2011年08月24日
北アルプス初挑戦の妻と一緒に穂高! その2
その1はこちら
8月13日
23時過ぎに出発するもいくみんの忘れ物で結局24時スタート。
これがこの貧乏山行を決定付ける
8月14日 00時過ぎ
夫婦そろって現金を持っていないことに気付く。
手持ち9000円ほど。
小銭をかき集めても1万円ほどだ。
ザクッと必要経費を計算するとバス代往復大人2人で4000円。
駐車場代1500円。
テント泊代2000円。
水代600円ほど。
最低でも2泊3日で合計で8000円ほど必要。
いつもなら必要ないバス代、駐車場代が痛すぎる…
これじゃ楽しみのビールも満足に買えん!
ということで、コンビニのATMっを巡るがどこも24時までが取扱時間。
夜中に唯一取引できるのがゆうちょだけ。
いくみん、持ってる!と大事にそうにカバンの中から出してきた。
・・・通帳だけ。
つかえねー(通帳でお金はおろせません)
移動中、あの手この手を考えるがどれもあきません。
山小屋ではカード使えんの?といくみんに聞かれるが、どう考えても使えんやろ!と返答するものの、実際のところは知りません。ま、常識からいって無理だよなぁ。
そんなこんなしてる間にいくみんは爆睡し、結局このまま上高地に突入することに。
山で使える現金は2000円しかない!
こんな切羽詰まった山行は初めてや・・・。
一人車を快調に飛ばし、04時にアカンダナ駐車場到着。
バスの切符を買いに行くとすでに10人程のバス待ち人。
始発は4時50分なのにご苦労なことで。
ちなみに若干の期待を抱いていたバスチケットの自動販売機、クレジットカード使えず
今日は一日結構の距離を歩く予定だし、早くスタートしたい。
バスが満員で乗れないって事は絶対に避けたいので、4時10分過ぎに寝ているいくみんを起こして一緒にバス待ち。並んですぐ、あっという間に倍以上の人数がバス待ちに。
ただ体調不良ないくみん、バスターミナルでも一人寝ます
4時50分。時間通りバスはアカンダナ駐車場を出発。
いよいよです。
準備体操もせず歩き出します。
体調不良のいくみんも寝まくったおかげか、なんとか大丈夫そう。
登山届を提出し、5時30分にスタート。
5時38分に小梨平キャンプ場を通過。
6時20分に明神館通過。
若干のトイレ休憩を挟んで出発。
明神岳が見える。この山行で初めて見る北アルプス的な風景。
この山行で気になっていたのが、トイレ。
いくみんはトイレが汚いのが苦手で…山のトイレは、、、ねぇ。
結局山の上でもトイレに行く回数を少しでも減らすべく、なるべく水分をとらずにいたいくみん。
そんなんじゃ楽しい山も楽しくなくなるぞ、小さい事気にすんなや~
07時27分 徳沢キャンプ場通過。
テントを干して、朝日で湯気が昇る風景。なんとも贅沢。
ここで有名なのはソフトクリーム
いつもなら先を急ぐ時間だけど、今回の山行は自分にとっては楽しいハイキングみたいな感覚だったので当初計画では食べる気満々!
しかし2000円しか余裕が無い金欠夫婦(いや自分だけか)は一銭も使えず退散
ここでアイス食べるか上でビール飲むかどっちがいい?と言われたらを取りますです。はい
8時59分 休憩を取り横尾山荘を出発。
ここまでは平たんな道なので、ほぼコースタイム通り。
さぁ、ここからが本格的な山登りだぞ。
吊橋を渡り、屏風岩を巻くように穂高岳の懐に潜り込む涸沢への道だ。
吊橋から今回の目標の一つ前穂高岳を臨む。
あそこ登るでーという声に…あんなとこ行けるの?といういくみん。
うん、果てしなく遠いな
屏風岩。この岩に登るって人が居るんだからすごいね。
この岩を左手に見ながら歩いていく。
途中、ひーこらひーこら言ってるいくみんが休憩してる時に見えたアルプスの姿。
おっ?うん?おー!大キレットやんかー!
去年歩いた道を興奮気味にあーだこーだと伝えるが、どうもピンと来てないいくみん。
歩いてもないんだからそりゃそうだわな。
それどころか、聞く余裕もないほどこの辺りでは疲労して来てた。
正直、大した場所は登ってないのだけど。この先が大変そうだー
本日唯一?のロープ場かな。
上高地から涸沢ヒュッテまでは危険個所は全くない。
でも風景は綺麗だし、歩きやすいし、北アルプスを手軽に楽しむなら最高の道かな。
是非お勧めしたいルートだな。うちも友達誘って行きたいな。
こんな感じの石階段をずっと歩いていく。
高度は少しずつ上げていくが、大した勾配ではない。
でもいくみんこんな感じー
肺摘出手術の影響なのか、ただ単に運動不足なのか、すぐに息が上がります。
でもでも奴ら(長男坊以下)みたいに泣き言は一切言いません。
さすが大人!
楽だ、楽過ぎるー!!
あかん、なんか歩いてるだけなのにむっちゃ楽しい~
13時20分 はい。とうとう到着です。涸沢ヒュッテ。
最後の石段では数歩歩いては休み、数歩歩いては休みの繰り返し。
よく頑張りました!
コースタイムで6時間ちょっとを休憩含めて8時間弱。
大体予想していた通り。
表情を見せられないところが残念だけど、正直とても見せられる表情じゃりませぬ。
疲労により上高地出発から10歳は年老いました
しかししかし、その亀さん歩きのおかげで思わぬ副産物が。
私、全く膝が痛くありましぇーん!
これは新たに導入したサポーターのおかげなのか、ペースのおかげなのか分からないところですが、何せ何の不都合もなくテン場を歩ける幸せったらありません!サイコー!
誰のおかげ?と疲労困憊で言ういくみんに笑顔無し
そして念願のビール!
買うぞ買うぞ買っちゃうぞー!700円?安いもんやんけー
…残金1300円。
涸沢ヒュッテ名物、おでんは断腸の思いで諦めた
そして、いくみんとテントをサクッとたてて飯!
大人二人だと設置が早い!
家から持って来たハムを焼いてビールのアテに。
うっうまい!うま過ぎるー!
えー、いくみんはテントで沈
一人飲みした後、夜勤明けで車を運転してきた疲れが一気に出たようで、テントに潜り込んだが最後。涸沢からの夕焼けを楽しみにしてたのに一瞬で辺りは暗闇に。あ~やっちゃったって感じ。
気付いたら20時をまわってた。
もう寝るしかなかった。
轟沈
その3に続く。
8月13日
23時過ぎに出発するもいくみんの忘れ物で結局24時スタート。
これがこの貧乏山行を決定付ける
8月14日 00時過ぎ
夫婦そろって現金を持っていないことに気付く。
手持ち9000円ほど。
小銭をかき集めても1万円ほどだ。
ザクッと必要経費を計算するとバス代往復大人2人で4000円。
駐車場代1500円。
テント泊代2000円。
水代600円ほど。
最低でも2泊3日で合計で8000円ほど必要。
いつもなら必要ないバス代、駐車場代が痛すぎる…
これじゃ楽しみのビールも満足に買えん!
ということで、コンビニのATMっを巡るがどこも24時までが取扱時間。
夜中に唯一取引できるのがゆうちょだけ。
いくみん、持ってる!と大事にそうにカバンの中から出してきた。
・・・通帳だけ。
つかえねー(通帳でお金はおろせません)
移動中、あの手この手を考えるがどれもあきません。
山小屋ではカード使えんの?といくみんに聞かれるが、どう考えても使えんやろ!と返答するものの、実際のところは知りません。ま、常識からいって無理だよなぁ。
そんなこんなしてる間にいくみんは爆睡し、結局このまま上高地に突入することに。
山で使える現金は2000円しかない!
こんな切羽詰まった山行は初めてや・・・。
一人車を快調に飛ばし、04時にアカンダナ駐車場到着。
バスの切符を買いに行くとすでに10人程のバス待ち人。
始発は4時50分なのにご苦労なことで。
ちなみに若干の期待を抱いていたバスチケットの自動販売機、クレジットカード使えず
今日は一日結構の距離を歩く予定だし、早くスタートしたい。
バスが満員で乗れないって事は絶対に避けたいので、4時10分過ぎに寝ているいくみんを起こして一緒にバス待ち。並んですぐ、あっという間に倍以上の人数がバス待ちに。
ただ体調不良ないくみん、バスターミナルでも一人寝ます
4時50分。時間通りバスはアカンダナ駐車場を出発。
いよいよです。
準備体操もせず歩き出します。
体調不良のいくみんも寝まくったおかげか、なんとか大丈夫そう。
登山届を提出し、5時30分にスタート。
5時38分に小梨平キャンプ場を通過。
6時20分に明神館通過。
若干のトイレ休憩を挟んで出発。
明神岳が見える。この山行で初めて見る北アルプス的な風景。
この山行で気になっていたのが、トイレ。
いくみんはトイレが汚いのが苦手で…山のトイレは、、、ねぇ。
結局山の上でもトイレに行く回数を少しでも減らすべく、なるべく水分をとらずにいたいくみん。
そんなんじゃ楽しい山も楽しくなくなるぞ、小さい事気にすんなや~
07時27分 徳沢キャンプ場通過。
テントを干して、朝日で湯気が昇る風景。なんとも贅沢。
ここで有名なのはソフトクリーム
いつもなら先を急ぐ時間だけど、今回の山行は自分にとっては楽しいハイキングみたいな感覚だったので当初計画では食べる気満々!
しかし2000円しか余裕が無い金欠夫婦(いや自分だけか)は一銭も使えず退散
ここでアイス食べるか上でビール飲むかどっちがいい?と言われたらを取りますです。はい
8時59分 休憩を取り横尾山荘を出発。
ここまでは平たんな道なので、ほぼコースタイム通り。
さぁ、ここからが本格的な山登りだぞ。
吊橋を渡り、屏風岩を巻くように穂高岳の懐に潜り込む涸沢への道だ。
吊橋から今回の目標の一つ前穂高岳を臨む。
あそこ登るでーという声に…あんなとこ行けるの?といういくみん。
うん、果てしなく遠いな
屏風岩。この岩に登るって人が居るんだからすごいね。
この岩を左手に見ながら歩いていく。
途中、ひーこらひーこら言ってるいくみんが休憩してる時に見えたアルプスの姿。
おっ?うん?おー!大キレットやんかー!
去年歩いた道を興奮気味にあーだこーだと伝えるが、どうもピンと来てないいくみん。
歩いてもないんだからそりゃそうだわな。
それどころか、聞く余裕もないほどこの辺りでは疲労して来てた。
正直、大した場所は登ってないのだけど。この先が大変そうだー
本日唯一?のロープ場かな。
上高地から涸沢ヒュッテまでは危険個所は全くない。
でも風景は綺麗だし、歩きやすいし、北アルプスを手軽に楽しむなら最高の道かな。
是非お勧めしたいルートだな。うちも友達誘って行きたいな。
こんな感じの石階段をずっと歩いていく。
高度は少しずつ上げていくが、大した勾配ではない。
でもいくみんこんな感じー
肺摘出手術の影響なのか、ただ単に運動不足なのか、すぐに息が上がります。
でもでも奴ら(長男坊以下)みたいに泣き言は一切言いません。
さすが大人!
楽だ、楽過ぎるー!!
あかん、なんか歩いてるだけなのにむっちゃ楽しい~
13時20分 はい。とうとう到着です。涸沢ヒュッテ。
最後の石段では数歩歩いては休み、数歩歩いては休みの繰り返し。
よく頑張りました!
コースタイムで6時間ちょっとを休憩含めて8時間弱。
大体予想していた通り。
表情を見せられないところが残念だけど、正直とても見せられる表情じゃりませぬ。
疲労により上高地出発から10歳は年老いました
しかししかし、その亀さん歩きのおかげで思わぬ副産物が。
私、全く膝が痛くありましぇーん!
これは新たに導入したサポーターのおかげなのか、ペースのおかげなのか分からないところですが、何せ何の不都合もなくテン場を歩ける幸せったらありません!サイコー!
誰のおかげ?と疲労困憊で言ういくみんに笑顔無し
そして念願のビール!
買うぞ買うぞ買っちゃうぞー!700円?安いもんやんけー
…残金1300円。
涸沢ヒュッテ名物、おでんは断腸の思いで諦めた
そして、いくみんとテントをサクッとたてて飯!
大人二人だと設置が早い!
家から持って来たハムを焼いてビールのアテに。
うっうまい!うま過ぎるー!
えー、いくみんはテントで沈
一人飲みした後、夜勤明けで車を運転してきた疲れが一気に出たようで、テントに潜り込んだが最後。涸沢からの夕焼けを楽しみにしてたのに一瞬で辺りは暗闇に。あ~やっちゃったって感じ。
気付いたら20時をまわってた。
もう寝るしかなかった。
轟沈
その3に続く。
この記事へのコメント
はじめまして。
「まにあ道」というサイトを運営しているまにあ道事務局と申します。
突然コメントさせていただいたのは、貴方のブログが大変興味深く
まにあ道にも是非ご掲載していただきたいと思ったためです。
まにあ道とは「趣味と遊びを極める」をコンセプトとした、マニアな知識や情報をみんなで楽しめるコミュニティサイトです。「まにあ」な人もそうでない人も、思い思いの方法で参加されています。
また、まにあ道のコンテンツの一つである「マニアーナ!チャンネル」は
東海テレビの番組「まに=DO!(マニワドゥ!)」としてテレビ番組にもなりました。
貴方のブログの内容はとても興味深く、ぜひまにあ道にも参加していただきたいと思っております。登山について書いていただいて、ご自身のブログへ誘導下さい。ライティング料等はお出しできないのですが、少なからず貴方のブログのアクセスアップに貢献できるかと思います。
まにあ道は完全に無料のコミュニティサイトですので、よろしければ
ぜひお気軽にご参加ください!よろしくお願いいたします!
「まにあ道」というサイトを運営しているまにあ道事務局と申します。
突然コメントさせていただいたのは、貴方のブログが大変興味深く
まにあ道にも是非ご掲載していただきたいと思ったためです。
まにあ道とは「趣味と遊びを極める」をコンセプトとした、マニアな知識や情報をみんなで楽しめるコミュニティサイトです。「まにあ」な人もそうでない人も、思い思いの方法で参加されています。
また、まにあ道のコンテンツの一つである「マニアーナ!チャンネル」は
東海テレビの番組「まに=DO!(マニワドゥ!)」としてテレビ番組にもなりました。
貴方のブログの内容はとても興味深く、ぜひまにあ道にも参加していただきたいと思っております。登山について書いていただいて、ご自身のブログへ誘導下さい。ライティング料等はお出しできないのですが、少なからず貴方のブログのアクセスアップに貢献できるかと思います。
まにあ道は完全に無料のコミュニティサイトですので、よろしければ
ぜひお気軽にご参加ください!よろしくお願いいたします!
Posted by まにあ道事務局 at 2011年08月24日 15:56