2023年08月15日
大日平から大日岳へ
8月5日
さゆりんが山に行こうというので、日帰りで北アルプスは?と始まった今回の山行。
行き先はまだみんなが行った事がないという大日平に決まった。
近くに人気の立山があるので、大日岳は意外と穴場なのかも知れない。
駐車場になる称名滝駐車場も無料で停めることが出来る。
称名滝駐車場への道は06時以降にしか開かないので、出発は03時半。
04時過ぎにやっちいさんを南条SAでピックアップし、立山ICで高速を降り、いつもの立山駅に向かう道路を進む。
天気は良好で、左手に劔岳が見えた。
06時半過ぎに称名滝駐車場に到着。
この時間で6割程度の入り。
立山駅の駐車場は混雑してたので、やはりこっちは穴場かも。 続きを読む
さゆりんが山に行こうというので、日帰りで北アルプスは?と始まった今回の山行。
行き先はまだみんなが行った事がないという大日平に決まった。
近くに人気の立山があるので、大日岳は意外と穴場なのかも知れない。
駐車場になる称名滝駐車場も無料で停めることが出来る。
称名滝駐車場への道は06時以降にしか開かないので、出発は03時半。
04時過ぎにやっちいさんを南条SAでピックアップし、立山ICで高速を降り、いつもの立山駅に向かう道路を進む。
天気は良好で、左手に劔岳が見えた。
06時半過ぎに称名滝駐車場に到着。
この時間で6割程度の入り。
立山駅の駐車場は混雑してたので、やはりこっちは穴場かも。 続きを読む
2017年08月23日
変更・変更の末、大日三山へ
8月上旬に予定していた長男坊との北アルプス遠征(五竜・鹿島槍縦走)のが中止になり、再トライを考えていたこの休み。
またしても荒天がほぼ確定的。。。
長男坊のとの北アルプス、なんか今年の夏はツイてなかった。。。
長男坊は高校の文化祭準備に駆り出される用事ができたので、そちらへ。
でも自分は北アルプス遠征用に空けておいたのでフリー。
直前の天気を確認すると22日は昼過ぎから荒天らしいが、午前中はもつ様子。
(この記録は翌日に書いてるが、昨日はスーパーセルは発生するわ、落雷で火災は発生するわで大荒れだったらしい)
ということで、午前の6時間ほどで行って帰ってこれる北アルプスに行くと決めた。
行き先は色々と迷ったが、ずっと気がかり事項として残ってる薬師岳に狙いを定める。
5年前に撤退し、いつか再挑戦しなければと思っていた山。
薬師岳なら往復20kmほど。今なら充分6時間ほどで行って帰ってこれる、はず
6月22日 2時半に自宅出発。
車中でラジオを聞いていたら、お天気お姉さん、本日の富山の天気は雨だとおっしゃる。
5時前に富山県に入り、晴れていれば綺麗に見える剱岳は雲の中。うーん・・・
5時半過ぎに有峰林道の有料ゲートに到着。1台の車がすでに開門待ち。
有峰林道、6時開門なので、20分ほど待つ必要があるが、剱岳の半分が雲に隠れている曇天。
ここで20分以上待ち、有峰林道を1900円の大金を払って通行し、ガスガスの薬師岳に行く価値あるんだろうか?
どうせガスガスなら、お金掛からない場所にすっぺか
頭の中に地図を描き、お金が掛からない北アルプスを捻り出す。
おお、大日だ。大日岳にしよう!
登山口の標高が低く、薬師岳より標高差が出てくるので多少しんどくなるが許容範囲でしょ。
行き先変更。
五竜・鹿島槍が中止になり、薬師岳に変更し、さらに変更の大日岳へ。
車をUターンさせて称名滝方面へ。
直前でプランを変更するのはどうかとも思うが、プランを変更出来るだけの知識が増えて来たんだなーと、これは自分の成長だ
とポジティブに考えておく
称名滝も無料だがゲートがあり、こちらも6時開門。
到着した時にちょうど開門したようなナイスタイミングで、称名滝に一番近い無料駐車場へ。

06:20 出発。分かってはいるけど、雨が降ってないだけで天気は良くない。
駐車場から称名滝方面に歩けば、すぐに大日岳への登山口。

等高線を確認し、こりゃのっけから急登だぞ、、、と覚悟を決める。
時間も限られてるのでガシガシ登るつもりが、どうも体が重くスピードに乗らない。。。

もうそろそろ称名滝の高さまでは登ったかなぁ、と対岸ばかり見つめてばかりで、なかなか大日平に着かない。。。
(この壁、称名川が何十万年もかかって侵食した断崖絶壁で、悪城(あくしろ)の壁と言うらしい)
なんだか最近スロースターターな自分。
牛ノ首という痩せ尾根のような場所を抜けたら風景が変わった。
どうも大日平に着いたらしい。

地図で確認すると、ルートは目の前に見えてる谷ではなく、(写真右)奥の谷を進むらしい。
ずいぶん奥だね。大日平ってかなり広いね。

大日平はラムサール条約で保全されてる湿地ということで、池塘などもあり晴れてればさぞかし、ねぇ。
とにかく、これまでの急登から解放され、しばし平地を歩ける喜びに浸る
薬師岳も雲の中で、大日平からまともに見れた山は鍬崎山だけ。

なんとも残念な写真だけど、この先、風景なんて無くなるから。。。
大日平の一番奥まで進んだところにある大日平山荘。

この時点ではまだ7時半ほどなので、とりあえずスルーし、帰りに立ち寄ることに。
で、これから向かう方向の風景はまったくウキウキしない曇天。

ここ突っ込んで行くんですか・・・
標高も2000mを超えたところでガスの中に突入。
このルート、コース的に沢を一度渡るんで、この天気、沢の増水、なんかあの北鎌尾根を思い出すんですけどー!と当時の苦い記憶が蘇る。

幸い雨も道中ポツポツ来たくらいで、沢の増水もなく大日小屋直下の稜線上に到着。

うーん、この天気。
とりあえず大日岳には行っておくが、その先はどうしよう?
奥大日岳に行くかどうかの選択。良くてガスガス、最悪強風&豪雨ですよ?
気が晴れないまま大日岳への稜線を歩いてると、ガスの中でも花がきれいだね。
下野草(シモツケソウ)

というか、辺りは真っ白で風景がないので、いつもは視線が行かない花に行くんだね
稚児車(チングルマ)

この真っ白な世界でチングルマを見て、思わずかわいいと思ってしまった自分がいて、おい、大丈夫か自分
と問う
歳かな?昔は花になんか全然興味無くて、なんとも思わなかったのに。
稚児車(チングルマ)の実というのかな?同じ花だとは思えないね。

10分もかからず大日岳の山頂へ到着。雨が降らないだけマシな白い世界。

大日如来がおわす祠に挨拶して、とりあえず大日小屋方面へ引き返す。
で、せっかく稜線に出たんだし、白の世界だけど、体力は全然大丈夫だし、時間もまだ9時過ぎ。
とりあえずあと1時間行ってみますか。
ということで、大日小屋もとりあえずスルーして、帰りに立ち寄ることに。
小屋からほどなく、七福園という大日信仰の修行の場という岩場

数少ない鎖場も、落ち着いて進めば問題なく。

で、真っ白な世界を進んでいたら、急に強風で視界が開け、山頂らしき場所に人影。

あら?着いた?
奥大日岳に到着。

頂上で少し話したおばちゃんは室堂から2時間ほどで着いたとか。
意外と近いんだね。
カッパも出したり仕舞ったりと面倒くさい天気が続く。
まだ本格的に降らないだけマシですがね。
さ、本降りになる前に下山しましょう。
大日岳と(正確には中大日)奥大日の間にはちょっとしたお花畑もある。

白い世界で貴重な癒しの空間
大日小屋へ到着。
ピンバッジを購入し、ベンチを借りてお昼ご飯。

奥大日へ行く途中ですれ違った方がベンチで休憩中。
話すと東京からで、昨日は扇沢から室堂に入り、みくりが池温泉泊りで、今日はそこから大日小屋泊するのだとか。
まだ11時過ぎ。贅沢っすねー。羨ましい。
自分もこのランプやギターで有名なこの小屋には泊まってみたいけど、そんな贅沢に時間は使えないなぁ。。。
しばしの談笑が楽しかった。一期一会。
最近はこういうのがとても楽しい。
もっともっと話していたかったが、天気が悪くなる前に下山しますとお別れ。
大日平付近まで降りて来てようやく風景というものが見えた

この小屋の先は深い深い谷。なんだか行けてしまいそうだね。
長い年月で称名川が削り取った地形なんだろうね。
降りて来たルートを振り返ると、やっぱり変わらないね

大日平山荘に立ち寄り、ピンバッチを購入すると、ふと「不動滝をぜひ見て下さい」と書かれた紙が目にとまり、山荘の裏にある展望台に行ってみる。
おお!絶景なり!

多分、今回の山行で一番の風景
称名滝の上にこんな滝が隠れていたとはー
そして下山後、せっかくなのでそのまま称名滝を見に行く。

昔、子供達と来たのが懐かしいなー
13時過ぎには駐車場へ到着し山行終了。
車中の人になった途端に豪雨。セーフ。
真っ白な世界で風景は楽しめなかったけど、かわいい花に癒され、程よい疲労感もあり、思った以上に満足。
でも次は風景も見たいよ


またしても荒天がほぼ確定的。。。
長男坊のとの北アルプス、なんか今年の夏はツイてなかった。。。
長男坊は高校の文化祭準備に駆り出される用事ができたので、そちらへ。
でも自分は北アルプス遠征用に空けておいたのでフリー。
直前の天気を確認すると22日は昼過ぎから荒天らしいが、午前中はもつ様子。
(この記録は翌日に書いてるが、昨日はスーパーセルは発生するわ、落雷で火災は発生するわで大荒れだったらしい)
ということで、午前の6時間ほどで行って帰ってこれる北アルプスに行くと決めた。
行き先は色々と迷ったが、ずっと気がかり事項として残ってる薬師岳に狙いを定める。
5年前に撤退し、いつか再挑戦しなければと思っていた山。
薬師岳なら往復20kmほど。今なら充分6時間ほどで行って帰ってこれる、はず

6月22日 2時半に自宅出発。
車中でラジオを聞いていたら、お天気お姉さん、本日の富山の天気は雨だとおっしゃる。
5時前に富山県に入り、晴れていれば綺麗に見える剱岳は雲の中。うーん・・・
5時半過ぎに有峰林道の有料ゲートに到着。1台の車がすでに開門待ち。
有峰林道、6時開門なので、20分ほど待つ必要があるが、剱岳の半分が雲に隠れている曇天。
ここで20分以上待ち、有峰林道を1900円の大金を払って通行し、ガスガスの薬師岳に行く価値あるんだろうか?
どうせガスガスなら、お金掛からない場所にすっぺか

頭の中に地図を描き、お金が掛からない北アルプスを捻り出す。
おお、大日だ。大日岳にしよう!
登山口の標高が低く、薬師岳より標高差が出てくるので多少しんどくなるが許容範囲でしょ。
行き先変更。
五竜・鹿島槍が中止になり、薬師岳に変更し、さらに変更の大日岳へ。
車をUターンさせて称名滝方面へ。
直前でプランを変更するのはどうかとも思うが、プランを変更出来るだけの知識が増えて来たんだなーと、これは自分の成長だ


称名滝も無料だがゲートがあり、こちらも6時開門。
到着した時にちょうど開門したようなナイスタイミングで、称名滝に一番近い無料駐車場へ。
06:20 出発。分かってはいるけど、雨が降ってないだけで天気は良くない。
駐車場から称名滝方面に歩けば、すぐに大日岳への登山口。
等高線を確認し、こりゃのっけから急登だぞ、、、と覚悟を決める。
時間も限られてるのでガシガシ登るつもりが、どうも体が重くスピードに乗らない。。。
もうそろそろ称名滝の高さまでは登ったかなぁ、と対岸ばかり見つめてばかりで、なかなか大日平に着かない。。。
(この壁、称名川が何十万年もかかって侵食した断崖絶壁で、悪城(あくしろ)の壁と言うらしい)
なんだか最近スロースターターな自分。
牛ノ首という痩せ尾根のような場所を抜けたら風景が変わった。
どうも大日平に着いたらしい。
地図で確認すると、ルートは目の前に見えてる谷ではなく、(写真右)奥の谷を進むらしい。
ずいぶん奥だね。大日平ってかなり広いね。
大日平はラムサール条約で保全されてる湿地ということで、池塘などもあり晴れてればさぞかし、ねぇ。
とにかく、これまでの急登から解放され、しばし平地を歩ける喜びに浸る

薬師岳も雲の中で、大日平からまともに見れた山は鍬崎山だけ。
なんとも残念な写真だけど、この先、風景なんて無くなるから。。。
大日平の一番奥まで進んだところにある大日平山荘。
この時点ではまだ7時半ほどなので、とりあえずスルーし、帰りに立ち寄ることに。
で、これから向かう方向の風景はまったくウキウキしない曇天。
ここ突っ込んで行くんですか・・・

標高も2000mを超えたところでガスの中に突入。
このルート、コース的に沢を一度渡るんで、この天気、沢の増水、なんかあの北鎌尾根を思い出すんですけどー!と当時の苦い記憶が蘇る。
幸い雨も道中ポツポツ来たくらいで、沢の増水もなく大日小屋直下の稜線上に到着。
うーん、この天気。
とりあえず大日岳には行っておくが、その先はどうしよう?
奥大日岳に行くかどうかの選択。良くてガスガス、最悪強風&豪雨ですよ?
気が晴れないまま大日岳への稜線を歩いてると、ガスの中でも花がきれいだね。
下野草(シモツケソウ)
というか、辺りは真っ白で風景がないので、いつもは視線が行かない花に行くんだね

稚児車(チングルマ)
この真っ白な世界でチングルマを見て、思わずかわいいと思ってしまった自分がいて、おい、大丈夫か自分


歳かな?昔は花になんか全然興味無くて、なんとも思わなかったのに。
稚児車(チングルマ)の実というのかな?同じ花だとは思えないね。
10分もかからず大日岳の山頂へ到着。雨が降らないだけマシな白い世界。
大日如来がおわす祠に挨拶して、とりあえず大日小屋方面へ引き返す。
で、せっかく稜線に出たんだし、白の世界だけど、体力は全然大丈夫だし、時間もまだ9時過ぎ。
とりあえずあと1時間行ってみますか。
ということで、大日小屋もとりあえずスルーして、帰りに立ち寄ることに。
小屋からほどなく、七福園という大日信仰の修行の場という岩場
数少ない鎖場も、落ち着いて進めば問題なく。
で、真っ白な世界を進んでいたら、急に強風で視界が開け、山頂らしき場所に人影。
あら?着いた?
奥大日岳に到着。
頂上で少し話したおばちゃんは室堂から2時間ほどで着いたとか。
意外と近いんだね。
カッパも出したり仕舞ったりと面倒くさい天気が続く。
まだ本格的に降らないだけマシですがね。
さ、本降りになる前に下山しましょう。
大日岳と(正確には中大日)奥大日の間にはちょっとしたお花畑もある。
白い世界で貴重な癒しの空間

大日小屋へ到着。
ピンバッジを購入し、ベンチを借りてお昼ご飯。
奥大日へ行く途中ですれ違った方がベンチで休憩中。
話すと東京からで、昨日は扇沢から室堂に入り、みくりが池温泉泊りで、今日はそこから大日小屋泊するのだとか。
まだ11時過ぎ。贅沢っすねー。羨ましい。
自分もこのランプやギターで有名なこの小屋には泊まってみたいけど、そんな贅沢に時間は使えないなぁ。。。
しばしの談笑が楽しかった。一期一会。
最近はこういうのがとても楽しい。
もっともっと話していたかったが、天気が悪くなる前に下山しますとお別れ。
大日平付近まで降りて来てようやく風景というものが見えた

この小屋の先は深い深い谷。なんだか行けてしまいそうだね。
長い年月で称名川が削り取った地形なんだろうね。
降りて来たルートを振り返ると、やっぱり変わらないね

大日平山荘に立ち寄り、ピンバッチを購入すると、ふと「不動滝をぜひ見て下さい」と書かれた紙が目にとまり、山荘の裏にある展望台に行ってみる。
おお!絶景なり!
多分、今回の山行で一番の風景

称名滝の上にこんな滝が隠れていたとはー
そして下山後、せっかくなのでそのまま称名滝を見に行く。
昔、子供達と来たのが懐かしいなー
13時過ぎには駐車場へ到着し山行終了。
車中の人になった途端に豪雨。セーフ。
真っ白な世界で風景は楽しめなかったけど、かわいい花に癒され、程よい疲労感もあり、思った以上に満足。
でも次は風景も見たいよ


