2011年09月04日
北アルプス初挑戦の妻と一緒に穂高! その5
その4はこちら
8月16日
05:40 奥穂高岳からのご来光を眺めた後、下山を開始。
2泊3日の山行もとうとう下りに入ります。
ここからは吊尾根を歩き前穂高岳に向かい、そこから重太郎新道を通って上高地に。
ここからは自分自身も初めての道で、若干の難易度はあるかな?と思ってたくらいの知識レベルで、少々不安あり。歩き出して10分で最初の難関に
日が明けてくればガスも消えてくるかな?という期待むなしく、ガスはどんどん濃く。

あっちゃー、いくみんには結構厳しいな…と内心思うが、どうもいくみん岩場は好きらしく何も言わずに鎖に取りつく。
でも見てる方は結構怖い。(どんくささを知ってるだけにね
)

鎖場を越えたら次の目的地点である前穂高岳(3090m)が見える。
でもガスはなかなか晴れてくれないし、風もきつい。

ここからは2日前にテントを張った涸沢が見下ろせる。
山スキー
でここ滑り降りるらしいけど、あっちゅう間なんだろうな。

ほぼ吊尾根の最下部から前穂高岳方面。
乗鞍岳から見た、あの場所を歩いてるというのが嬉しい。
自分が見た景色の中を自分が歩いてる事に満足感を味わうのも山の魅力かな。
乗鞍岳(前年に家族全員で登った)から見た現在地。

やはり下りは得意らしく、コースタイム通りに調子よく歩く。
休憩も小休憩が一度だけ。

奥穂高岳を出発して1時間20分で前穂高岳の根元、紀美子平に到着。
ここでザックを置いて空身で前穂高岳に挑戦。コースタイムは30分。果たして?

ここからは鎖もなんも付いてないんで、ひたすら岩を登る。
自分はこういう場所は大好き。そしたらいくみんも好みらしい。…遅いけど。

写真ではなかなか高度感が伝わらないなー

そしてここが冒頭の写真になる。

で、あまりに遅いんで、早よ行け光線を出してたら睨まれた図。
一瞬、石にされた
目線が怖いっす…

結局コースタイム30分のところ50分近くかかり到着。
ここでも言ってましたなー。
誰!?誰の足ー!!
頂上は案の定ガッスガス。眺望なんてもんじゃなく、霧で頭ベッタベタ
です。

一瞬でもガスが切れるのを期待して10分程は待ったけど、ダメ。残念。
さすがに下りは早くて
20分のコースタイム通り下り紀美子平へ戻る。
でもガスはさらに酷さを増していてレインウェアに着替える人続出
紀美子平にて。
頭はベッチョンベッチョン
で、雨も滴る・・・ってヤツだ

で、ここからはガスガス&カメラが濡れるので写真ほとんど無し。
紀美子平から重太郎新道と言う道を通って上高地に抜けます。
紀美子平からすぐ下には鎖場があるのだけど、下が濡れて滑るから危険危険。
最近登山靴のソールが廃れて来ててグリップ力を失いつつあり、やたらスリッピーでソロリソロリと移動。もうそろそろソールを貼り替えなあかんなぁ…。
この重太郎新道という道、前日テントを張った穂高岳山荘を作った今田重太郎が切り開いた道という事でこの名前がついたらしいという事をいくみんに話しながら下るが、これがかなりの急登で、下りが得意ないくみんもさすがに応えたらしい。
下りながら何度も
じゅーーたろーーーー!


って呟いてました
で、そんなバチ当りないくみんに重太郎さんの紹介ページ
ちなみにこの重太郎さんの娘さんが紀美子さんという方で、23歳の若さで亡くなられ、さっき休憩した紀美子平の由来となってるとの事。重太郎新道を切り開いてる時に当時5歳ほどの紀美子さんを遊ばせてたのがさっきの休憩ポイントらしいっす。
今のきずみんくらいの子をあそこで遊ばせてたんかー
ガスの切れ間にとった数少ない写真を…

そして一時間半ほど下ったら岳沢ヒュッテが見えてきます。
高度をずいぶん下げたので、この辺りではガスがようやく無くなり。

このハシゴ、まだ人が下りてる途中なのにじゃんじゃん下ってきて怖い怖い。
1つのハシゴに4人がぶら下がってるんだもの。想像したら降りられないと思うんだけど…。
自分が落ちたら自分だけじゃなくて下の人まで殺すよ?と思うんだけど、待てないもんかな~。
ハシゴは一人ひとり行きましょう。
そしてタイム通りジャスト2時間で岳沢ヒュッテ到着。
いくみんは相当この重太郎新道にやられたらしく、何度も何度も
じゅーーたろーーー!

と
家に帰って来てからもとにかく重太郎はイヤ!と言っておりました
そして後は極々普通の登山道を上高地に向けて歩いて、ようやくこの山行も終わりです。
一応、長男坊も次男坊も最後の後姿を写真に収めてるので…
ザックにはちゃんと荷物が入ってます
最後は相当足を痛がっていましたけど、さすがに我慢強い子です。

上高地に戻ってきました。
上高地は観光客であふれてます。
さっきまで居た場所とは異空間。

数年前には自分たちもこの観光客の1人だったんだ。
今はちょっと違う視点で上高地が見えてる。
どこにも目をくれずひたすらゴール地点のバス停を目指す。

12:30発のバスにあと3分。走らないと間に合わないけどどうする?
足が相当痛んでる様子の今のいくみんには酷な話。
一瞬考えたいくみんが走り出す。
12:30ジャストにバス停着。
「急ぎの方あと2人~」のバス案内の声に飛び込んだ。
その瞬間2人の山行は幕を閉じた。
何か変わったんだろうか?
子供たちは帰ってきて、今はまた普通の生活に戻ってる。
何か違ってるのかな?
でも穂高岳から降りてきた上高地は数年前とは違う上高地に見えた。
変わったのかな。
それを確かめるために、また上高地・穂高に行っても…いいのかもな。
北アルプス初挑戦の妻と一緒に穂高! 終わり
8月16日
05:40 奥穂高岳からのご来光を眺めた後、下山を開始。
2泊3日の山行もとうとう下りに入ります。
ここからは吊尾根を歩き前穂高岳に向かい、そこから重太郎新道を通って上高地に。
ここからは自分自身も初めての道で、若干の難易度はあるかな?と思ってたくらいの知識レベルで、少々不安あり。歩き出して10分で最初の難関に

日が明けてくればガスも消えてくるかな?という期待むなしく、ガスはどんどん濃く。
あっちゃー、いくみんには結構厳しいな…と内心思うが、どうもいくみん岩場は好きらしく何も言わずに鎖に取りつく。
でも見てる方は結構怖い。(どんくささを知ってるだけにね

鎖場を越えたら次の目的地点である前穂高岳(3090m)が見える。
でもガスはなかなか晴れてくれないし、風もきつい。
ここからは2日前にテントを張った涸沢が見下ろせる。
山スキー

ほぼ吊尾根の最下部から前穂高岳方面。
乗鞍岳から見た、あの場所を歩いてるというのが嬉しい。
自分が見た景色の中を自分が歩いてる事に満足感を味わうのも山の魅力かな。
乗鞍岳(前年に家族全員で登った)から見た現在地。

やはり下りは得意らしく、コースタイム通りに調子よく歩く。
休憩も小休憩が一度だけ。
奥穂高岳を出発して1時間20分で前穂高岳の根元、紀美子平に到着。
ここでザックを置いて空身で前穂高岳に挑戦。コースタイムは30分。果たして?

ここからは鎖もなんも付いてないんで、ひたすら岩を登る。
自分はこういう場所は大好き。そしたらいくみんも好みらしい。…遅いけど。
写真ではなかなか高度感が伝わらないなー
そしてここが冒頭の写真になる。
で、あまりに遅いんで、早よ行け光線を出してたら睨まれた図。
一瞬、石にされた

目線が怖いっす…
結局コースタイム30分のところ50分近くかかり到着。
ここでも言ってましたなー。
誰!?誰の足ー!!

頂上は案の定ガッスガス。眺望なんてもんじゃなく、霧で頭ベッタベタ

一瞬でもガスが切れるのを期待して10分程は待ったけど、ダメ。残念。
さすがに下りは早くて

でもガスはさらに酷さを増していてレインウェアに着替える人続出

紀美子平にて。
頭はベッチョンベッチョン


で、ここからはガスガス&カメラが濡れるので写真ほとんど無し。
紀美子平から重太郎新道と言う道を通って上高地に抜けます。
紀美子平からすぐ下には鎖場があるのだけど、下が濡れて滑るから危険危険。
最近登山靴のソールが廃れて来ててグリップ力を失いつつあり、やたらスリッピーでソロリソロリと移動。もうそろそろソールを貼り替えなあかんなぁ…。
この重太郎新道という道、前日テントを張った穂高岳山荘を作った今田重太郎が切り開いた道という事でこの名前がついたらしいという事をいくみんに話しながら下るが、これがかなりの急登で、下りが得意ないくみんもさすがに応えたらしい。
下りながら何度も
じゅーーたろーーーー!



って呟いてました

で、そんなバチ当りないくみんに重太郎さんの紹介ページ

ちなみにこの重太郎さんの娘さんが紀美子さんという方で、23歳の若さで亡くなられ、さっき休憩した紀美子平の由来となってるとの事。重太郎新道を切り開いてる時に当時5歳ほどの紀美子さんを遊ばせてたのがさっきの休憩ポイントらしいっす。
今のきずみんくらいの子をあそこで遊ばせてたんかー

ガスの切れ間にとった数少ない写真を…
そして一時間半ほど下ったら岳沢ヒュッテが見えてきます。
高度をずいぶん下げたので、この辺りではガスがようやく無くなり。
このハシゴ、まだ人が下りてる途中なのにじゃんじゃん下ってきて怖い怖い。
1つのハシゴに4人がぶら下がってるんだもの。想像したら降りられないと思うんだけど…。
自分が落ちたら自分だけじゃなくて下の人まで殺すよ?と思うんだけど、待てないもんかな~。
ハシゴは一人ひとり行きましょう。
そしてタイム通りジャスト2時間で岳沢ヒュッテ到着。
いくみんは相当この重太郎新道にやられたらしく、何度も何度も
じゅーーたろーーー!


と

家に帰って来てからもとにかく重太郎はイヤ!と言っておりました

そして後は極々普通の登山道を上高地に向けて歩いて、ようやくこの山行も終わりです。
一応、長男坊も次男坊も最後の後姿を写真に収めてるので…
ザックにはちゃんと荷物が入ってます

最後は相当足を痛がっていましたけど、さすがに我慢強い子です。
上高地に戻ってきました。
上高地は観光客であふれてます。
さっきまで居た場所とは異空間。
数年前には自分たちもこの観光客の1人だったんだ。
今はちょっと違う視点で上高地が見えてる。
どこにも目をくれずひたすらゴール地点のバス停を目指す。
12:30発のバスにあと3分。走らないと間に合わないけどどうする?
足が相当痛んでる様子の今のいくみんには酷な話。
一瞬考えたいくみんが走り出す。
12:30ジャストにバス停着。
「急ぎの方あと2人~」のバス案内の声に飛び込んだ。
その瞬間2人の山行は幕を閉じた。
何か変わったんだろうか?
子供たちは帰ってきて、今はまた普通の生活に戻ってる。
何か違ってるのかな?
でも穂高岳から降りてきた上高地は数年前とは違う上高地に見えた。
変わったのかな。
それを確かめるために、また上高地・穂高に行っても…いいのかもな。
北アルプス初挑戦の妻と一緒に穂高! 終わり
2011年08月17日
北アルプス初挑戦の妻と一緒に穂高! その1
子供たちを実家に預けてる期間を利用して、いくみんと2人で行ってきました。
北アルプスは穂高へ
いくみんとの2人旅は自分にとって今年一番のイベント。
去年から考えてましたよ。
個人的には幸せな3日間でした。
ルートは・・・
1日目 上高地→横尾山荘→涸沢ヒュッテ
2日目 涸沢ヒュッテ→ザイテングラート→穂高岳山荘→涸沢岳(空身)
3日目 穂高岳山荘→奥穂高岳→吊尾根→前穂高岳(空身)→重太郎新道→上高地
やはり北アルプスといえば穂高、涸沢、梓川。
あ、自分のイメージです、これ。
いつも自分で北アルプスに行く時は、有料バスで乗り入れないといけない上高地経由はどうしても敬遠してしまうが、いくみんに北アルプスを知ってもらうには行っておかないと、と思いこのルートを選定。
ただ前穂まで行ってしまったのはやり過ぎの感あり。
いくみんには危険な個所が多く、見てる方がドキドキ

完全に岩登りだもんな。
いくみんは北アルプス初挑戦。
初挑戦どころか、最近は運動と言う運動も週に一回のアクアビクスだけ。
なので涸沢で引き返すパターンも想定してた次第。
頑張ってましたわ。
あ、それに金欠な北アルプスになりました
詳細は後日!
その2へつづく
北アルプスは穂高へ

いくみんとの2人旅は自分にとって今年一番のイベント。
去年から考えてましたよ。
個人的には幸せな3日間でした。
ルートは・・・
1日目 上高地→横尾山荘→涸沢ヒュッテ
2日目 涸沢ヒュッテ→ザイテングラート→穂高岳山荘→涸沢岳(空身)
3日目 穂高岳山荘→奥穂高岳→吊尾根→前穂高岳(空身)→重太郎新道→上高地
やはり北アルプスといえば穂高、涸沢、梓川。
あ、自分のイメージです、これ。
いつも自分で北アルプスに行く時は、有料バスで乗り入れないといけない上高地経由はどうしても敬遠してしまうが、いくみんに北アルプスを知ってもらうには行っておかないと、と思いこのルートを選定。
ただ前穂まで行ってしまったのはやり過ぎの感あり。
いくみんには危険な個所が多く、見てる方がドキドキ

完全に岩登りだもんな。
いくみんは北アルプス初挑戦。
初挑戦どころか、最近は運動と言う運動も週に一回のアクアビクスだけ。
なので涸沢で引き返すパターンも想定してた次第。
頑張ってましたわ。
あ、それに金欠な北アルプスになりました

詳細は後日!
その2へつづく