁沿いを辿った方が良いかもしれません。

仙人池ヒュッテはお奨め。
なかなか簡単に行ける小屋じゃないですが、機会があればぜひまた行きたい所です。
  


Posted by たかぼー at 22:58Comments(0)北アルプス剱岳北方稜線

2015年09月06日

山へ

この週末は山に行かせてもらいました。
きずみんの数少ないパレードがあるのを忘れてて。。。
ごめんよ。。。

今回バリエーションルート。
劔岳経由の北方稜線へ。
同じ日に同じルートで滑落し両足骨折という事故も起きたそうですが、両足骨折だけで済んで本当にラッキーだったね、という場所です。

自分も本当に気を付けねばなりません。

  


Posted by たかぼー at 19:18Comments(0)北アルプス剱岳北方稜線

2015年05月30日

残雪の北穂高岳へ

今回の山行予定は直前まで行き先が決まらず、と言うより、直前で行くことを決めたので、行き先の決定が遅れ、直近までは八ヶ岳の赤岳を目指していた。
しかし出発数時間前に既に赤岳に雪はなく、夏山コースっぽくなってるらしい、という情報をゲットし急遽行き先を修正。
雪がたっぷりあること間違い無しの北アルプスは奥穂高岳を目指すことに決定した。
なんて計画性のない。。。
山仲間のTUBOさんと。

■5月22日(金)
02時前に我が家を出発。
スカスカの高速道路をぶっ飛ばし、05時過ぎにあかんだな駐車場着。
びっくりするくらい車が少ない。20台くらい?
金曜日と言うことはあるが、GWが過ぎ、夏山までのちょうど谷間で人気がないのかな。
06:20に始発の上高地行きバスに乗車。(片道1050円)
並ぶ必要もないくらい人はまばら。


06:50に上高地バスターミナルに到着。
07時過ぎに上高地を出発。
ただひたすらに涸沢目指して歩く。


行きも帰りもダレて来る、横尾山荘までの3時間の歩き。。。

10時前に横尾山荘に到着。
ここで進路を涸沢に向け、横尾大橋を渡る。
ようやく登山ぽい道になる。
歩みを少し進めれば、本谷橋。
夏山では本谷橋を渡って山際が登山道だが、ちょうどその辺から雪渓が見えてきた。
橋のたもとでは涸沢ヒュッテと涸沢小屋の方々かな?が、ちょうど橋の設置作業の真っ最中であった。
お疲れ様です。ありがとうございます。
我々はそれを横目に、涸沢筋に沿って延びる雪渓を行く。
ここからは夏山コースから外れる。
雪渓は涸沢ヒュッテまでそのまま続いている様子。
それなら足も滑るし、という事で、ここからは12本爪アイゼンを装着。

足が重ーい。

雪渓の下からは水が流れる音が盛大に聞こえ、処により穴も開いてる。ビビリながらルートを決めて登ってると、その横をスタスタと軽装の女性がソロで登って行ったが、何も考えていないのか歩きやすそうな場所をスタスタ歩いて行くので後ろから見ていて怖かった。
今に姿見えなくなるんちゃうか?と。
一度「そこヤバイですよ」と声を掛けたら、ハッとビックリした顔でようやくルート修正。
・・・よく来たもんだ。

涸沢の沢筋を上り詰めていく。



足が重ーい、足が重ーい、と歩くこと2時間半。
さすがに睡眠不足が効いて来たのか、はたまた今年一発目の山登りで体が慣れていないのか、ようやく涸沢ヒュッテに到着。
本日の予定はここで穂高山荘まで登ってしまうか、ここに留まるかを再考する予定だったが、足も重いし、ビールも飲んで、ここに留まることを即決。。。弱~。


でもまだ12時半過ぎ。
少しでも上に行こう、と涸沢小屋を寝床とするべく移動する。・・・一瞬やん。



涸沢小屋で宿泊の手続き。
素泊まり6500円なり。高いぜー。
でも最近はどこもテント泊でも1000円になってるみたいだね。倍増。。。

小屋は涸沢とは思えないくらい空いており、4人部屋を4人で使用することに。別に狭い部屋に閉じ込めんでも、広い大部屋に寝かせて欲しいな、と思うが贅沢か。

そしてそこから作戦会議。
時間はいくらでもあるぜー

今日、涸沢に留まってしまった事から、明日の予定が厳しくなった。
最終のバスが17:00であるため、それまでには上高地に戻らねばならない。
そこから逆算して考えると・・・奥穂高岳はギリギリか?

涸沢小屋からあずき沢を見上げる。テカテカに光り輝いていて、明日凍りそうだな。。。



ただし冬のルートであるため、ザイテンではなくあずき沢を直登する。時間はどれほど掛かるのか?
もう一つの選択肢がある。
目標を変更して北穂高岳にすること。
稜線に出てから更に1時間弱歩くことになる奥穂に比べて、ここなら稜線が即頂上となる。

ちょうどタイミングよくデッキに、お客が少なくて時間が空いた、女性小屋従業員が出てきたのでしばし雑談。
天気が良くて、溶けた雪が放射冷却で明日の朝には凍結すると思うんだけど、どうか?
→少し陽が出てくれば、それほどではないと思います。
あずき沢を登るのと、北穂沢を登るのは難易度的、時間的にはどうか?
→どっちもどっちじゃないですかね。
どれくらいかかりそう?
→私は2時間半で北穂に着きました。

そんなやり取りをして、北穂に目標変更が決定。
難易度は一緒。時間制限があるので、稜線から更に時間がかかる奥穂よりは北穂へという判断。
すんなり行ければ16時のバスには乗れるだろうと。

ルートが決定すれば、ワインや焼酎飲んでダラダラと。


今日も日が沈む。ぜいたくな時間だ。


人が少ない小屋は快適で、好きなだけ喋り、山の本を時間が許すかぎり読んで就寝。
ゆったりと一人一つの布団で寝れるのは快適。


■5月23日(土)
天気はまずまず。晴れの予報にしては多少雲があるけど、贅沢な話。
涸沢小屋からは残念ながらモルゲンは少しだけ。
小屋に隠れちゃう。
04:40頃がモルゲンの時間だった。



昨日同様、自炊場もゆったりと使え、パン食って珈琲飲んで、小屋に不要な荷物は置かせてもらって06時過ぎに出発!

ここからはアイゼンはもちろん、ストックからピッケルに相棒を変更。
夏山ルートの南稜を少し過ぎ、北穂沢の雪渓を直登。
ひたすら直登。
ややスタートをゆっくり目にした事から、凍るまで行かず、アイゼンの爪が程よく食い込む。
眼下には涸沢ヒュッテ。



やや緩やかになったところでふと上を見ると、あれ?
オレンジ色の落ちてる・・・
近くまで登ってみると、ヘルメット。
さっきまで無かったぞ?
誰のだろ?と思いながら、わかりやすい所に置いておいてあげようと歩き出すと、はるか上から「私のです~!」と女性の叫び声。
あんな上から転がってきたんや。
まったく音がせんな・・・
拾って持ってあがってあげると「あー涸沢まで落ちてくの~?と思いました」と。
ヘルメットでよかったね。。。

北穂沢は、最後の20分ほどが急登になり、なかなかしんどい。
このガリガリの雪質じゃ、落ちたら止まらない急な登り。
滑落停止姿勢とっても痛いだけで止まりそうに無いな~
とは思うものの、風も緩やかで、安定した歩行。
落ちるとすれば落石か滑落してきた人に巻き込まれるか、かな。



小屋の女性が2時間半と言ってたところを2時間で到達。



頂上には若いかわいい女性が1人。
喋ってると山の知識は少なく、よくこんな場所に一人で来るもんだと感心する。
強い女性だ。

槍方面



黒部五郎方面



奥穂高岳方面



富士山も見えた



右に笠ヶ岳と滝谷


笠ヶ岳はやっぱりカッコええなー

しばし堪能し、さくっと下山。
下山の方が気を使うが、急な斜面を抜けてしまえばあとは早い。
50分ほどで涸沢小屋、ついで涸沢ヒュッテまで到達。
危険な個所はこれにて終了。
ビールを飲んで、今行ってきた北穂高岳を見上げてビール。



「めっちゃ急斜面やんけ!」
と、自分たちが登ってきたところなのに、
「あんなところを登るやつの気が知れん・・・」
とTUBOさん。
「山やってるやつはみんな変!」
という事で、下山。
ゆっくりしてたら17時のバスに間に合いませんよー

帰りには昨日かかっていなかった本谷橋がかかってた。
小屋の方々、お疲れ様です。ありがとうございます。

そしてまたダラダラと続く水平道を歩くこと3時間弱。



頑張って歩いたので、15時のバスにちょうど乗ることができて、今回の山行は終了。

最近GPSの感度が良くない。
感度が悪いところでは、電源入れたところしか受信せん様子。こまる。



今年一発目の山が北アルプスという事で、なかなか翌日以降の筋肉痛が凄かったです。
今年はあと何回行けるだろうか?
今年はサッカーが忙しいし、厳しいだろうな。  


Posted by たかぼー at 21:44Comments(0)北アルプス涸沢北穂高岳

2015年05月24日

久々に山

久しぶりに山友と山に行ってきた。
今年一発目がいきなり北アルプス。
時間的な関係から奥穂高岳を断念して北穂高岳に。

とりあえず良い山行になりました。

身体が筋肉痛です^_^;

  


Posted by たかぼー at 19:22Comments(2)北アルプス涸沢北穂高岳

2014年10月27日

下ノ廊下

一度は行ってみたかった下ノ廊下に行ってきました。
くろよん。自分の仕事柄、行かねばならぬ^ ^

いやー凄かった。
よくぞここまで。

が、もういいかも。
登山、とすると。

素晴らしい場所だけど、長い・・・
すごく整備されていて、難しい場所もなく。

ただこれでもか!というくらい紅葉は満喫しました。
2日間、ずっと最高な紅葉。













十字峡は見事。
奇跡な景観。

そんなところにゴミ捨ててくバカがいてψ(`∇´)ψ
あんまり人をバカとかアホと言いたくないけど、こういう人たちはバカだ。
悲しい事に、そんな人達には何をいっても伝わらないけど。

そんな輩に自分がならないように、子供達がならないように、気を付けます。  


Posted by たかぼー at 00:35Comments(5)北アルプス下の廊下