2021年02月25日
最高か!越前甲へ
個人的に雪のある時期に行きたかった県内の山の一つ、越前甲(エチゼンカブト)。
夏にも行った事ないんだけど、夏より冬に行って見たかった。
先週、次の休みに天気良ければ越前甲に行こうかな〜と漫然と考える。
そんな時、銀杏峰〜部子山縦走時に遭遇した会社の大先輩と喋ってると、同じ日に同じ山を狙っているみたい。
先に行って(大先輩は5時過ぎスタート、とても起きれましぇん・・・(^^;;)トレース付けといたるわ!と。
どーも、天気は最高。
予定通り越前甲(もちろん、その先の加賀甲と大日山も狙うつもりです)へ出発!
勝山IC降りて車中から見えた目的の越前甲方面。

今から登る方面、めちゃめちゃイキり立っとるやん!:(;゙゚'ω゚'):
(ま、等高線から相当な急登であることは想定してたものの・・・)
確かに兜っぽいな!
夏にも行った事ないんだけど、夏より冬に行って見たかった。
先週、次の休みに天気良ければ越前甲に行こうかな〜と漫然と考える。
そんな時、銀杏峰〜部子山縦走時に遭遇した会社の大先輩と喋ってると、同じ日に同じ山を狙っているみたい。
先に行って(大先輩は5時過ぎスタート、とても起きれましぇん・・・(^^;;)トレース付けといたるわ!と。
どーも、天気は最高。
予定通り越前甲(もちろん、その先の加賀甲と大日山も狙うつもりです)へ出発!
勝山IC降りて車中から見えた目的の越前甲方面。
今から登る方面、めちゃめちゃイキり立っとるやん!:(;゙゚'ω゚'):
(ま、等高線から相当な急登であることは想定してたものの・・・)
確かに兜っぽいな!
07時過ぎに駐車場に到着し、準備して07時半頃スタート。

駐車場はあまごの宿という旅館?の少し奥までしか入れないので、しばらくは道路上(雪道)を歩く。
少し歩いた時に振り返ったら見えた部子山。

もう当たりの日確定です!^ - ^
最初から想定通り、先行者のトレース。
会社の大先輩のものであること間違い無し。
ありがたくトレース泥棒させて頂く。
なんせこの山初めてだから、夏道ならまだしも、冬道は分からん・・・
で、トレースが想定しててた尾根筋より2本手前の尾根へ入って行く。
全然思ってたんと違う・・・( ̄▽ ̄;)
ここはこの山の経験者である先輩のトレースを信じてついて行く。
しばらく登ると、狙ってるであろう尾根筋が見えて来た。

写真右の鞍部分から左上へと登るようで。
あ、よく見ると雪崩れてますね・・・

ここ、いつも雪崩れるポイントの様です。
雪崩直下に来ました。
滅多な事はないと思いますが、行かれる方は時期や時間帯に気を付けて。

雪崩跡を左手に見ながら目的の尾根に到達。
ここからがこの山の本当のスタート。

大先輩は雪崩の手前からアイゼンにワカンを装着した様ですが、ここから急登になるので自分はアイゼンのみで。
振り返れば銀杏峰・部子山どーん!

この調子じゃ、この先どんな景色が見えるやら。
楽しみ〜
ですが、思ってた通りかなりの急登です。
(帰って調べたらこの尾根、平均斜度35%程あるみたい)
雪はそれほど締まってなく、アイゼンなのでガボるしシンドイ。

時折振り返って景色見ながら休憩です。
白山見えたー!

白山どころか、全部見える!
体力随分消耗し、ようやく冬道の尾根を登りきり、夏ルートに合流です。
が!
ここからも急登。
なぜかここだけ強風だし、今度は斜面もカッチカチになり、久々ピッケル取り出しました。
福井の低山ではいつも持っては行くけど、荷物になるだけのピッケル久々登場です。

この日は帰りもですが、結構助けられました。
石突きからブスッと刺し込み、何もない場所での手掛りに出来る安心感たるや、多少ズルズルいっても大丈夫と思える信頼感。
ダガーポジションで下りた場所も数カ所。
なかなか登り応えがある山です、冬の越前甲。
急斜面を抜け、ようやくなだからな場所に来ました。

もう越前甲の頂上は近いはず。
ここでアイゼンからスノーシューに履き替え。
が、スノーシュートラブルが発生し、随分なタイムロス。
何とかリカバリーしたものの、この位置(高度)での道具トラブルは命に関わる。
ちょっと焦ったー。
特に雪山ではスペアや代替品の準備が大事ね。
はい、リカバリー出来た事も含め、これは良い経験になりました。
左手には勝山、大野、奥に銀杏峰・部子山

振り返れば歩いて来た尾根道と白山・別山

今日は最高の景色ですわ〜

そして越前甲頂上までのビクトリーロード。
極楽ロード。どこでもどうぞ!

そして越前甲に到着!

頂上からは奥に大日山が見えてます。
頂上からは白山どーん!

大野は盆地という事がよく判ります。

今日はこの先に行きます。
大日山と加賀甲。
加賀甲は大日山避難小屋があり、そこも大日山も山中温泉トレイルレースで走った場所。
絶対に行きたいんです!
稜線をしばらく歩くとしっかり見えて来ました。
左に大日山避難小屋(加賀甲)、右のピークが大日山。

追記
越前甲から大日山までの稜線を北西にそのまま進むとコルの様になって急激に下ってる箇所あり。
北に進路をとるのが正解ですが、視界不良時には真っ直ぐ進んでしまう危険大だと思うので要注意です。
大先輩のトレースも先に進んでます。
大日山に向かってるみたいです。
追いかけます。
どこまで行ってるのかなー?
もう大日山に到着してるかなー?と思ってると、あら!?
引き返してくる大先輩にバッタリ。
あら?どうしました!?
危険箇所があるから、ここで引き返すわ
滑ったら200mは落ちるぞ
ザイルないと無理や
(スリングとお助けロープ8mは持って来たけど、さすがにザイルは持ってこんかった。そもそもハーネスも持って来てない・・・)
少し喋り、
行くんか?
とりあえずギリギリまで行って様子見て、無理なら引き返しますわ。
ほんなら落ちんか後ろから見といたる!
嫌な場所はここだったんですが、右も左も落ちてます。
ちょっと厳冬期、経ヶ岳の牛岩を彷彿とさせます。

今回は左から巻きましたが、確かに危ないポイントです。
越前甲から大日山への縦走、最高なんで是非行ってみてください!なんて適当な事は言えません。
自己責任でお願いします、という山かもしれません。
数年前、自分の山仲間が雪の経ヶ岳で200m滑落して大怪我しました。
本人からも自分の実兄(その時の山岳救助に出動)からも、その事故のリアルな話を聞いてるのでやっぱり怖いです。
雪質がカリカリだったら行かなかったかも知れませんが、緩んでいたので進みました。
この辺はその時の状況を考え、臨機応変に冷静に対応するんでしょうね。
その場の気分や体力に任せて進むなんて無理は禁物です。
(と、自分に言い聞かせてます)
という事で、大先輩も難所を抜けられました。

一緒に大日山に行けそうで嬉しいです。

ここさえ抜けたらもうパラダイスです。
歩いて来た稜線。

最高か!(笑)

大先輩は動画を撮る方なので、新雪に足跡が付いたら申し訳ないので大日山は後回しにして、自分はまず先に加賀甲に行く事とし、一旦お別れです。
気温が結構上がって来ました。直射日光で手元の温度計でMax5度くらいあったかも・・・

その奥に目指す加賀甲(大日山避難小屋)です。

加賀甲直下。
ここは極楽か!?( ̄∇ ̄)

加賀甲(大日山避難小屋)到着です!

ちなみに、山中温泉トレイルレースの時の加賀甲(大日山避難小屋)

奥には左から浄法寺山、南丈競山、北丈競山(先日行った!)、火燈山、富士写ヶ岳

これから向かう大日山方面

歩いて来た稜線(キレットの様な難所)と、奥に白山

大野方面を見に行ってみる。

残念ながら、我が実家はギリギリ山の陰みたい。

冬でも雪の中、役目を果たそうと待ってる避難小屋。感謝。

大日山のピークに大先輩がいるのが見えます。

そこから左手には小大日山へ繋がる稜線。

さ、大日山へ向かいます。

景色が全て綺麗です。ヤバす。
大日山山頂到着!

大日山の標識は雪に埋もれてました。
ちなみに、山中温泉トレイルレースの時の大日山山頂。

振り返って、先ほどいた避難小屋方面。

もー
今日は100点満点です!

銀杏峰・部子山

歩いて来た越前甲からの稜線の奥に荒島岳

風もそれほどなく、完璧でした。
名残惜しいですが、帰りますか。
巨大な雪庇。
落ちません様に・・・

さて、難所を越えますか。
その先にある痩せ尾根。

難所を大先輩と越えたら、ここでお別れです。
あとはそれぞれのペースで帰ります。
楽しめました。ありがとうございました〜

帰りは大先輩に教えてもらった通り、登りで使った尾根は通らず、トラバース。
大日峠にも行きたかったのでちょうど良かった。(峠好き(≧∀≦))
やや下りて、登った尾根を横から。
凄い急な尾根や〜( ̄▽ ̄;)
トラバースする様にBCのスキーヤーが残していった跡が見えます。

大日峠まで行き、トラバース気味に帰りました。
難しいところもありましたが、今日の山は最高でした。

ただ!
我が家に到着した時、駐車場にトレッキングポールを置き忘れて来た事に気付きました・・・
大先輩が回収してくれてる事を強く期待しています(≧∇≦)
駐車場はあまごの宿という旅館?の少し奥までしか入れないので、しばらくは道路上(雪道)を歩く。
少し歩いた時に振り返ったら見えた部子山。
もう当たりの日確定です!^ - ^
最初から想定通り、先行者のトレース。
会社の大先輩のものであること間違い無し。
ありがたくトレース泥棒させて頂く。
なんせこの山初めてだから、夏道ならまだしも、冬道は分からん・・・
で、トレースが想定しててた尾根筋より2本手前の尾根へ入って行く。
全然思ってたんと違う・・・( ̄▽ ̄;)
ここはこの山の経験者である先輩のトレースを信じてついて行く。
しばらく登ると、狙ってるであろう尾根筋が見えて来た。
写真右の鞍部分から左上へと登るようで。
あ、よく見ると雪崩れてますね・・・
ここ、いつも雪崩れるポイントの様です。
雪崩直下に来ました。
滅多な事はないと思いますが、行かれる方は時期や時間帯に気を付けて。
雪崩跡を左手に見ながら目的の尾根に到達。
ここからがこの山の本当のスタート。
大先輩は雪崩の手前からアイゼンにワカンを装着した様ですが、ここから急登になるので自分はアイゼンのみで。
振り返れば銀杏峰・部子山どーん!
この調子じゃ、この先どんな景色が見えるやら。
楽しみ〜
ですが、思ってた通りかなりの急登です。
(帰って調べたらこの尾根、平均斜度35%程あるみたい)
雪はそれほど締まってなく、アイゼンなのでガボるしシンドイ。
時折振り返って景色見ながら休憩です。
白山見えたー!
白山どころか、全部見える!
体力随分消耗し、ようやく冬道の尾根を登りきり、夏ルートに合流です。
が!
ここからも急登。
なぜかここだけ強風だし、今度は斜面もカッチカチになり、久々ピッケル取り出しました。
福井の低山ではいつも持っては行くけど、荷物になるだけのピッケル久々登場です。
この日は帰りもですが、結構助けられました。
石突きからブスッと刺し込み、何もない場所での手掛りに出来る安心感たるや、多少ズルズルいっても大丈夫と思える信頼感。
ダガーポジションで下りた場所も数カ所。
なかなか登り応えがある山です、冬の越前甲。
急斜面を抜け、ようやくなだからな場所に来ました。
もう越前甲の頂上は近いはず。
ここでアイゼンからスノーシューに履き替え。
が、スノーシュートラブルが発生し、随分なタイムロス。
何とかリカバリーしたものの、この位置(高度)での道具トラブルは命に関わる。
ちょっと焦ったー。
特に雪山ではスペアや代替品の準備が大事ね。
はい、リカバリー出来た事も含め、これは良い経験になりました。
左手には勝山、大野、奥に銀杏峰・部子山
振り返れば歩いて来た尾根道と白山・別山
今日は最高の景色ですわ〜
そして越前甲頂上までのビクトリーロード。
極楽ロード。どこでもどうぞ!
そして越前甲に到着!
頂上からは奥に大日山が見えてます。
頂上からは白山どーん!
大野は盆地という事がよく判ります。
今日はこの先に行きます。
大日山と加賀甲。
加賀甲は大日山避難小屋があり、そこも大日山も山中温泉トレイルレースで走った場所。
絶対に行きたいんです!
稜線をしばらく歩くとしっかり見えて来ました。
左に大日山避難小屋(加賀甲)、右のピークが大日山。
追記
越前甲から大日山までの稜線を北西にそのまま進むとコルの様になって急激に下ってる箇所あり。
北に進路をとるのが正解ですが、視界不良時には真っ直ぐ進んでしまう危険大だと思うので要注意です。
大先輩のトレースも先に進んでます。
大日山に向かってるみたいです。
追いかけます。
どこまで行ってるのかなー?
もう大日山に到着してるかなー?と思ってると、あら!?
引き返してくる大先輩にバッタリ。
あら?どうしました!?
危険箇所があるから、ここで引き返すわ
滑ったら200mは落ちるぞ
ザイルないと無理や
(スリングとお助けロープ8mは持って来たけど、さすがにザイルは持ってこんかった。そもそもハーネスも持って来てない・・・)
少し喋り、
行くんか?
とりあえずギリギリまで行って様子見て、無理なら引き返しますわ。
ほんなら落ちんか後ろから見といたる!
嫌な場所はここだったんですが、右も左も落ちてます。
ちょっと厳冬期、経ヶ岳の牛岩を彷彿とさせます。
今回は左から巻きましたが、確かに危ないポイントです。
越前甲から大日山への縦走、最高なんで是非行ってみてください!なんて適当な事は言えません。
自己責任でお願いします、という山かもしれません。
数年前、自分の山仲間が雪の経ヶ岳で200m滑落して大怪我しました。
本人からも自分の実兄(その時の山岳救助に出動)からも、その事故のリアルな話を聞いてるのでやっぱり怖いです。
雪質がカリカリだったら行かなかったかも知れませんが、緩んでいたので進みました。
この辺はその時の状況を考え、臨機応変に冷静に対応するんでしょうね。
その場の気分や体力に任せて進むなんて無理は禁物です。
(と、自分に言い聞かせてます)
という事で、大先輩も難所を抜けられました。
一緒に大日山に行けそうで嬉しいです。
ここさえ抜けたらもうパラダイスです。
歩いて来た稜線。
最高か!(笑)
大先輩は動画を撮る方なので、新雪に足跡が付いたら申し訳ないので大日山は後回しにして、自分はまず先に加賀甲に行く事とし、一旦お別れです。
気温が結構上がって来ました。直射日光で手元の温度計でMax5度くらいあったかも・・・
その奥に目指す加賀甲(大日山避難小屋)です。
加賀甲直下。
ここは極楽か!?( ̄∇ ̄)
加賀甲(大日山避難小屋)到着です!
ちなみに、山中温泉トレイルレースの時の加賀甲(大日山避難小屋)
奥には左から浄法寺山、南丈競山、北丈競山(先日行った!)、火燈山、富士写ヶ岳
これから向かう大日山方面
歩いて来た稜線(キレットの様な難所)と、奥に白山
大野方面を見に行ってみる。
残念ながら、我が実家はギリギリ山の陰みたい。
冬でも雪の中、役目を果たそうと待ってる避難小屋。感謝。
大日山のピークに大先輩がいるのが見えます。
そこから左手には小大日山へ繋がる稜線。
さ、大日山へ向かいます。
景色が全て綺麗です。ヤバす。
大日山山頂到着!
大日山の標識は雪に埋もれてました。
ちなみに、山中温泉トレイルレースの時の大日山山頂。
振り返って、先ほどいた避難小屋方面。
もー
今日は100点満点です!
銀杏峰・部子山
歩いて来た越前甲からの稜線の奥に荒島岳
風もそれほどなく、完璧でした。
名残惜しいですが、帰りますか。
巨大な雪庇。
落ちません様に・・・
さて、難所を越えますか。
その先にある痩せ尾根。
難所を大先輩と越えたら、ここでお別れです。
あとはそれぞれのペースで帰ります。
楽しめました。ありがとうございました〜
帰りは大先輩に教えてもらった通り、登りで使った尾根は通らず、トラバース。
大日峠にも行きたかったのでちょうど良かった。(峠好き(≧∀≦))
やや下りて、登った尾根を横から。
凄い急な尾根や〜( ̄▽ ̄;)
トラバースする様にBCのスキーヤーが残していった跡が見えます。
大日峠まで行き、トラバース気味に帰りました。
難しいところもありましたが、今日の山は最高でした。

ただ!
我が家に到着した時、駐車場にトレッキングポールを置き忘れて来た事に気付きました・・・
大先輩が回収してくれてる事を強く期待しています(≧∇≦)
Posted by たかぼー at 23:30│Comments(0)
│越前甲・加賀甲・大日山