2020年11月02日
サブスリーの壁を突き破れ!前編
長良川トライアルマラソン当日。
05時前に自宅を出発し、1時間40分程で会場である長良川公園へ。
07時前に着いた会場は岐阜城のすぐ下だった。

天気は良過ぎるほど。
気温も予報20度まで上がりそう。
この大会、新型コロナ対策で一斉スタートではなく、08時〜09時までの間に自由にスタート出来る方式。
気温が高くならないうちの08時にスタートした方が良さそうだ。
よってこの大会にグロスタイムは存在せずネットタイムが公式記録になる。
RUNNETを運営しているアールビーズが全国各地で開催していて、そのタイムは全日本マラソンランキングにも載せてくれるそうな。
05時前に自宅を出発し、1時間40分程で会場である長良川公園へ。
07時前に着いた会場は岐阜城のすぐ下だった。
天気は良過ぎるほど。
気温も予報20度まで上がりそう。
この大会、新型コロナ対策で一斉スタートではなく、08時〜09時までの間に自由にスタート出来る方式。
気温が高くならないうちの08時にスタートした方が良さそうだ。
よってこの大会にグロスタイムは存在せずネットタイムが公式記録になる。
RUNNETを運営しているアールビーズが全国各地で開催していて、そのタイムは全日本マラソンランキングにも載せてくれるそうな。
準備して、アップをしてたらスマホ落とす。
拾ってくれそうになったその方が、なんと我が県の有名ユーチューバーYさんだった。
今回のマラソン大会、個人的に外せない3名の人物が登場する( ̄∇ ̄)
このユーチューバーYさんと、長身フォアフットランナーさん、サブ10ウルトラランナーさんの3人。
さて、08時きっかりにソーシャルディスタンスで間隔を開けたスタート。
ずいぶん前の方にユーチューバーYさん。
最大の目標はサブスリー。
当初の予定通り、4分12秒キープで行く所存。
スタートし、500mもしないうちに同じようなランナーさんの集団になる。
その数、11名だ。11名の集団で走る。
その先頭に立ってたのが190cm近くある長身フォアフットランナーさんだ。
その長身が故、完全に集団のランドマーク(≧∀≦)
ビックリするほどのフォアフット。
踵が地面に着いてない・・・(@_@)
これで42km、もつんかえ・・・?
世の中には色々な走り方をする人がいるもんだ。
ランパンランシャツからは完全にどこぞのランニングクラブ所属って感じ。
その長身フォアフットランナーさんのすぐ横にサブ10ウルトラランナーさん。
なぜサブ10と知ってるかと言うと、ゴール後たくさん話したから。
この方、サブスリーはもちろん、ウルトラのサブ10(100kmを10時間切り)も何度もしてるウルトラランナーさんだった。
若干首を傾げて走る。
ユーチューバーYさんは相当前で、ひょっとしてサブエガ狙い!?(2時間50分切り)
(この方、来年還暦だそうな・・・恐るべし・・・)
どんどん差は開いて(周回コースなので分かる)、500mは前にいる。はえー!
自分の作戦はキロ4分12秒をイーブンで30kmまで行くこと。
死んだふり作戦で行く。
30kmまでは寝てろと誰かが言ったそうだが、まさにその通りの作戦を実行する。
30kmまではとにかく何も考えず、ひたすら前の同じようなペースの人について行く。
ついた集団が長身フォアフットランナーさんとサブ10ウルトラランナーさんの集団だった。
その2名が作りだしたペースがキロ4分10秒。
うーん、少し速いが誤差範囲。
せっかくだからこの集団につこうと考え、さらに数km。
アベレージタイムが少しづつ上がって、気付けばあれ?
キロ4分5秒ほどになっとるやん。
(変なところで時計触っちゃったから0.5km表示になっちゃった)

詐欺や( ̄▽ ̄;)
騙された!
速いよー!( ;∀;)と思いながら、ついて行く。
ここまで来てやっぱヤーメタはバタバタになっちゃう。
4分10秒で良いのに〜
その詐欺ペースのおかげ( ̄∇ ̄)で、10kmに到達した頃には11名の集団が6名に減少。
相変わらずランドマークの長身フォアフットランナーさんが牽引。
足取りは確かだ。
その隣にキッチリサブ10ウルトラランナーさん。
こちらは多少前後に落ち着かないが、まだまだ余力はありそう。
しばし考える。
4分5秒ペースは相当速いが、20kmまではこのままつこう。
自分にまだ余裕はある。20kmまでなら大丈夫。
20kmになったらその時に考えよう。

20kmに到達。
ランドマークの長身フォアフットランナーさんは好調だ。
全くその豪快なフォアフットが崩れるそぶりは全くない。
たまに3分台までスピードを上げ、揺さぶられる集団。
まったく、疲れを知らないのか、このランナーは・・・
そしてサブ10ウルトラランナーさんがこの辺りで右腿をパンパンと叩く仕草。
ちょっと心配だ。
20kmの時点で集団は4名に減少。この2名と自分も含め4名。
残りの1名は途中で合流して来たランナーさんで、ひょっとしたら周回が違う方(フリースタートなので)かもしれない。
サブ10ウルトラランナーさんが消えてしまったらペースを3分台に上げコバンザメ戦法の自分を振り払うような動きをする巨神兵のように見えて来た長身フォアフットランナーさんとのランデブーになっちゃうじゃないか( ;∀;)
さぁどうするのさ?
死んだフリしてるけど、着実に体力は削がれて来たよ。
このままのペース(4分5秒)で行けるのか?
自分の目標は?目指すところは何?
サブスリー でしょ?
このペースで行ったら潰れる可能性高いよ。
足もキツくなって来てる。
今なら間に合う。
ペースを落とそう。
たぶん今の感じからすると30kmまでならこのペースでも付いて行ける。
でもここはあえて目標の為にペースを落とすと決めた。
付いて行けないんじゃない。あえて落とすだけだ。
4分10秒まで落とそう。
巨神兵さん(名前変わっとるがなw)、サブ10ウルトラランナーさん、今までありがとうございました。
私は去ります・・・
どんどん離れて行くランドマークさん(いや、名前よw)
あーあ、ここからは一人旅か・・・
長身フォアフットランナーさん、大きいから、なかなか視界から消えないな・・・
って、全然離れていかないな・・・
あら?
長身フォアフットランナーさん、ペース落としました?
さっきまで離れてた長身フォアフットランナーさんがまた目の前に。
もちろんサブ10ウルトラランナーさんも一緒。
こっちも4分10秒まで落とし切れないし、あっちもキツいのかな?
こりゃ再度付くっきゃないでしょ。
もう死なば諸共。
30kmまで一緒に行きましょー!

さー!来たぞー
30km到達!
あと12km!
死んだフリ作戦終了!
ここからが勝負!
さぁ振り絞れー
辛い時間もあと50分ほどの辛抱よ。
自分の足に聞く。
行けるのか?
うん?無理!と即答( ̄▽ ̄)
このペースを維持するのが精一杯。
とりあえずあと2km、このまま2人について行こう。
2km進めば、残り10km。
その距離なら騙し騙し、悪くても4分30秒では行ける。
お願いしますね長身フォアフットランナーさんとサブ10ウルトラランナーさん!
!?
って、あれ!?
めちゃめちゃ体楽なんですけどー
なんでー?
と思ってたら、一緒に走ってた4人集団の1名がスッと先頭に。
我に帰って時計を見たらキロ4分17秒。
急激に落ちた。
そりゃ楽なはず。
嘘でしょ!?
嘘だと言ってくれ巨神兵!(名前よw)
急激にペースが落ちた長身フォアフットランナーさん。
サブ10ウルトラランナーさんもペースを上げる素振りはなく、運命を共する様子。
この落ちは落とした訳じゃなく、落ちたもの。
ここまでずっと後ろに付いて来たけど、初めて2人の前に出る。
2時間以上一緒に走って来た2名が急にいなくなる虚無感。
無敵と思われた巨神兵が目前から居なくなり、ランドマークが無くなった。
ペースが、ペースがまったく掴めねー(≧∀≦)
30kmを過ぎ、図らずも死んだフリが出来なくなった危機的状況。
ペースも掴めず、目標も失い、ふと我に気付くと呼吸の乱れ。
やばい、苦しい。
心拍を見れば一目瞭然。
30km過ぎた辺りから心拍右肩上がり。
まさにここからが勝負!

ペースを落とすな、でも目標がねーよ!
ペースが乱高下。
バタバタしてしまい、ここで一番恐れてた脹脛ピクピクッ!が来たー!
ヤバイ!攣る攣る!
焦るな焦るな、コムレケアゼリー投入!
ペースを落とせ、フォアフット気味の着地と離地は即中止!
接地は踵を固定して、ヒールストライク気味に。
スピードが出ないぜー( ̄▽ ̄;)
ヤバイぜ〜
そんな絶体絶命なタイミングで、
おっ!!
50mほど先に見えた赤いランナー。
我が県が誇る有名ユーチューバーYさんハケーン!(OvO)
30kmを過ぎた地点で、ようやく見えたユーチューバーYさんの背中。
あそこまで、とにかくあそこまでたどり着こう。
クー!キツいぜー
後編に続く
拾ってくれそうになったその方が、なんと我が県の有名ユーチューバーYさんだった。
今回のマラソン大会、個人的に外せない3名の人物が登場する( ̄∇ ̄)
このユーチューバーYさんと、長身フォアフットランナーさん、サブ10ウルトラランナーさんの3人。
さて、08時きっかりにソーシャルディスタンスで間隔を開けたスタート。
ずいぶん前の方にユーチューバーYさん。
最大の目標はサブスリー。
当初の予定通り、4分12秒キープで行く所存。
スタートし、500mもしないうちに同じようなランナーさんの集団になる。
その数、11名だ。11名の集団で走る。
その先頭に立ってたのが190cm近くある長身フォアフットランナーさんだ。
その長身が故、完全に集団のランドマーク(≧∀≦)
ビックリするほどのフォアフット。
踵が地面に着いてない・・・(@_@)
これで42km、もつんかえ・・・?
世の中には色々な走り方をする人がいるもんだ。
ランパンランシャツからは完全にどこぞのランニングクラブ所属って感じ。
その長身フォアフットランナーさんのすぐ横にサブ10ウルトラランナーさん。
なぜサブ10と知ってるかと言うと、ゴール後たくさん話したから。
この方、サブスリーはもちろん、ウルトラのサブ10(100kmを10時間切り)も何度もしてるウルトラランナーさんだった。
若干首を傾げて走る。
ユーチューバーYさんは相当前で、ひょっとしてサブエガ狙い!?(2時間50分切り)
(この方、来年還暦だそうな・・・恐るべし・・・)
どんどん差は開いて(周回コースなので分かる)、500mは前にいる。はえー!
自分の作戦はキロ4分12秒をイーブンで30kmまで行くこと。
死んだふり作戦で行く。
30kmまでは寝てろと誰かが言ったそうだが、まさにその通りの作戦を実行する。
30kmまではとにかく何も考えず、ひたすら前の同じようなペースの人について行く。
ついた集団が長身フォアフットランナーさんとサブ10ウルトラランナーさんの集団だった。
その2名が作りだしたペースがキロ4分10秒。
うーん、少し速いが誤差範囲。
せっかくだからこの集団につこうと考え、さらに数km。
アベレージタイムが少しづつ上がって、気付けばあれ?
キロ4分5秒ほどになっとるやん。
(変なところで時計触っちゃったから0.5km表示になっちゃった)
詐欺や( ̄▽ ̄;)
騙された!
速いよー!( ;∀;)と思いながら、ついて行く。
ここまで来てやっぱヤーメタはバタバタになっちゃう。
4分10秒で良いのに〜
その詐欺ペースのおかげ( ̄∇ ̄)で、10kmに到達した頃には11名の集団が6名に減少。
相変わらずランドマークの長身フォアフットランナーさんが牽引。
足取りは確かだ。
その隣にキッチリサブ10ウルトラランナーさん。
こちらは多少前後に落ち着かないが、まだまだ余力はありそう。
しばし考える。
4分5秒ペースは相当速いが、20kmまではこのままつこう。
自分にまだ余裕はある。20kmまでなら大丈夫。
20kmになったらその時に考えよう。
20kmに到達。
ランドマークの長身フォアフットランナーさんは好調だ。
全くその豪快なフォアフットが崩れるそぶりは全くない。
たまに3分台までスピードを上げ、揺さぶられる集団。
まったく、疲れを知らないのか、このランナーは・・・
そしてサブ10ウルトラランナーさんがこの辺りで右腿をパンパンと叩く仕草。
ちょっと心配だ。
20kmの時点で集団は4名に減少。この2名と自分も含め4名。
残りの1名は途中で合流して来たランナーさんで、ひょっとしたら周回が違う方(フリースタートなので)かもしれない。
サブ10ウルトラランナーさんが消えてしまったらペースを3分台に上げコバンザメ戦法の自分を振り払うような動きをする巨神兵のように見えて来た長身フォアフットランナーさんとのランデブーになっちゃうじゃないか( ;∀;)
さぁどうするのさ?
死んだフリしてるけど、着実に体力は削がれて来たよ。
このままのペース(4分5秒)で行けるのか?
自分の目標は?目指すところは何?
サブスリー でしょ?
このペースで行ったら潰れる可能性高いよ。
足もキツくなって来てる。
今なら間に合う。
ペースを落とそう。
たぶん今の感じからすると30kmまでならこのペースでも付いて行ける。
でもここはあえて目標の為にペースを落とすと決めた。
付いて行けないんじゃない。あえて落とすだけだ。
4分10秒まで落とそう。
巨神兵さん(名前変わっとるがなw)、サブ10ウルトラランナーさん、今までありがとうございました。
私は去ります・・・
どんどん離れて行くランドマークさん(いや、名前よw)
あーあ、ここからは一人旅か・・・
長身フォアフットランナーさん、大きいから、なかなか視界から消えないな・・・
って、全然離れていかないな・・・
あら?
長身フォアフットランナーさん、ペース落としました?
さっきまで離れてた長身フォアフットランナーさんがまた目の前に。
もちろんサブ10ウルトラランナーさんも一緒。
こっちも4分10秒まで落とし切れないし、あっちもキツいのかな?
こりゃ再度付くっきゃないでしょ。
もう死なば諸共。
30kmまで一緒に行きましょー!
さー!来たぞー
30km到達!
あと12km!
死んだフリ作戦終了!
ここからが勝負!
さぁ振り絞れー
辛い時間もあと50分ほどの辛抱よ。
自分の足に聞く。
行けるのか?
うん?無理!と即答( ̄▽ ̄)
このペースを維持するのが精一杯。
とりあえずあと2km、このまま2人について行こう。
2km進めば、残り10km。
その距離なら騙し騙し、悪くても4分30秒では行ける。
お願いしますね長身フォアフットランナーさんとサブ10ウルトラランナーさん!
!?
って、あれ!?
めちゃめちゃ体楽なんですけどー
なんでー?
と思ってたら、一緒に走ってた4人集団の1名がスッと先頭に。
我に帰って時計を見たらキロ4分17秒。
急激に落ちた。
そりゃ楽なはず。
嘘でしょ!?
嘘だと言ってくれ巨神兵!(名前よw)
急激にペースが落ちた長身フォアフットランナーさん。
サブ10ウルトラランナーさんもペースを上げる素振りはなく、運命を共する様子。
この落ちは落とした訳じゃなく、落ちたもの。
ここまでずっと後ろに付いて来たけど、初めて2人の前に出る。
2時間以上一緒に走って来た2名が急にいなくなる虚無感。
無敵と思われた巨神兵が目前から居なくなり、ランドマークが無くなった。
ペースが、ペースがまったく掴めねー(≧∀≦)
30kmを過ぎ、図らずも死んだフリが出来なくなった危機的状況。
ペースも掴めず、目標も失い、ふと我に気付くと呼吸の乱れ。
やばい、苦しい。
心拍を見れば一目瞭然。
30km過ぎた辺りから心拍右肩上がり。
まさにここからが勝負!
ペースを落とすな、でも目標がねーよ!
ペースが乱高下。
バタバタしてしまい、ここで一番恐れてた脹脛ピクピクッ!が来たー!
ヤバイ!攣る攣る!
焦るな焦るな、コムレケアゼリー投入!
ペースを落とせ、フォアフット気味の着地と離地は即中止!
接地は踵を固定して、ヒールストライク気味に。
スピードが出ないぜー( ̄▽ ̄;)
ヤバイぜ〜
そんな絶体絶命なタイミングで、
おっ!!
50mほど先に見えた赤いランナー。
我が県が誇る有名ユーチューバーYさんハケーン!(OvO)
30kmを過ぎた地点で、ようやく見えたユーチューバーYさんの背中。
あそこまで、とにかくあそこまでたどり着こう。
クー!キツいぜー
後編に続く
タグ :長良川トライアルマラソン
Posted by たかぼー at 22:25│Comments(0)
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