2025年03月31日
東京マラソンからのふくい桜マラソン2025
◾️2025/3/2 東京マラソン
前日入りし、選手受付。
一般枠で当選したのではなく、Mastercardのキャンペーン当選枠で出走することに。
でも一度は出ておいた方が良いと思える東京マラソン。
街中が東京マラソンの祭って感じ。選手の半分は海外からなので、インターナショナル感もある。

エキスポ会場にさらっと寄って日本酒の飲み屋に。
前日からちゃんと飲む(笑

当日、Bブロックスタート。

号砲がなり、スタート地点までは30秒ほど。
東京マラソンのコースは高速コース。
スタートとゴールが違い、ゴールの方が低いのでトータルでは下ってる。
最初の数kmはずっと下りなので、ここで飛ばさないように気をつける。
時計を見たらキロ3分48秒ほど。
やや速いが、下りもあるのでこのペースで行くことに。
目標は別大の2時間44分切りに設定。
このまま最後まで行ければPB更新にはなる計算。
いつも通り30kmまではジョグの気持ちで行く。
結局、大崩れせず30km地点まで行けたものの、多少の疲労は出てきて気温も上がってきた。
別大と同じく35kmはジョグだ、と思い込む事にする。
35km到達。
キツくなってきたがまだ余裕はある。
このまま40kmまでは行こう。
なんか別大と同じだ。(笑
正直、最後までやや余裕残しで、でも上げようと思ってもそれ以上は上がらない。
体力も気持ちも余裕はあるけど、速度は維持のままゴール。
2時間43分01秒(ネットタイム)


あと2秒何とかならんかったんかい!
というのが正直な感想。
気持ちも体力も少し残してしまった心残りがある。
それにしてもPBだ。
満足と言えば満足、不満と言えば不満。
多分2秒削り出してれば満足してた気がする。
大きな宿題を1ヶ月後のふくい桜マラソンに残してしまった気がする。
翌日はラン仲間と皇居に疲労抜きジョグに。
雨だったけど、気持ちがええね。


という訳で、1ヶ月後に開催されたふくい桜マラソンへ
前日入りし、選手受付。
一般枠で当選したのではなく、Mastercardのキャンペーン当選枠で出走することに。
でも一度は出ておいた方が良いと思える東京マラソン。
街中が東京マラソンの祭って感じ。選手の半分は海外からなので、インターナショナル感もある。
エキスポ会場にさらっと寄って日本酒の飲み屋に。
前日からちゃんと飲む(笑
当日、Bブロックスタート。
号砲がなり、スタート地点までは30秒ほど。
東京マラソンのコースは高速コース。
スタートとゴールが違い、ゴールの方が低いのでトータルでは下ってる。
最初の数kmはずっと下りなので、ここで飛ばさないように気をつける。
時計を見たらキロ3分48秒ほど。
やや速いが、下りもあるのでこのペースで行くことに。
目標は別大の2時間44分切りに設定。
このまま最後まで行ければPB更新にはなる計算。
いつも通り30kmまではジョグの気持ちで行く。
結局、大崩れせず30km地点まで行けたものの、多少の疲労は出てきて気温も上がってきた。
別大と同じく35kmはジョグだ、と思い込む事にする。
35km到達。
キツくなってきたがまだ余裕はある。
このまま40kmまでは行こう。
なんか別大と同じだ。(笑
正直、最後までやや余裕残しで、でも上げようと思ってもそれ以上は上がらない。
体力も気持ちも余裕はあるけど、速度は維持のままゴール。
2時間43分01秒(ネットタイム)


あと2秒何とかならんかったんかい!
というのが正直な感想。
気持ちも体力も少し残してしまった心残りがある。
それにしてもPBだ。
満足と言えば満足、不満と言えば不満。
多分2秒削り出してれば満足してた気がする。
大きな宿題を1ヶ月後のふくい桜マラソンに残してしまった気がする。
翌日はラン仲間と皇居に疲労抜きジョグに。
雨だったけど、気持ちがええね。
という訳で、1ヶ月後に開催されたふくい桜マラソンへ
◾️2025/3/30 ふくい桜マラソン
当日福井市入り。
宿題を残してしまった東京マラソンではあったものの、正直な話、高速コースの東京マラソン以上にタイムが出る気がしないふくい桜マラソン。
考えた結果、マラソンの練習は諦めることに。
4月25日に最大の目標、Mt.FUJI100に出走が確定しているので、その練習に移行。
(Mt.FUJI100:富士山の周りを1周する日本で一番有名な100マイル(165km)のトレラン大会)
という訳で、東京マラソンからマラソン練習は皆無。
やったのはただひたすらに坂道練習。坂道を登って累積標高を稼ぐジョグのみ。
人体実験みたいなところもある。
果たして東京マラソンからの1ヶ月で、坂道練習しかしてない体はどれくらい対応できるのか?
個人的にも興味は深々。
東京マラソンと同じ、キロ3分50秒ペースを刻んで、どこまで行けるかを試す場に。
ただ、ちょっと天気が悪くて冷たい雨。
ただレース中には雨は止み、曇りになる予報。



とりあえずカッパを着てスタート。
Aブロックスタートだったので数秒の遅れでスタートラインへ到達。
すぐにキロ3分48秒ペースか、それよりやや速いペースで落ち着く。
4km程で雨も小降りになり体も温かくなってきたので、カッパを脱ぎ、次のエイドで捨てられるように小さく丸めて手に持って走る。
そのまま1〜2km走ってたら、また冷たい雨。
迷ったが、エイドで捨てるのをスルーしてしばらく手に持って走ることに。
2週間ほど前に開催された関東のマラソン大会で、寒くて低体温症でバタバタ人が倒れたって聞いていたから。
捨てなかったこの選択が、実は運命の分かれ道だった気がする。
数kmほど走ってたら曇り予報はどこいった?
また雨が降り出し寒くなってきたので、丸めていたカッパを解いて着直す。
着るのを面倒くさがってはダメね。早く着るべきだった。
結局、この日はカッパ着たままゴールすることになる。
18km過ぎた時点からペースが合うランナーも少しずついなくなり、単独気味に。
自分のペースも速くなってきているので、別府大分毎日マラソンや東京マラソンのような大会では周りにランナーがたくさんいたけど、今後、地方のマラソン大会に参加するとこうなることが多いだろうな。
去年走って一番嫌だった河川敷の堤防。
ここで単独になるのが一番恐れてたこと。
実際その通りになった。
予想通り堤防に入ると逆風。ペース合うランナーがおらず単独。
最悪だ。
そして寒い。
結局、この堤防は全部単独走。
ここでずいぶん体力と気力が持っていかれた。
エナジージェルは12kmから10km毎に取ろうと思って、22km用のジェルを手に持ってるのだけど、寒くて封が切れない。
結局4kmくらい手で持って走ってたかも。
寒くてジェルが開けられなくて、体力消耗して走りと違う動きをする気力も失い、もう悪循環。
どんどん寒くなるので、これは無理矢理にでもジェルを取らねばと、なんとか口で封を切り摂取。
ようやく堤防を抜けた時にはタイムも落ち始め、キロ3分53秒ペースまで落ちた。
堤防から30kmのエイドまでが長い直線。
キロ3分50秒ペースになんとか戻そうと頑張るが、なかなか戻らない、体が寒くて動かない。
カッパを捨ててたらもっと悲惨な状況に陥ってたのは間違いない。
堤防のような風からは少し和らいだのが救い。
なんとか30km地点まで進めたら、応援に来てくれていた旅ラン仲間のさゆりんが自分を見つけてくれて、声を掛けてくれる。
一瞬だけど不思議な強力栄養剤。
さぁここからが鬼門。
去年も30km以降が苦行。
今年は違うかな?と思ってたけど、今年も全く一緒だな・・・と思いながら走ってた。
スピードが出ない、寒い、きつい。
もうスピードを上げる体力・気力はない。
堤防で完全にやれられた。
33km地点ではキロ3分58秒まで落とす。
ここでは完全に心が折れてしまっていて、もうペースは守れないのは確実。
少し落として、気楽にキロ4で行こうと思ってた。
34km地点でトータルタイムが目に入る。
・・・あれ?
残り8km、キロ4=32分で行ったらPBギリギリ行けるんじゃね???
えっ?そうなん!?
キロ4じゃあかんかもしれんけど、キロ4まで落とさなければ行けるかも・・・
何度もまともに動かない頭の中で計算する。
糠喜びで体力消耗するのは嫌だ。(笑
35km地点、残り7km×4分=28分、それに最後の195mを1分足すとしてゴールは・・・
やっぱり2時間43分ギリギリ切れるくらい・・・
そう気付いてからファイトバック
とにかくキロ4まで落とすな
あと6km、とにかくこのペースをキープしろ
36km地点 キロ3分53秒
37km地点 キロ3分58秒
38km地点 キロ3分53秒
39km地点 キロ3分55秒
40km地点 キロ4分01秒
41km地点 キロ3分59秒
キツい!
残り2kmを切った時点で、いつもの練習コースたった一周分だぞ!と心の支えに
東京マラソンではゴールにある電光掲示板の43が視界に入り、手元の時計も42から43に切り替わったのを見た残念感が忘れられない。
ここまで来たらその思いをまたするのは嫌だ。
ゴールはまだか
フィニッシュ地点が見えてきた
2時間42分30秒ほどまで進んでる
間に合うはず
走れ
走れ
ゴール!
キツい!
入った瞬間に見た42分台の電光掲示板
よっしゃー
2時間42分47秒
(グロス2時間42分52秒)

PBを14秒更新
42km走ってきて、たった14秒。
されど大きな14秒。
いっときは完全に諦めた自己ベスト更新。
諦めなくて良かった。
カッパ捨てなくて良かった。
諦めたらそこで試合終了って誰かが言ったけど、本当にそうだわ。
・・・いや、諦めたな。(笑
でもレースを捨てなかった。

ファイトバックした自分をこの日ばかりは褒めてあげたい。

そして人体実験の結果は、やっぱり東京マラソンの方が余裕があった。
コースも気温も違うので一概に比べられないけど、坂道ジョグだけじゃ駄目だ。
ただ大きく落ちる訳じゃない。1ヶ月くらいなら、ほぼキープって感じかな。
ゴール後は去年の桜マラソンで一番記憶に残ってる風景。
そうそうこの風景が見たかった。
ボランティアスタッフがピンクのジャンパーを着て桜を咲かす花道。
桜は今年も咲いてなかったけど、こうなったら来年も出て咲くまで来たいと思える、ふくい桜マラソンです。



当日福井市入り。
宿題を残してしまった東京マラソンではあったものの、正直な話、高速コースの東京マラソン以上にタイムが出る気がしないふくい桜マラソン。
考えた結果、マラソンの練習は諦めることに。
4月25日に最大の目標、Mt.FUJI100に出走が確定しているので、その練習に移行。
(Mt.FUJI100:富士山の周りを1周する日本で一番有名な100マイル(165km)のトレラン大会)
という訳で、東京マラソンからマラソン練習は皆無。
やったのはただひたすらに坂道練習。坂道を登って累積標高を稼ぐジョグのみ。
人体実験みたいなところもある。
果たして東京マラソンからの1ヶ月で、坂道練習しかしてない体はどれくらい対応できるのか?
個人的にも興味は深々。
東京マラソンと同じ、キロ3分50秒ペースを刻んで、どこまで行けるかを試す場に。
ただ、ちょっと天気が悪くて冷たい雨。
ただレース中には雨は止み、曇りになる予報。



とりあえずカッパを着てスタート。
Aブロックスタートだったので数秒の遅れでスタートラインへ到達。
すぐにキロ3分48秒ペースか、それよりやや速いペースで落ち着く。
4km程で雨も小降りになり体も温かくなってきたので、カッパを脱ぎ、次のエイドで捨てられるように小さく丸めて手に持って走る。
そのまま1〜2km走ってたら、また冷たい雨。
迷ったが、エイドで捨てるのをスルーしてしばらく手に持って走ることに。
2週間ほど前に開催された関東のマラソン大会で、寒くて低体温症でバタバタ人が倒れたって聞いていたから。
捨てなかったこの選択が、実は運命の分かれ道だった気がする。
数kmほど走ってたら曇り予報はどこいった?
また雨が降り出し寒くなってきたので、丸めていたカッパを解いて着直す。
着るのを面倒くさがってはダメね。早く着るべきだった。
結局、この日はカッパ着たままゴールすることになる。
18km過ぎた時点からペースが合うランナーも少しずついなくなり、単独気味に。
自分のペースも速くなってきているので、別府大分毎日マラソンや東京マラソンのような大会では周りにランナーがたくさんいたけど、今後、地方のマラソン大会に参加するとこうなることが多いだろうな。
去年走って一番嫌だった河川敷の堤防。
ここで単独になるのが一番恐れてたこと。
実際その通りになった。
予想通り堤防に入ると逆風。ペース合うランナーがおらず単独。
最悪だ。
そして寒い。
結局、この堤防は全部単独走。
ここでずいぶん体力と気力が持っていかれた。
エナジージェルは12kmから10km毎に取ろうと思って、22km用のジェルを手に持ってるのだけど、寒くて封が切れない。
結局4kmくらい手で持って走ってたかも。
寒くてジェルが開けられなくて、体力消耗して走りと違う動きをする気力も失い、もう悪循環。
どんどん寒くなるので、これは無理矢理にでもジェルを取らねばと、なんとか口で封を切り摂取。
ようやく堤防を抜けた時にはタイムも落ち始め、キロ3分53秒ペースまで落ちた。
堤防から30kmのエイドまでが長い直線。
キロ3分50秒ペースになんとか戻そうと頑張るが、なかなか戻らない、体が寒くて動かない。
カッパを捨ててたらもっと悲惨な状況に陥ってたのは間違いない。
堤防のような風からは少し和らいだのが救い。
なんとか30km地点まで進めたら、応援に来てくれていた旅ラン仲間のさゆりんが自分を見つけてくれて、声を掛けてくれる。
一瞬だけど不思議な強力栄養剤。
さぁここからが鬼門。
去年も30km以降が苦行。
今年は違うかな?と思ってたけど、今年も全く一緒だな・・・と思いながら走ってた。
スピードが出ない、寒い、きつい。
もうスピードを上げる体力・気力はない。
堤防で完全にやれられた。
33km地点ではキロ3分58秒まで落とす。
ここでは完全に心が折れてしまっていて、もうペースは守れないのは確実。
少し落として、気楽にキロ4で行こうと思ってた。
34km地点でトータルタイムが目に入る。
・・・あれ?
残り8km、キロ4=32分で行ったらPBギリギリ行けるんじゃね???
えっ?そうなん!?
キロ4じゃあかんかもしれんけど、キロ4まで落とさなければ行けるかも・・・
何度もまともに動かない頭の中で計算する。
糠喜びで体力消耗するのは嫌だ。(笑
35km地点、残り7km×4分=28分、それに最後の195mを1分足すとしてゴールは・・・
やっぱり2時間43分ギリギリ切れるくらい・・・
そう気付いてからファイトバック
とにかくキロ4まで落とすな
あと6km、とにかくこのペースをキープしろ
36km地点 キロ3分53秒
37km地点 キロ3分58秒
38km地点 キロ3分53秒
39km地点 キロ3分55秒
40km地点 キロ4分01秒
41km地点 キロ3分59秒
キツい!
残り2kmを切った時点で、いつもの練習コースたった一周分だぞ!と心の支えに
東京マラソンではゴールにある電光掲示板の43が視界に入り、手元の時計も42から43に切り替わったのを見た残念感が忘れられない。
ここまで来たらその思いをまたするのは嫌だ。
ゴールはまだか
フィニッシュ地点が見えてきた
2時間42分30秒ほどまで進んでる
間に合うはず
走れ
走れ
ゴール!
キツい!
入った瞬間に見た42分台の電光掲示板
よっしゃー
2時間42分47秒
(グロス2時間42分52秒)

PBを14秒更新
42km走ってきて、たった14秒。
されど大きな14秒。
いっときは完全に諦めた自己ベスト更新。
諦めなくて良かった。
カッパ捨てなくて良かった。
諦めたらそこで試合終了って誰かが言ったけど、本当にそうだわ。
・・・いや、諦めたな。(笑
でもレースを捨てなかった。

ファイトバックした自分をこの日ばかりは褒めてあげたい。
そして人体実験の結果は、やっぱり東京マラソンの方が余裕があった。
コースも気温も違うので一概に比べられないけど、坂道ジョグだけじゃ駄目だ。
ただ大きく落ちる訳じゃない。1ヶ月くらいなら、ほぼキープって感じかな。
ゴール後は去年の桜マラソンで一番記憶に残ってる風景。
そうそうこの風景が見たかった。
ボランティアスタッフがピンクのジャンパーを着て桜を咲かす花道。
桜は今年も咲いてなかったけど、こうなったら来年も出て咲くまで来たいと思える、ふくい桜マラソンです。


